CuraanaNow
──研究区画のある研究室に迷い込んでしまった機械人形。
探し物をしていたはずが、遠回りになって途方に暮れる。
「あちゃ〜……ここドコだっけ?
ん? ……培養カプセル……これって、まさか」
培養カプセルの中には、
よく知っている同郷の姉妹のような少女の複製体が眠っていた。
[管理番号238845684]と記されている。
本来なら人造でこそあれ人間である少女には、ふわふわの兎の耳と尻尾があった。
加えて、ただでさえ小さな少女の身体は、更にちんまりしていた。
「複雑ぅ……だケド……
探索者として長ければ、これも不思議じゃないってコトかぁ。
あのコ本人はいつか故郷に帰らせなきゃだケド、このコはそうもいかない」
無機物の機械人形は、恐る恐るその一室から脱出した。
in:研究区画
「ただいまでっす〜……ぐにょーん。
いやあ超ヤバのやばたにえんですぴょん〜……!
さー、いえっさー! ありがとさんきうっ!
うぃ。これ以上事故るとシェスたんのおサイフ超ぴんち……
いえす! ほどほどにがんばりまっす!」
治療担当キカイにとんてんかんかんと修理を受けながら、
ぐにゃーっとした手を振ってみせます。
in:クラアナ付近
「ぐんにゃりぐにょぐにょ〜〜〜……
超・いだだだだぁ〜……!
やっばぁ……ワイキョクチャン、いやすぎるぅ〜〜〜!
身体も、シザイも……いくつあっても足りないなーいっ!」
身体のあちこちがあらぬ方向にぐにゃぐにゃねじ曲がった機械人形。
既に何回か部位が吹き飛んでしまい、再チャレンジするにも痛い上にシザイが足りないようだ。
in:クラアナ付近
ぐんにゃり。目まぐるしく変わっていく空間に、機械の電脳は処理落ちしたようだ。
in:クラアナ内部
「んえぴ〜〜っ!! 迷子になっちゃったぴょーーんっ!!
道があべこべだぁ〜……今日も歪曲ぐらし〜……ぴえんぴえん。
……にしても。この歪み方……なーんか、あるぅ?」
6[2D6]
1~6:失敗
7~12:成功
in:クラアナ内部
「ぴえ〜〜! 色んなものがぐわんぐわんするぅ〜〜〜!
って、しまったぁ〜! シェスたんうっかり足留めなのん……ぴえん。
でもでもぉ、ベッド超・ふかふか〜!
リーケぴょんがもしここにたどり着いたら、
ふかふかから抜け出せなくなりそ〜。にふふ」
やかましい機械人形は歪曲地帯で一人、一日を凌ぐことになったようだ。
in:クラアナ内部
少女のそういった無頓着な部分も微笑ましく、機械は癒されていた。ぽわわん。
「えへへ〜。ミネアチャンも楽しかったなら、シェスたんもっとはぴはぴだよぉ。
シェスたんはかほーものなのだっ! ミネアチャン、ホントのホントにありがとっ♪」
むぎゅ〜っと、おねむな少女の華奢な身体を抱きしめ返します。
やさし〜くぎゅむぎゅむ。あったかぽかぽか。
「いえす、ひとごこち〜♪」
機械の少女はフィーリングで、”人の温もりは心地よい”かな……!?などと考えたり。
惜しいような、近いような。
ともあれ穏やかにすやすやとむにゃむにゃと眠り込んだ眠り姫の愛らしい寝顔を確認すると、
機械人形もまたはぴはぴ気分でスリープモードに突入します。
「はぴおやすや〜……」
瞼を閉じてすやぁ……と、一緒に静かに、温かく微睡みの中へと。
そうしてふわふわとお互いに抱き枕になりながら、はぴむにゃぽやーんと平和な眠りにつきました。
in:クラアナ付近
「なるほどなるほどぉ〜……!
確かにどんな時間でも、誰かしら居るからかえって安心安全、だネ。
いえす……ナイスな寝床だよぉ〜」
様々な探索者たちが行き交うこの付近であれば、むしろ安全性は高い。
機械人形は目から鱗が落ちたように納得し、しみじみと頷く。
「てへ……シェスたんこそ、ミネアチャンと過ごした時間。
いっぱい、すっごく楽しかったよぉ。改めて、ありがとさんきうなのだっ」
そっと小さな少女を降ろして。横たわる姿に、ほっと安堵する。
一緒に眠るかどうかの問いには、嬉しそうに照れながら、”よかったら”と、頷きます。
「ほわぁ、いいのん? やった〜っ、わくわくのお泊まり会っ!
