CuraanaNow
「……けぷっ」
倒れている人を気にしていた赤い女が、路地から
一人だけ通りに出てきた。
「なるほどなるほど、
案外ここでも美味しい思いができるかも……
ホーウ!プレゼントは要らんかね~」
お腹がいっぱいになったサンタは、再び仕事?を始めるのだった。
in:娯楽区画
「ホーウ、そこの人、大丈夫?
プレゼント要る?」
真っ赤な服を着た季節外れの女。
今日の分のプレゼントをあらかた配り終えて、
ぶらぶらしていた所に、転がっている人を発見した。
「寝てるのかな……?」
転がっているあなたに、そっと耳打ちをする。
in:娯楽区画
「……ホッホーウ!それは良い情報を聞いたわ!
ありがとう、今度はもっと下で配ってみるよぉ。
警告も助かるわ!多少血の気の多い方が美……
んん、まあ、慣れてるから大丈夫!」
「じゃねえ、お気に召したらまた貰いに来ても
良いからね!」
ばいばい!と元気良く手を振って去っていくであろう
あなたを見送った──
in:メインボード
「毎度~っ!こちらこそありがとうだよぉ~!」
プレゼントを寄越して、更に礼を言う妙な女だ。
「……」
「……」
「……ホ?」
さあ、次も頑張ろう……!と思っていたら、
プレゼントを受け取った少女はいつまでもその場にとどまっている。
ずっと居られると邪魔だな、だとか、
もっと欲しいのかな?それならそれで有り難いな、とか。
健康状態が良さげで美味しそうだなだとか。
色々考えていた。
「……どうしたの?返品は効かないぞぉ!」
in:メインボード
「ホーウ?」
なるほど、ここにやってきてから周囲の
プレゼントに対する反応が良くなかったのは、
そもそもその様な文化が無い者も多いからか──と、
ようやく気付きを得た赤い女。
「えっと、私はサンタクロースと言って……
一年良い子で頑張った子にプレゼントを渡すのが仕事なのよ!
だから遠慮無く受け取るが良いよ、無くならないと私も帰れないし」
ずい、と一歩距離を詰め改めて、
押し付ける様に包みをあなたに差し出す。
in:メインボード
「……」
「……!」
「プレゼントは要らんかね!」
周りに居た人々を捌いた後に、視線に気付いた赤い女。
物陰のあなたに気付いて、プレゼントの包みを差し出してくる。
中身はキャンディやクッキー、子供騙しだが
上等な物を配るにはライセンスが必要。
サンタの世界は厳しいのだ。
in:メインボード
「え~、プレゼントは要らんかねぇ~、
ホーホーホウ!」
今日も時期と場所を外した真っ赤な女が
粗末なお菓子を綺麗にラッピングしたプレゼントを配っている。
異世界文化でお祝いムードになっている人間も居り、
それを受け取る者もちらほら。
in:メインボード
「えっ……あ、うん、わかったよぉ」
そこら辺の物陰や廃墟なんかでも構わなかったのだが、
何だか話が大きくなってしまった。
厚意を無下にするのも悪いかなと、赤い女は
袋を背負って、素直にあなたに付いていくのだった──
in:娯楽区画
「わぁ、ほんと!?
助かる、ありがと~!えっと、それじゃあ……
とりあえずは、今日休めるとこ……
寒さが凌げて、人が来なさそうな所……知らないかなぁ?」
プレゼントを捌かなくては帰る事もできないし、
ここから帰る方法も分からない。
しばらくここに滞在しなくてはいけないのなら、
まず必要なのは今晩の宿……
とは言え、この世界?の通貨も持ち合わせていない。
まとめ終わった荷物……いかにもサンタといった感じの
大きな袋を担いで、困った様子であなたに聞いてみた。
in:娯楽区画
「んん~……なんか最近子供も
こんなのじゃ中々喜ばないし、そんなに
キラキラされるとお姉さん、涙が出てきそう」
全く泣き出しそうな気配は無く、ニコニコしているが。
「……ところでぇ、お姉さん、
ちょっと、かなり、すご~く、迷子になったみたいなんだけど……
お嬢ちゃんは、この辺には詳しかったりするのかなぁ?」
この少女の様に快くプレゼントを受け取る者は
他には居なさそうだし、今は店終いをしようと
大きな袋に残った包みをしまいながら、あなたに問う。
in:娯楽区画
「……おお?
おお!お嬢ちゃん、お目が高い!
……はい、メリークリスマス!」
声を掛けられた真っ赤な女は大層機嫌が良さそうに、
あなたに飴玉やクッキーの入った包みを──
1、2……3包みまとめて差し出した!
in:娯楽区画
「豪華プレゼントが今ならタダだよぉ~、
持ってけドロボー!……あっ」
無料を強調していればぽつぽつとプレゼントを受け取る者も居たが、
その場で中身を見て突き返すもの、捨てていく者が多い。
プレゼントの中身は可愛らしくラッピングされた袋の……
エデンにおいても子供騙しに見える様なちゃちなお菓子の詰め合わせだ。
上等なプレゼントを配る役割は高ランクのサンタのものである。
「うう……このままじゃキングサンタにお尻を百叩きされる……
プレゼントは要りませんか!
全部渡してこないと怖いご主人にせっかんされるんですぅ!」
もう傍を通った人に押し付けていこうとキョロキョロ辺りを
見回しているが、一般通行人は
怪しい真っ赤な女に近寄ろうともしていない。
in:娯楽区画
「え~、プレゼント、プレゼントは要らんかねぇ~」
時期も場所も外した赤い衣装に身を包んだ女が、
道行く人にプレゼントを配っている。
それを受け取るものは多くなく、
逆に罵声や嘲笑、下卑た視線や言葉と言った物を
贈られるばかりだ。
「うう……場所が悪いのかな……」
in:娯楽区画
世間を騒がす夢魔だったが、懲らしめられて
サンタさんとして活動している異世界の女。
今年は寝坊して出遅れた上に
クリスマスどころじゃない世界へ迷い込んでしまったが、
とりあえず仕事を済ませようとしている。
基本的に反省はしていないので、
人様に悪戯を行う事がある。
※のんびり勢です。お返事遅くなったらごめんなさい。
あらゆる扱いがフリーです。
あなたのPCに色々な危害を加える事があります。
無理そうであれば故意でも偶然でも頭を叩けば逃げられます。
危害を加えられるのも大歓迎ですが、物凄く痛いのは
不得意かも知れません(NGではありません)
※何かあれば、何もなくても
PC、PL問わずご相談やロールプレイのメッセージ頂ければ
できるだけ対応させていただきます。
イラスト:みるくねこ様の立ち絵素材を使用させて頂いています。