CuraanaNow
「…………う」
ずきり。頭が痛み、そこを抑え込む。
誰だっけ、あのお姉さん。
全然知らないはずなのに、
何故だか行かせてはならない気がする。
この頭の痛みはなんだ?
いや、原因はわかる。僕が超人であるために必要な、
頭の中にいる1匹の寄生虫。そいつが、
僕の脳味噌を噛んでいるんだ。
しかし、『彼』が何故そうしているか
理由がわからない。
いつもの食い荒らすような痛みではない。
まるで警鐘のような、
それとも何かを僕に知らせるような。
『スクラッパー……君は、僕があの時忘れた事を……
覚えているのか?』
もし、そうだとしたら。
「……。」
少年と女性を、追ってみる事にした。
in:クラアナ付近
「またね」
さよならではなく、またね。
それは再会を待ち望む言葉。
今、貴方も自分も
その言葉を使ったのだから
再会した時は、
またきっと楽しい会話ができるだろう。
「エルシェ」
そういえば、
貴方のような同年代の友達ができたのは
もしかしたら初めてではなかったっけ?
うん。やっぱり、また会いにこよう。
そんな事を思いながら、
彼女に手を振って去っていこう。
in:ブラックボード
ほんとは悔しくなかったのに、なんでだろう。
そのニヤニヤした顔を見ると
少しムッと来るのは……!
でもそれも一瞬の事だ。
彼にとって今貴方が現れた事は
感謝の方が大きい。
「うん、ありがとう。
勿論行きよりも気をつけて帰る。
エルシェも、僕が言えた事じゃないけど
早めにうちへ帰るんだよ」
貴方の瞳を見て、
なんだかそれが透き通っていて綺麗で。
思わず、くすりと笑った。
in:ブラックボード
ほんとは悔しくなかったのに、なんでだろう。
そのニヤニヤした顔を見ると少しムッと来るのは……!
でもそれも一瞬の事だ。
彼にとって今貴方が現れた事は感謝の方が大きい。
「うん、ありがとう。
勿論行きよりも気をつけて帰る。
エルシェも、僕が言えた事じゃないけど
早めにうちへ帰るんだよ」
貴方の瞳を見て、なんだかそれが透き通っていて綺麗で。
思わず、くすりと笑った。
in:ブラックボード
「すみません調子乗りました。
まー、ナンパじゃないからね。
全然悔しくなんか……ない!」
ぐすんってした。
「ははは、謙遜しないのが君の良いところなんだね。
僕わかった。……と、長いこと話しちゃったな。
僕そろそろ帰るけど、君は大丈夫?」
in:ブラックボード
「君はまだ知らない……
ある意味このエデンの暗部よりも
深く暗い闇がある事を……」
まあ自分を保護したシスターに
爆破されまくってるだけである。
「え、んじゃあこれ今ナンパ成功したって事?
やった。なんとなく嬉しい。
……いや、ナンパじゃないんだけど」
今の貴方は、自分の言葉を素直に受け取ってくれた。
それなら、そう考えてもバチは当たらないはずだ。
「でも僕そんな自信満々だとは思わなかった。
まあ君らしいといえば、らしいよね。
だからこそ目立ちそう、というよりは
目を引きそう、という話なんだけど」
in:ブラックボード
「すぐに謝らないと爆破される日々を
過ごしてきたからね……
いや謝っても爆破されてたな」
粘れば粘るほど返ってくる報いが大きくなるのだ。
「いや逆に聞くけどさ。
僕が女の子ナンパして成功するタイプだと思う?
アッこれ自分で言ってて悲しくなってきたな」
つまり、今の言葉は他意のない事実であると。
彼の中ではそういう事になっている。
「かわいいと思うよ。
それが君にとって良い事か悪い事かは、
わからないけどさ」
in:ブラックボード
「一瞬思っただけです許してごめんなさい!?」
口に出さなきゃ良いのに。
さすがに失礼だったなと土下座の構えだ。
完全に本気にしている。
冗談の通じないやつだ。
「う、まあ確かにそうなのかも……
僕も地味だから、普段あんまり目立たないし」
「でもエルシェは可愛いから割と目立ちそうに見えるよ?」
妙な台詞ではあるが、本心だ。
だからこそ、というのもある。
in:ブラックボード
「やばい。今僕の脳裏に
『こいついつかわからせてやる』って
思念のような何かが過ぎった」
ここまで振り回されると、
自分が悪いっぽいといっても思う所はあるのだ。
まあ面白がられる事には慣れてるから、
その言葉にも結構冗談の色が強かった。
「いや隠れる時には隠れなよ?
