CuraanaNow
「...やっと戻ってこれた。」
少女の形をした化け物は、また、動き出した。
「...契約金、消えてないといいですが。」
in:クラアナ内部
【カミツキを殺す会からのお知らせです。
いつもご協力ありがとうございます。
今回、皆さまから得た寄付シザイと
カミツキなどを殺し続けた結果のシザイより
メインボードの1区画をお借りし、
支部を購入することに決定しました。
この看板の設置日の次の日には
契約などは終了する予定です。
是非、足を運び、[話し相手に](斜線が引かれて消されている)】
カミツキを殺す方法などについての
相談しませんか?
これからも是非、カミツキを殺す会の
ご愛好をよろしくお願いします。】
————看板が置かれていた。
in:メインボード
「………」
登録に失敗して、不良品を作ってしまって
少しだけ申し訳なさを感じながらも
諦めて再登録して出て行った少女だった。
in:アンダーボード
その後、それ以外の種類のフィギュアを購入し、
普通にバッグに入れて持って帰った…
in:アンダーボード
カミツキのフィギュアを三つ購入し
その三つを地面に叩きつけて粉々にした。
少女は満足げだ。
in:アンダーボード
【待つの飽きました。】
前述の看板の上からさらに看板が刺された.....
in:待合所
【30層より
こちらはチップと武器集めです。
シザイ集めや装備集めの方、行きませんか?
彼、彼女より強くなって、
自信を持って一緒に
クラアナデートもいいものですよ。】
そう書いてある看板を持ち、人を待っている。
in:待合所
「...っふぅ....」
少女の形をしたものは目隠しを外し、
敵の気配を探り...
「...なんとか潰せたようですね。
闇の中で、一生、お休みなさい。」
そう告げた少女は、その場に
【カミツキとボスに注意】
そう書かれた看板を設置した。
in:クラアナ内部
【カミツキを殺す会からのお知らせです
カミツキを殺しましょう。
カミツキを殺す会からのお知らせでした。】
それだけ書かれた看板を置いた。
「....まずいですね。ネタ切れです。」
少女の姿をしたものは、看板をじいっと見て、悩んでいる...
in:酒場
「よし。休憩終わりです。
...また一から、始めましょう。」
少女は中へと歩んでいった。
in:クラアナ付近
【カミツキを殺す会です。
ついでにボスを殺す会も発足しました。
ボスに強い恨みを持たれてる方。
気持ちはとてもわかります。辛いですよね。
その辛さをカミツキにとりあえずぶつけましょう。
そうすれば次第に体も強くなるでしょう。
そしてカミツキの数も減る。一石二鳥です。
是非カミツキを殺し、強くなってから
ボスを殺しましょう。
カミツキを殺す会
ボスを殺す会 より】
in:クラアナ付近
「....はぁ。」
大きなため息を吐き、その名前を見て。
「どうしたものでしょうか。
進める見込みが生まれませんね.....」
その体に纏った闇を軽くはたき、外して
「....ゲームにムキになるのも、よくありませんね。
すこし、ゆっくりしますか。」
そう呟いた少女は、歩き出した。
in:死亡者掲載所
「死ね。」
その大きな口を、顎から砕く。
「…存在から邪魔なんですよ。」
その死骸を、何度も殴る。殴り続けて
粉々になって、やっとやめる。
「……はい。 滅んでください。
よろしくお願いします。」
そう言って、また
『カミツキ注意! (カミツキを殺す会)』
と掛かれた看板をその地に刺した。
in:クラアナ内部
【カミツキを殺す会
いつもカミツキを殺していただき
ありがとうございます。
最近、カミツキの出現率が低下したようです。
(当会調べ)
皆様の努力の賜物です。
引き続き、カミツキを殺し
絶滅させる方向でよろしくお願いします。】
in:メインボード
【キカイとカミツキを許すな!】【セカイにキカイは必要ない!】
【カミツキを滅ぼせ!】【NO MORE KAMITUKI】
【カミツキとキカイはグル! どっちも滅ぼせ!】
・・・・・・いつの間にか看板が置かれている。
キカイに対する敵意とカミツキに対する敵意を混ぜようとしているのだろう。
in:反キ組織
「…よし、……これで明日も行ける気がします。」
少女は湯からささっと上がり、
服を着て、人の形となり、…
また、生活を始めた。
in:湯浴み所
顔だけ、フードを被ったまま覗く少女らしき形をしたもの。
中に、誰もいないかをチェックして、……
この時間なら大丈夫と踏ん切りをつけた少女は、歩み、
シャワーを浴びに向かった。
その身体は、殆どが異形だった。
in:湯浴み所
『カミツキを殺そうの会からのお願いです。
普段の祈りのついでで良いので、
カミツキが滅ぶよう祈りをよろしくお願いします。
カミツキは"神憑き"の名の通り
神でさえ祟ってしまうような存在です。(諸説あり)
そんな不届きなカミツキが滅ぶように
お祈りをお願いします。』
———いつの間にか、看板が置かれている。
in:宗教施設
「…クソッ、殺せねえ…」
少女は口から出た血を拭いながら、
端っこに座り込んだ。
「…クソ、どうにか仕留めないといけないのに…
………あの体力、どうやって削りきればいいんですか、クソッ…」
少女は壁を叩く。…壁にヒビが入る。
「……、…だめです、…冷静になりましょう。
……今日は、…一旦、寝ましょう。」
そう言って、少女は目を瞑った。
in:エンドボード
「…やっと終わった。」
少女は、元の姿を取り戻した。
「……いじくりすぎでは? …何もかもが違う。」
そう言って少女は手をぐーぱーして…溜息を一つついた。
「…まぁ、仕方ないですね。文句ばかり言っても…」
そう告げた少女は、クラアナの方へと歩き出した。
in:探索者審査会場
フードをかぶった少女。【カミツキを殺そうの会】発足者。
あちこちをふらふらと歩きまわり、彷徨っている。
丁寧な口調で、辛口な言葉を自身、あるいは自分が嫌いなものには放つが、
基本的にはそんなに悪いようには対応しない。
するとすれば、照れているときや、心配している時だろうか。
【異形義肢】について
頭
ギザ歯と強靭な顎。
やろうとすればキカイでさえ嚙みちぎれる。
本人がもっとも恨むそのキカイの歯にしているのは
皮肉だろうか。本人はこの歯の事を疎ましく思っている。
頭2
"深淵なるもの"の知識を抱いている。
それでいて狂気に陥ることもなく、
ただ彼女の頭に"深淵"は宿っている。
それだけで、怪物となれるほどに
"深淵"は深く、重いものとなっている。
右腕1
触手で形成されている。
右手は手袋で隠しているため
普段は触手は見えない。
右腕2
金属で形成されている。
機械の腕ではなく、金属の触手であるため
異形義肢扱いとなっている。
その腕で殴るだけで相当なダメージになる。
左腕
スライムのような流体金属で形成されている。
普段は人型と全く同じだが、左腕だけはどんな形にもなり
溶かしてスライムのような別個体として動かすこともでき
目や耳の形にすれば、その器官と同等の能力を得れる。
左足1
触手で形成されている。
これも靴やズボンで隠しているため見えない。
腕に比べ長く、左足の触手を地中に伸ばし
地中から相手の脚を掴むぐらいはできる長さがある。
また、普段の足より何倍もの脚力を得ている。
カミツキを許すな。殺せ。塵も残すな。
だから獣は大嫌いなんだ・・・
なんでもありのプレイヤーです。
気軽に声かけなどしていただければ嬉しいです。
異形の姿は『黒檀の宮殿』よりお借りしています。