CuraanaNow
100層には、《概念》がいた。
深層探索者らの報告書にそう書かれていた。それが意味することは何か、研究区画各研究班の幹部らが集まり会議が毎日のように開かれているが、
ー機能不全に陥るかもしれない、探索は中止すべきだ。
ーそれこそ、今を打開する鍵かもしれない。対話できる人材を見つけるべきだ。
などとお互いの言い分をぶつけ合うだけで、なにも進んでいない。
何回目だかわからなくなったある日、
「ーさん、探している人と特徴がよく似ている個体が収容されたそうです。」
念のため防護服に身を包みに収容物置場に投げ捨てられたさ大きなコンテナのなかには、
体の右半分が抉れ四肢の大部分も欠損した何か。
_それはたしかに、相棒だった。
到底、生きているとは言えない状態だがここに収容されたならまだ弄ろうとするやつもいる。今度は絶対に奪われるものかと自室へ運びだした。
in:研究区画
とても深いクラヤミ、ついにその出口に。人らしい形をほぼ失ったそれが立っていた。
何も救おうとしない私自身が嫌いになり、死を選ぼうとしたことでやっと、見えたなすべきこと。オリジナルの私は帰還を目指し、この時空を[拒絶]し否定していた。そもそもそれが間違いで私自身にかかっていた呪いだ。[否定]だけでは何も変わらず奪うだけ、ここで自身と救ってくれたすべてと向き合ってきた末にたどり着いた。
やっと、上で戦っている人々のもとに帰れる。それまで耐えてくれ、このツギハギのイレモノ。
in:クラアナ内部
穴と都市が入り乱れた、死の匂いに満ちた地上の端っこ。
「ふん、現役だった頃の面影まったくねぇな。」
と彼は言うが、
「なにかが違う。」
匂いが薄く、あるべきモノがない。廃屋のうえで何やら派手に遊んでいた痕跡がある程度で不気味なほど綺麗だ。右足の変わりになりそうなモノを調達して上でまつ相棒の家へ急ぐ男の形は分解され続けている。
in:エンドボード
「この義肢もここまでか。」
進める限り、奥へと進んでいた。一度も地上に帰らず。汚染により完全に分解され残った部分に[穴]のキカイたちが奪っていった破片を継ぎ合わせたカラダは、動かなくなったらそれを捨てて次の破片を食べればいい。
だけど、捕食を必要とする頻度が早くなっている。破片の味を覚えたからではなく元のカラダと一致しないから。ここに落とされて、半分を失うまでの間に起きていた適応障害に似た症状、酷くなる前に対策を考えないと、この[時空]に殺される。改めてその、歪な形の男は相棒が待つ地上を目指す。
in:クラアナ内部
10層の門番の爆風を耐え抜いた出荷されて間もない探索者はなにも見えないクラヤミを前に順応するモノ、奪われるモノに振り分けられる。
赤黒い不定形の塊の前に真新しい死体が転がってきた。頭脳と心臓だけの塊にとって最高の食事だ。また彼に救われた身だ、ヒト一体分ぐらいなら食べてしまっても問題はないだろう。それに覆い被さるように乗り不要な部分を捻り潰しながら塊の中に納めていく、これで少しは人らしい形を維持できるはずだ。
「さて、この辺りに昇降口があったはずだったな。」
形を取り戻し始めたそれは確かにそう呟いて、獲物から剥ぎ取った服を着て、新たなヒトモドキと思われる個体が地上を目指している…。
in:クラアナ内部
先日の爆発騒ぎから一夜が明け、
無事だった区画は普段と変わらないキカイサマのお遊びに付き合う人のたわいもないもないやり取りだけが続いている。
《新たな汚染》として扱われる可能性についての資料を寄せ集め自身が目指す、負荷がかからない異形義肢の試験を重ねるだけの日々。
ふらっといなくなってしまった相棒からの通信は途絶えたままだが、彼のナノマシンは微かに反応し続けている。
in:研究区画
クラアナ内のどこか、汚染に分解された赤黒い塊がむくりと起き上がる。
喰いきれなかった部分がわずかに残る使える肉片を引き延ばし動ける塊として再構築を重ね、
荵?@縺カ繧翫□縺ェ縲√¥縺」縺溘l縺ョ荳也阜縺輔s繧医?
