CuraanaNow
──帰る手段を探して女が深みを望んでいた事は、知っていた。
なんだったらそうここで溢していたのだって、聴いていた。
この大魔法使いを自称する少年は、帰る手段を持っていた。
だのに、この女が擦り切れて行くのを見逃した。
……この少年が何を思ってそうしたかは、敢えて語るまい。
二人の姿はそのまま、メインボードの方向へと消えていく。
きっとそれが、この地で見る彼らの最後の姿だろう。
in:クラアナ付近
「ん~?ん~……
時空の狭間にでも落っこちたのかもしれないねぇ、
異世界とコッチじゃ時間の経過が違う可能性もままあるし、さ」
いけしゃあしゃあと言いながら、少年は女の腕を引いて。
行先はメインボードか、そちらの方へ。
「あっちに丁度いい廃屋があるから、そっち行こっか。
いやあ無事で良かった~!支川は出来るだけ欠かしたくないもん」
言葉はのんびりしたものだが、どこか強引に。
「だからさ、帰ろ。
僕たちの大いなる水源の元にね。
この地には何も無い。
此処には、僕たちの求めるような力はないんだ。」
in:クラアナ付近
「ん~?ん~……
時空の狭間にでも落っこちたのかもしれないねぇ、
異世界とコッチじゃ時間の経過が違う可能性もままあるし、さ」
いけしゃあしゃあと言いながら、少年は女の腕を引いて。
行先はメインボードか、そちらの方へ。
「あっちに丁度いい廃屋があるから、そっち行こっか。
いやあ無事で良かった~!支川は出来るだけ欠かしたくないもん」
言葉はのんびりしたものだが、どこか強引に。
「だからさ、帰ろ。
この地には何も無い。
此処には、僕たちの求めるような力はない。」
in:クラアナ付近
「──嗚呼、キディアじゃないか!
ようやく見つけたよ、元気だった?」
そうして。
エデン内の探索にと歩き出そうとした女の前に、
白いカソック姿の少年が、実にタイミングよく現れる。
「四ヶ月近くも失踪して、
一体どこに行っていたんだい?」
ラストダイブの前にも、女と何度か顔を合わせている筈の少年は
何の曇りも無く言いながら、
少しだけ強引に、女の腕を掴む。
in:クラアナ付近
「──嗚呼、キディアじゃないか!
ようやく見つけたよ、元気だった?」
そうして。
エデン内の探索にと歩き出そうとした女の前に、
白いカソック姿の少年が、実にタイミングよく現れる。
「三ヶ月も失踪して、
一体どこに行っていたんだい?」
ラストダイブの前にも、女と何度か顔を合わせている筈の少年は
何の曇りも無く言いながら、
少しだけ、強引に女の腕を掴む。
in:クラアナ付近
どこからかやってきた白カソックの少年は、
クラアナの入口を見つめて、何かを考える様子をしばし。
「───そろそろかな」
そんな呟きだけしてひとり笑みを浮かべれば、
くるりと方向を転換し、またいずこかへ戻って行った。
in:クラアナ付近
クラアナから出てきては、んーっと伸びをひとつ。
それからしばらく入口を見つめて、適当なところに着席した。
in:クラアナ付近
『普段使わない魔法なんて使うもんじゃ無かったよ〜全く。
それじゃ、ばいばーい』
呑気なテレパシーが響けば、
ぷつりと何かが途切れたような感覚があるだろう。
おそらくテレパシーの回線が切れた……ようなものだろう。
少年の姿は瓦礫の向こうにあるのか無いのかは、きっと分からない。
あちこちが崩れて壊れたエンドボードに、混乱を残して、
人ならざるものたちの傍迷惑なお遊びは、おしまいだ。
in:エンドボード
「あ~~!!!」
これは魔法をやりすぎてあなたを追い越して
おもっきし任意の壁に激突した少年。
その拍子に突っ込んだ廃屋がガラガラと崩れ、土煙が立つ。
少年の姿は見えないが……
『は~……飽きちゃった。
終わりにしよ~終わり終わり、僕の負けだぁ』
あなた宛てにテレパシーの様なものが飛んで来た。元気そうだ。
in:エンドボード
「え~別に罰ゲームも無いんだしさ~。
か弱い大魔法使いに忖度してよ~」
か弱い?