にふふ。それじゃあ、一緒にむにゃすや〜ってしちゃおっか?
寝てる間のシェスたん静か。だからたぶんミネアチャンもだいじょーぶ……かな?」
そうして、差し支えなければそーっと少女の傍らにお邪魔しつつ。
立ったままでも眠れる機械。けれどここはせっかくのお泊まり。
人と──すぐ近くの少女と同じように、いつでも眠りに就けるような姿勢に移る。
in:クラアナ付近
「いえすいえす、みょーんっ。うにうに、もち〜。ぽややん、むにゃむ〜」
擬音で会話している!
少女の寝所はどうやら示されたあの一角のようだ。
無防備にして愛らしい少女が寝泊まりするには、
心許ないように機械人形の目には映るものの……大丈夫だろうか!?
「なるなるほどぉ〜。就寝施設は人多すぎっと……
うぃ、りょーかいっ! ……あのちょこーんとした場所が、ミネアチャンの住処?
確かに、人は少なそう……だケド、だいじょぶ?」
確かに数多の探索者たちが利用している就寝施設は、安眠には程遠そうだ。
こっくりこっくり舟を漕ぐ姿に、普段から寝泊まりしているなら、と思いつつ、
やっぱり若干心配になりながらも。とりあえず、休ませたほうが良さそうだと判断する。
そっと少女の身体を背負い、クラアナ付近のその一角まで運ぼうとするでしょう。
in:クラアナ付近
「よかったよぉ。にふふ、もちーってしたり、むに、ぎゅーってしたり。嬉しくて楽しいのだっ」
小さなその身に抱えた少女の事情を露知らずな機械人形は、呑気にゆる〜く喜びを語る。
目前の少女との温かな会話や、穏やかな触れ合い。
幸せなひと時は、機械の少女のココロに大切な思い出としてしっかりと刻まれた。
「あっ! おねむ……!?
ひょわ〜、ミネアチャン、かなーりおねむそう……ゴメンネ! んーとんーと、休む場所……」
就寝施設だろうか、それとも他の場所だろうか。
寝所をそっと問いかけてみます。とても眠たそうなので、はらはら心配しながら。
もしもよければ、そこまで運ぶとも意気込んでいるようです。
「だ、だいじょーぶ……?
もしミネアチャンさえよければ、シェスたんがおやすみするトコまで運ぶよっ」
in:クラアナ付近
「にへへ〜……シェスたんはね、触れ合いはむしろ好きなほうだよぉ。
なんていうか……手のあったかさとか、人によって違う感触とか、安心感とか。
撫でてもらったりー、優し〜く触れてもらうの。ココロがふわ〜って嬉しさでいっぱいになるのん」
しっかり頷いて、人との触れ合いも、機械との触れ合いも好きだと語った。
好き嫌いも人それぞれである。
この機械の少女の場合、苦手とするものは強いて言うなら「コワイこと」だろうか。
沢山はぴはぴしながら、問いには「だいじょーぶっ!」と答えた。
「てへ……シェスたんはだいじょーぶっ。ありがと、ミネアチャンっ!
こうしてミネアチャンといっぱいお話できてー、いっぱい触れ合えて。
シェスたんすっごくはっぴー大感謝感激っ!なのだっ♪
あっ。そうだっ。ミネアチャンも、時間……だいじょぶ?」
至近距離にあるあどけなく美しい貌に、改めてぽや〜っと、キュート……!と見惚れつつ。
柔らかな桃色の髪。目鼻立ちの整った小さくてか細い、儚げで可憐な少女。
距離が近いぶん、いっそう綺麗で愛らしい顔立ちをつい真正面から眺めてしまいます。
in:クラアナ付近
「えへへ……うぃ!」
嬉しそうに頷き、寄り添う意思を示してくれる少女をぎゅ、と優しく抱きしめ返す。
少女の温かさも、志す人との共存への道も、大切そうに噛み締めて。
頬に続いて髪もとても優しく撫でてくれる、少女の小さなほっそりとした、ほそふわきゅんなお手手。
丁寧な手櫛も心地良く、少女の優しさに甘える機械人形はまさしく癒しの中にいた。
そして、あどけなくも包容力のある女の子だと、機械の少女は実感していた。
ほんわりと幸せ心地に浸りながら、たくさんなでなでよしよししてもらっている。
「にふ……こうしてナデナデしてもらうと、落ち着く〜……
シェスたん超・はぴはぴなのだっ。
ミネアチャン、ほわほわ〜ってしてて、とっても優しくって……ココロが癒されるよぉ。
えへ……ありがとネ、シェスたんすっごく嬉しいっ」
華奢な花のようであり、軽やかな羽根のようでもある可憐な少女の、ちいさな身と穏やかな抱擁を。ふわぎゅむ。
in:クラアナ付近
「うん……ミネアチャン〜……! ……うぃ、シェスたん頑張ってるよぉ……!