クラアナ内、雑音にしか聞こえぬ音が響いた。
in:クラアナ内部
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-おい、せっかくここまで生かせてやったのにそりゃないぜ。消えるな、
まだやり切ってないことがあるだろ、今度は俺が支えてやる。
薄れる意識に誰かが話しかける。
一部を避けるように喰われているそれに説いた声は主は埋め込まれた《装置》
繧?j蛻?▲縺ヲ縺ェ縺?%縺ィ?
in:クラアナ内部
日々の除染施術でも取り除ききれなかったこの[時空]に落とされた時の汚染が、
よりによってこんな時に。
吹き溜まりからあふれ出た瘴気は体を包みこみ、
-異形義肢の異常反応
―ナノマシンの異常反応
ザッ・・ツ__
-侵蝕する古傷
ボコ… ボコ…
汚染に支配された《 それ 》は、 喰われ続けるだろう。
-完全に消滅するまで
in:クラアナ内部
日々の除染施術でも取り除ききれなかったこの[時空]に落とされた時の汚染が、
よりによってこんな時に。
吹き溜まりからあふれ出た瘴気は体を包みこみ、
-異形義肢の異常反応
ボコ… ボコ…
―ナノマシンの異常反応
ザッ・・ツ__
-[color:#FF0000]侵蝕する古傷[/color]
ボコ… ボコ…
汚染に支配された《 それ 》は、 喰われ続けるだろう。
-[color:#FF0000]完全に消滅するまで[/color]
in:クラアナ内部
日々の除染施術でも取り除ききれなかったこの[時空]に落とされた時の汚染が、
よりによってこんな時に。
吹き溜まりからあふれ出た瘴気は体を包みこみ、
-異形義肢の異常反応
ブチッ、ブチッ
―ナノマシンの異常反応
ザ…ツ…_
-[color:#FF0000]侵蝕する古傷[/color]
ボコ…
ボコ…
汚染に支配された《 それ 》は、 喰われ続けるだろう。
-[color:#FF0000]完全に消滅するまで[/color]
in:クラアナ内部
日々の除染施術でも取り除ききれなかったこの[時空]に落とされた時の汚染が、
よりによってこんな時に。
吹き溜まりからあふれ出た瘴気は体を包みこみ、
-異形義肢の異常反応
ブチッ、ブチッ
―ナノマシンの異常反応
ザ…ツ…_
-[color:#FF0000]侵蝕する古傷[/color]
ボコ…
ボコ…
汚染に支配された《 それ 》は、 喰われ続けるだろう。
-[color:#FF0000]完全に消滅するまで[/color]
in:クラアナ内部
日々の除染施術でも取り除ききれなかったこの[時空]に落とされた時の汚染が、
よりによってこんな時に。
吹き溜まりからあふれ出た瘴気は体を包みこみ、
-異形義肢の異常反応
ブチッ、ブチッ
―ナノマシンの異常反応
ザ…ツ…_
-[color:#720000]侵蝕する古傷[/color]
ボコ…
ボコ…
汚染に支配された《 それ 》は、 喰われ続けるだろう。
-[color:#720000]完全に消滅するまで[/color]
in:クラアナ内部
日々の除染施術でも取り除ききれなかったこの[時空]に落とされた時の汚染が、
よりによってこんな時に。
吹き溜まりからあふれ出た瘴気は体を包みこみ、
-異形義肢の異常反応
―ナノマシンの異常反応
-侵蝕する古傷
ボコ…
ボコ…
汚染に支配された《 それ 》は、 喰われ続けるだろう。
-完全に消滅するまで
in:クラアナ内部
処置室の方から出ていく4人の後ろ姿に声をかけた、
「そっちは、正面入り口だ。今までのやり取りは少なからず傍受されているはずだ。
預けている装備がないならこっちの出口を使うといい。」
そう、自室に設けた隠し通路を示す。