言葉は緩く、副次的な破壊を起こしながら
騒ぎになろうが、興味も無い。
『嵐が背を押す。微塵になった木の葉の、行方を知る者は無し』
ひとつ紡いで。
さて、そろそろ追いつきたいものだが。
6[1D100]+10
▼
in:エンドボード
ぱち、と悪魔と視線が合い、
地面をそのまま大きく蹴って跳躍する。
建物のフチ、廃屋の屋根、軒先、
通った後がどう崩れようと、知ったものではない。
瓦礫になろうが、それに誰かが踏みつぶされようと、だ。
「うわー、手加減ないなぁ。
待ってよ~」
間の抜けた声が跳ねて、まだ追いかける。
53[1D100]
in:エンドボード
立っていたパイプを蹴れば、急加速。
以降は廃屋の壁を蹴りながら、
建物の上部空間を跳ねて行く。
『風の申し子は足を止める事を知らず』
誰にも解らぬ言葉を紡ぎながら、
ひとつの危なっかしさもなく狭い場所に足を置き、
ひとつの助走も無しにその脚の膂力で大きく跳躍をして。
「う~ん……しまったな、
障害物だらけだし、どっちかっていうとかくれんぼだ」
ぼやきながら、くるりと跳ねては一旦地上へ。
重さを感じさせずに降りては、トンと再び地を蹴って。
……弾丸のように走った少年に轢かれた人間も
居たかもしれないが、気に留めるものでもない。
「どーっこだ、」
地上付近を軽く──かなり早い速度で──走りながら、
上を見上げて、あなたの姿を探していよう。
in:エンドボード
「うーんいいなぁ翼、
あると便利そうだよなぁ」
飛んで行く姿を眺め見て、ゆっくりと10数える。
……この終末の地で追いかけっこをせんという二人は、
傍から見ればかなり異様であろう。
二人の白い少年の異質さが露呈するのは──これからでもあるが。
10[1D100]
▼
in:エンドボード
「鬼ごっこいいんだ。
うん、ネーヴェくんだね。それじゃあ……
鬼ごっこでいいか。空中鬼ごっこでもしよう」
言いつつ軽く地面を蹴れば軽やかに跳ねて、
建物の横に引っ付いている、ごく細いパイプに足を載せる。
「君は飛べる……感じだよね?
君は飛翔、僕は跳躍で、追いかけっこしよう。
もし変なのに捕まってもタイムはしないよ、
運も実力の内ってコトでね」
「じゃ、僕から鬼だ。
10数えたら追いかけるよ〜」
1D100+任意の補正値 で、
大が勝ちで数字勝負と致しましょう。
in:エンドボード
「やった〜、遊ぼう遊ぼう
あ、僕はキシマ。異世界の聖職者であり大魔法使いなんだ」
──あなたがどこまで相手を測れるかによるが、
この少年からは“人間”らしい雰囲気はしない。
人ならざるもの、魔なるもの、……そんな感覚を
覚えるのかも知れないし覚えないのかもしれない。
「で、何して遊ぼうか。
鬼ごっこでもする?」
?
in:エンドボード
「まさか。
不利益を齎される訳でも無いならわざわざ祓う気も無いし、
不必要に魔なるものを害する気はさらさら。
変化を齎す重大な存在になり得るものだしね。
ただ、随分肝っ玉があると思っただけさ」
軽く肩を竦めて冗談めかし、
それから少し考えるような仕草をひとつ。
「退屈だって言うなら、僕とひとつ遊んでかないかい?」
in:エンドボード
「うーん、じゃあ死霊と目が合ったからつい〜」
適当言っている。
じゃあとか言ってる時点で適当だ。
「わざわざ聖職者に話し掛けるなんて、
悪魔らしからない。随分暇を持て余して久しいらしい」
in:エンドボード
「うん?───おや」
声を掛けられて顔を上げ、視界に入った悪魔の姿に
白いカソック姿の少年は屈託の無い笑顔をひとつ。
「ううん?何も。
なんかあった様な気がしたんだけど気の所為だったみたいでさ」
にしては、随分長く見詰めていたものだが、
軽くそう言っては肩を竦めてみせた。
in:エンドボード
下層をのんびり歩く少年が、ふと足を止めて下を見る。
地面を、というよりは───それよりもっと下を見るような、
そんな目で、深くを見るようにして。
その後は何事も無く散歩を再開する。
邪魔な人間を適当に始末するのは、いつもの事だ。
in:エンドボード
「あっはっは調子に乗ってガチャ回したら
地上に居るのに除染費用が無いよ~」
地上で55%汚染度で待機しているカソック少年である。
in:クラアナ付近
「此処には、何も無かったね。」◆キシマ・ザルバ(Xima Zarba)
とある異世界でとある神を信仰している司祭。金色の髪に緑の瞳、白いカソックの中性的な容姿。
キディア・ケルートゥス(Kidia Cherutouth)と同じ世界の出身。
自ら此処に渡って来たが、帰れなくなった。困ったね~!
主な出没場所は[メインボード][クラアナ付近][研究区画]他
楽観的で享楽的。腕が取れても元気な強い子だ。
自らを大魔法使いと称し、世界を渡る事が出来ると言うが此処では上手く発動しないらしい。
折角の異世界旅行なんだ、使えるものは探した方がいいじゃあないか。すぐ帰るなんて勿体ない。
───しかし彼は、ソレは、実のところ神を信奉などしていない。
が、きっとその真意を語ることは無いだろう。
コレは、信仰深い宗教家を演じ続けていく。
PL:ルルクス
こちらサブキャラクターです。撤退しましま!!!