ぴえ……うれしい、……ひっぐ……」
温かな少女の労いの言葉に、穏やかで柔らかなはにかみ笑顔に。
機械人形は目から水滴──嬉し涙を一気に溢れさせた。
このエデンには、気がつけば迷い込んでいた。
しかし同郷の、姉妹のような存在もここには先に来ていて。
そして、エデンで知り合った人々との出会いも──目前の心優しく可憐な少女との出会いも。
出会えた人々との交流もまた、シェスティンにとっては大切であり、喜ばしいことであった。
「ミネアチャン……うあぁん、ありがとぉ〜……!」
ぽろぽろ感涙しながらも“ありがとう”と少女に、機械人形はココロから喜びと感謝を伝える。
in:クラアナ付近
うん、と頷いて。小さな身を傾げる仕草も愛らしく、ほわ〜キュート〜……と感歎していた。
「いえっさー! ないものを補い合えるのもネ、とってもはぴはぴなのだっ。
おぉ〜ミネアチャンかわいいぶいぶいっ☆ にふふ、美少女コンビ、ぴーすぴーすっ!」
楽しそうに、言葉でぶいぶい、ぴーすぴーす。とても嬉しそうだ!
「うぃ。いえすいえす、まさにそんな感じだねっ!
エデンのキカイチャンたちとは、かなーり方向性が違うケド……
なんだかんだ、ここのキカイチャンたちは嫌いじゃないよぉ。
お店のキカイチャンたちにはいつも助かってるし、うんうん。
……ん〜。クラアナに居るコたちは……シェスたんとしてはネ。不憫に思うカモ」
クラアナの中にいる、汚染されたキカイたち。
心配してくれている少女に対しては、
心地良さそうにほっぺをもちなでさす〜っとしてもらいながら機械人形は本音を零した。
世界や形、在り方は違えど、ある種の同胞であることに変わりはない。
ココロは多少なりとも痛むところはあった。キカイたちはある意味不憫である、と語る。
in:クラアナ付近
「崩落地帯はこっちが落ちるかキカイチャンが落ちるかのどっちかなのだっ☆
まじかる☆シェスたんはまじかるパワーで凌ぐよぉ。えっへん!
……ホウラクチャンには叩き落とされたぴょん……ぴえんぴえん」
in:クラアナ付近
「いえっす! ナイスぅ! 崩落だけに……姐御にエア座布団70枚進呈っ!」
in:クラアナ付近
「あ〜。いえすいえす! よくわかんないないうちに落っこちてったよぉ、崩落地帯のチャッカチャン」
面白い勢いで落下していった様を思い出しながら頷いた。
in:クラアナ付近
「あ。ちょーっち思考がフリーズしてたっ。テヘッ」
まさかその思い至ったことを当人に話すには、とても気まずいと考えた。
機械流の咄嗟の言い訳。
「うぃ! んでもってシェスたんには儚さとか、しゃなりしゃなり〜って部分がないからネ。
ちょうど方向性が違う、異世界の美少女ズ……うん、超!イケてるぅっ☆
ひょわぁ〜! ミネアチャンのVサイン、超かんわいーっ!
これが……マブさ……! ぶいぶーいっ♪」
控えめでキュートなVサインに思わず胸キュンな模様。
嬉しそうにお揃いVサイン。ぶいぶい〜!
