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No.146592124
成れ果て
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銀の皿の上、バラバラに並べられた。命に成り得なかったモノ。
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目を閉じた子供に伝えたい訳では無いから。
“少年”の気配を感じれば、やがて光は弱まってゆく。

“少年”の中の化物は、きっと彼を助けてくれるだろう。
何があっても。

化物のやり方で。

in:エデンボード


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暗い路地の。

その地下の。

子供の傍の。

紙袋の中の。

壊れて砕けて塵同然となった。
ソレに埋め込まれていたナノマシン。

──小さく光っていた。

in:エデンボード


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何かがそこで溢れ、崩れ。

地面を汚したらしい。

in:メインボード


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ふらり、黒い服の男が現れてベンチに座った。
のんびり、うたた寝の姿勢。

in:メインボード


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笑わない。怒りもしない。

お前は誰にも似ていない。

声も出さない。動かない。

お前は誰にも似ていないよ。

「………………」

ああ、ただ。
目は微かに細めたか。

in:エンドボード


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そうだ、ソレは“あなた”を知っている。

ソレの中にはあなたの血まで流れてる。

あなたもソレを知っている。

ソレがまだ、違う姿の頃に。


だから黒いソレはただ、あなたを見て。
その匂いに拐かされる事無く。

ただ“無感動”にいられるのだろう。

in:エンドボード


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──見知った香りと、それに似合わぬ顔があった。

in:エンドボード


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「………」

どうやらここは相変わらずらしい。
各々好き勝手、のんびりとしたものだ。

ふうらふら、黒い男が歩いてった。

in:エンドボード


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抵抗する腕はいらない。
逃げ出す足はいらない。

それ故に女は簡単に抱えられた。
手足が無い分、子供のように軽いんだろう。

包帯に覆われた切断面は茶色く汚れていて、きっと悪臭がする。

──腐ろうとしているのだ、生きたまま。

こんなものが生きていて、果たして幸せだろうか。

in:エンドボード


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長い髪を振り乱し、声に顔を上げるけど。
焦点の合わない、開きっぱなしの瞳孔は右に左に。
口の端からは泡を零して。

「……ぁ、あ、うー……」

大方薬でも入ってるのだろう。
でなければ無い手足が傷んで、動けやしない。

何をしてもしなくても、どうせ死ぬ。
自分の状況を知らぬまま死ぬ。

殺されるのが早いかどうかの違いだけ。

in:エンドボード


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──ごろん、と。

転がる四肢の無い女が、地面を這いずる。
蛇よりも汚く、野良犬より卑しい。

手足が無くなっても、まだ生きようとする。

汚い醜い、生き物のゴミ箱の中。

それもまた、珍しくない光景のひとつ。

in:エンドボード


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「ん……」

拭いきれない気持ちに引きずられた声音で。
あなたが歩くなら促されるまま。

ふたり、歩いて行ったのだろう。

in:クラアナ付近


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「…………」

撫でられて、少し黙って。

ペットになった時の事を思い出す。
それはやっぱり今でも、悲しくて苦しくて辛い気持ちだったから。

あんなに涙を零して泣いたのは、多分初めてだったから。

「………うん」

少し表情が陰って、掠れた声で頷いた。

in:クラアナ付近


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うーん、と考え込む。

「………仲良し……」

うーん、と考え込み。

「………………飼い主、よりは“パパ”って感じだった……。
 一緒にいると……なんだろう、安心する……ような。
 何にも言ってこなくて、楽だった……」

あなたといる時とは違う、安心感。
あんなものに安心感を抱くのもきっと良くないのだろうけど。

「すごく……苦しかったから……
 “ひと”の形を、やめたくて……。

 小さい動物に……なってみた………」

in:クラアナ付近


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「お帰り……」

中身は随分削いでしまったから。
それを謝るのは、まあ後でにしよう、と。

伸ばされた手を握って、屈んで視線を合わせた。

「きのがいないから、寂しかった……けど。
 ……………ペット、したりしてて……。

 餌貰ったり……撫でられたり……してたから。
 不思議な時間だった……」

ペットしたりしてたらしい。

in:クラアナ付近


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ソレには角はもう無いし、ふわふわの耳も無かったけれど。
あなたと同じ甘い匂いも赤い瞳もそのままで。