彼女と同じきのこが生え整ったルーク職員の姿に動じることなく、
彼らが《 トモダチ 》を失うことなく次に進むためにできる唯一のこと。
今だ、連絡が取れない相棒のことを忘れないためにも。
in:研究区画
永遠と続くクラヤミ、
《少年》がずっと見ていた風景だろうか。
《 願い 》に侵された歪んだ右腕
グチャ…
はは・・・、もうそんな部分まで到達したか・・・
顔半分、《彼女》からもらった再生力で生まれた右眼がつぶれた音。
それを最後に《少年》の捕食反応が止まった。
君は本当にそれでよかったのかな。
見つけた、《少年》にしてあげれること。
《彼女》に関わってきた《 人 》は、君を支えてくれる《 トモダチ 》になれる存在だということを伝えるため
代り映えのしない区画への帰路につく
立ちふさがるキカイをよけるたびにカラダに傷が増えても、見えない帰り道を探し突き進む。
in:クラアナ内部
相棒と青年は、救う選択をした。
だけど、《 私 》はその選択ができなかった。
「はは、《少年》と同じ色だ。」
一度誓ったけど、それにもはや意味はない。
あの男の遺品も見当たらず、進歩の可能性があるシザイは何もなかった。
《少年》の《願い》に喰い殺されるなら一番いい場所をと、
クラヤミの中に消えていった。
in:クラアナ内部
「ありがとう。」
今まで区画の平和を守っていたルーク職員は、本当に強い人だ。
研究者用のナノマシンは探索者用と違って義肢耐性がない。それでも、相棒を救った彼女を助けるためなら限りなく0%方法を試すだけの度胸を持っている。それに僕はどこまで答えられるだろうか。
ジョキジョキ_
産まれ彼女と同質のキノコが流れるように切り取られ、治療用のシートに変換されて、
「ここまで、よく持ちこたえたね。君も強い子だね。」
大きな穴にそれは移植された。
in:研究区画
「本当にいいのか。相棒のときのようにうまく行く確率は低いんだ。それでも、救いたいならこれを飲むんだ。」
原液と彼女の半身たるキノコが入った試験管を手渡す、
「そう言えば、名前一度も聞いたことがなかったね。僕はヘルメス。これからも区画と彼女らを守る仕事をしていこうな。」
in:研究区画
一方、室内では
彼女に関する研究資料を漁っていた。あの研究が正しければまだ可能性はあると模索している。
部屋の培養槽には、オリジナルの彼女の菌糸から育てたキノコがある。
それを、相棒は使って再生を促そうと考えた、
一瞬だったが。
入口で彼らの話が終わるのを待つ相棒の横に割り込みそっと、
望みを注入した。
in:研究区画
No.154196817と思われる個体を30層にて回収
四肢の欠損、頭部右側に重大な損傷あり。そして、重度の汚染疑い
担当の技術者に引き渡しを完了
《 怪物 》に関する情報―
・研究区画の奥深く、
今を支える[異形義体]開発の中で破棄された記録に名前が記された1柱
彼らはすべて、シザイとしてブキやカラダに作り替えたはずだがいくつかが移植用の臓器として保管され続けていた。
キカイたちは恐れていた、移植とくに《心臓》が持つ特異性を。
《怪物》の《心臓》は宿主を待ち続けて長い時の中なにも変わらない[現状]を見つめていた。
だれのいたずらか、それはあの日No.154196817に移植された。
彼に適合する臓器はそれしかなかったから。
・・・・
PLツ:@swdf_marru
現在、ロル傾向をグロテスクに変更中どーしても見たい!って人はオールonにて
ログ公開OK、世界観重視よりのオールok
・置きレス気味
・えっち案件は全く書けませんのでそれらに関しては観覧のみ。
キャラ画像は、助手(Memeplex)に頼みました。
基本ソロ
・ロル
研究区画 が中心。