「んえぴ……人の痛みに寄り添えるために。
まずは知ることができなければ、共感するコトも寄り添うコトも難しいから……
いたた〜って感覚や感情も、コワイと思う感情も必要だって。博士はそう教えてくれたよぉ」
恐らくは、そのどちらも含めた設計だった。
機械がどれだけ人として、人らしく寄り添えるのか。
そしてぴえんしてた機械は小さな少女の心遣いに感極まり、手が届きやすいようにしゃがむ。
嬉し泣きしながらよしよしと慰めてもらっている。はぴむにー。
in:クラアナ付近
「おかえりえりでっすぴょんっ。
シャクネツチャンはねぇ、まじかるパワーでなんとか吹き飛ばしたよぉ。
……差し違える前に受けた攻撃が、超あぢぢでいだだだったのぴょん」
機械義体の身ゆえに立ってはいられたが、シャクネツの猛攻は怒涛の勢いだった。
もし生身であれば恐らくひとたまりもないだろう。
in:クラアナ付近
「前後があやふやで。同じところで、立ってる……あ。」
このエデンに居れば、目にすることがある光景。
思い至った模様です。少し固まって、なるほど……と頷きました。
「てへっ。美少女コンビ、いいっしょ?
超・キュートなミネアチャンとシェスたんの、方向性が違う美少女組なのだっ!
にふふ〜、儚げでかわいいミネアチャンとー、元気メガ盛りなシェスたん!
魅力的な組み合わせ、間違いなっし……ぶいぶい!」
ぶいぶいっ!と得意げにVサイン。
やわこくふわふわな、お花や羽根のごとく小さな手をきゅっと繋いだまま、疑問に対してこくりと頷きます。
「いえすいえす。血は出ないケド……痛覚もばっちり搭載されてるよぉ。
外側のお肌も、内側の機械チャンな部分にも、ぜーんぶ。
人の痛みを知ることも大事だーって、博士が言ってたのん。
痛いのはコワイし、身体の一部が壊れたときはモチロンすっごく痛かったぁ〜……ぴえん」
機械でありながらも痛みに関してはかなり弱いらしく、そして敏感なようです。
in:クラアナ付近
シェスティン・フェルト(Kjerstin Feld)
月面基地で造られた、任務に忠実な少女型機械人形。
一般市民に溶け込み、有事の際には彼らを守る役割を持つため極めて人間の女性に近い造りになっている。
基本的には真面目なはずだが、”普通の女の子”AIパッチを適用すると超軽いノリのパリピ娘になる。
その際の一人称は「シェスたん」。
残念ぽんこつロボガール。元々高くはないが、”普通の女の子”状態だと特に知能が下がる。
歩く情報漏洩機。とてつもなくやかましい。
機械人形だが人の痛みを知るために、
血こそ流れないものの、特殊な神経回路により痛覚があり、目からは水滴を流せる。
飲食物に関しては固形食などの分解しやすいものなら大丈夫らしい。
薬物に関してはどれも不調を招くため苦手としている。
耐熱、耐水性にも優れており、お風呂も大丈夫。
製造者である博士の娘がモデルとなっており、シェスティンにとって博士は父親的存在でその娘は姉的存在。
無表情だが感情の起伏も豊かで人間に近く、人並みの恐怖心も持ち合わせている。
ココロは意外と普通の女の子……かもしれない。
ハインリーケ同様、かわいいものや他者に頭を撫でられることが大好き。
割と似た者同士ではある。
機械義体化でゆるっと遊んでみたいサブキャラです。
ぶらりソロ探索がメインです。超絶おバカの超常型。
メインPCはハインリーケ(No.238845684)。同郷の友達。
一緒にぬいぐるみハウスに住んでいるが、家にいるとき以外は別行動。
自称普通の不審者です。ビシバシ遠慮なくしばきフリー。
ギャグ要素のほうが強いキャラクターにつきご注意。
PCの言動にはなるべく気をつけますが、不快になったら申し訳ありません…!
ログ公開OKです。
当PCの責任はPL(@bu_min)にあります。
RP設定:BASIC(たまに裏ショップのためにセンシティブにすることがあります)
メインPCのハインリーケはセンシティブですが、
シェスティンのほうはセンシティブ要素は基本表には出ません。
※222区画の秘密の住居(移動→の下に隠れています)でセンシティブRPが含まれます。
その際のRP設定はセンシティブになります。
シェスティンのセンシティブについて
メッセージなら大歓迎です!
機械人形なのでメカバレ系大歓迎です。原型留めない破壊とかはご遠慮ください。
NGは自PCの擬似的なものも含めたふたなり化とか体型変化とか虫とかスカとかその辺の個人的PLNGです。