見つけてもらえれば、ぱっと笑顔を浮かべた。

「……きの、正解……。
 久しぶり……迎え来た……」

どこかぼんやりとした話し方は、以前のままに。

in:クラアナ付近


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ひょこ。

あまり見かけない少年のようなモノが。
ちらと周りを見て、良い子に待ての姿勢になった。

in:クラアナ付近


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甘い香りの子供が戻ってきて、何度か手を握り直す。
どうやらこれと言って、おかしな所は無さそうで。

「……良かった」

ぽつ、と流暢に“少年”の声で呟いた。

in:クラアナ内部


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「…………ふうん……」

口内で言葉を転がし舐めて、小さく頷く。
言わなければ無い事と同じとは、奇しくも化物だって何度も言ってきた事。
言わなければ、知らなければ、伝わらなければ。
そこには無いと同じで。

確かにそうして、舞台を練り上げる事は切ないけれど。
少なからず言いたくて、言えるひとには言おうか、と。

「諦めない……分かった……」

相変わらずぼんやり呟いたまま、その扉の外へ出て行った。

in:研究区画


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「利……衝突……?
 わがまま言えって事……?」

首を傾げ、言葉をぼんやり捉える。
ただ都合良く、傷ついて、感情を形容する言葉も上手く使えないから。
必然、言葉少なになってしまって。
言わないから尚、雁字搦めで首が締まるばかり。

「……悪く、は思わないけど。
 難しい事だなとは、思う……」

控えめに肯定して、1度あなたを見上げた。

「…………ありがとう」

in:研究区画



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なれの果て

読み方:なれのはて
別表記:成れの果て

落ちぶれていった結果の有様、没落して最終的に行き着いた状況、などを意味する表現。

Weblio 辞書より





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ソレは産まれられなかった所謂水子のカタマリ。
思念と怨念。どこまでも純粋な、ひとつの神の形。
水子でもあるし、慈母地尊像である。
反転すれば、たたりもっけとも呼ばれたろう。

形を持たぬ故に“果てたモノ”の姿に成る事が特徴。

ただし“果てないモノ”の姿には成れない。

命の空席が無ければ、そこに座る事は出来ないのだ。

だって世界のどこにも、ソレの居場所は無かったのに。

誰だって彼だって。
自分だってそう分かっているのに。

産まれてみたくて。
そのように望まれてみたくて。
産まれたお前らが妬ましくて。
それに劣る事が許せなくて。

欲しかったものは全て失った。

削られる事には耐えられなかった。

それもこれも自業自得だろうと。
いつだってお前らは言うのだろう。

誰より子供なソレを悪い化物にして。

化物にならせて。


【食べた物】
※モブ等以外

▶きのの血と唾液、内臓と肉
▶白い子猫のユーティ
▶ミルク
▶チョコレート
▶バトルシスターが作ったおにぎり(鮭)
▶バトルシスターが作ったおにぎらず(照り焼きチキン)
▶何かの死骸
▶かみさまの手
▶ウィッチドクターの両翼
▶謎の肉を干したもの
▶新品の黒いワンピース(の端っこ)
▶ドクロを模したホワイトチョコレート
▶カボチャの種がトッピングされたクッキー
▶イチゴケーキ
▶チーズケーキ
▶キカイの欠片
▶“    ”の精液
▶ミロストの血
▶知らない男の血
▶モルモット
▶うさぎ
▶小型犬
▶小動物





【交遊】

・縺阪?

・繝。繝ォ繝偵が繝シ繝ォ

・繝溘Ο繧ケ繝

・繧ェ繝シ繝舌?繝峨?繧コ

・縺九∩縺輔∪

以上抜粋、以下その他。






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・何かあったら気軽にメッセするなどして呼び出してください。
(呼び出されない限り出現しません)