それで見つからないならそれはそれで
僕は別に良いからさ……」
貴方が危ない輩さんに絡まれない方が大事である。
in:ブラックボード
「やばい。今僕の脳裏に
『こいついつかわからせてやる』って
思念のような何かが過ぎった」
ここまで振り回されると、
自分が悪いっぽいといっても思う所はあるのだ。
まあ面白がられる事には慣れてるから、
その言葉にも結構冗談の色が強かった。
「いや隠れる時には隠れなよ?
それで見つからないならそれはそれで
僕は別に良いからさ……」
貴方が危ない輩さんに絡まれない方が大事である。
in:クラアナ付近
「良かった……
一瞬腹いせに僕が爆破されるかと思った」
in:クラアナ付近
「まちがって緊急除染コールしちゃって
シザイ溶かした僕みたいなのもいる」
in:クラアナ付近
「あらやだ!悪気なし!?」
いや、いいんだけどね。
言われてみると確かにこんなところで揶揄われる
自分が悪い気もするので……
色々納得はいかないけど……
「ん、そっか。
いや、君に会いに来る時どうすれば良いかなー、
って思っただけなんだけどさ。
あそこは人多いよね。お店あるし……」
また会う気満々の人だ。
まあ、よろしくしたからね。
in:ブラックボード
「あらやだ!悪気なし!?」
いや、いいんだけどね。
言われてみると確かにこんなところで揶揄われる
自分が悪い気もするので……
色々納得はいかないけど……
「ん、そっか。
いや、君に会いに来る時どうすれば良いかなー、
って思っただけなんだけどさ。
あそこは人多いよね。お店あるし……」
また会う気満々の人だ。
まあ、よろしくしたからね。
in:メインボード
そうして、追手の大人たちから
逃げて、逃げて、逃げる。
アンダーボードから、メインボードまで。
「う……」
肺と足のそれではない、
頭から異様な痛みを感じて膝をついた。
「参ったな。今日、調子が『良すぎる』のか」
「はやく、帰らないと」
文字通り『脳味噌を食い荒らされる』痛みに耐えながら、
ふらふらと歩いていくのだ。
in:アンダーボード
「え!?これ僕が悪いの!?
君のせいじゃなくて!?
……つか、『今日は』なの!?」
同年代の女の子と指を絡めるという経験……
彼には、ない!
彼にはずっとそんな機会も時間も、なかったから。
まあそれにしたって慌てすぎだ。
多分、貴方が揶揄うには絶好の獲物ではある。
「これ消すのは苦労しそうだけどなあ……
うーむ。アンダーボードのお店にでも行ってみるか……」
「あ、そういやさ。
ブラックボードにはよく来るって言ってたよね。
じゃ、普段どこにいるの?」
まだ写真には気付かない。にぶちんだ。
in:ブラックボード
「って、そんなんできるかー!!!」
ツッコミの勢いとともに
大人たちを無理やり全員蹴っ飛ばして脱出した。
ギャグ補正に感謝である。
in:アンダーボード
『なんだと……?
『最終闇技・超裂砕雷滅拳 竜獄殺』……?』
『一体どんな恐ろしい技なんだ……!!』
(えっ?!信じるの!?嘘でしょ!?)
完全に勢いで喋ったのに、
大人たちが一歩退くのを見て逆にびっくりする少年だ。
「そ、そ、そうとも!
逃げるなら今のうちだぞ!」
大人たちに威嚇している。ふしゃー。
「喰らえ! 『最終闇技・超裂砕雷滅拳 竜獄殺』!」
敵をハメ殺せ!コマンドは
→↘↓↙←↖←↗→←→↓↘↖↗↙↓→+PPPKKKだ!
▼
in:アンダーボード
「というか、いいのかなーそんな事言って。
ここまで追い詰められると
僕も見せなきゃいけないよ。
僕の新必殺技、
『最終闇技・超裂砕雷滅拳 竜獄殺』をね……!」
勿論少年にそんな技はない。
ノリだ。ノリで全てを乗り切ろうとしている。
今の彼はまさにノリノリの実の能力者、
その名もノリブルであった。
▼
in:アンダーボード
『我々と共に来てもらうぞ『Scrapper』……
お前のその力……我々が役立ててやる……』
アンダーボードの僻地、
どちらかといえばブラックボードの方に近いその一角。
路地の行き止まりで、
一人の少年が複数人の大人に追い詰められていた。
「ぜぇ、ぜぇ……
まだ諦めてなかったの、君達!?
僕のいたトコが壊滅したのもう3年とか前だよ!?」
『この3年は潜伏の時……長かった、これまで……
今日より我々のキカイ共への反逆が始まるのだ……』
「僕抜きでやってくんないかなあ!?」
▼
in:アンダーボード
「刺激的にも程があるわーっ!」
「あんまり急ぐなよ!ただでさえ碌なことしないんだから!」
「殺すなーッ!!」
◆テリブル (Terrible)
異世界からやってきたシスターと旅をしている少年。
本人は現地人。
別名、S-013 (スクラッパー・サーティーン)。
キカイを廃滅するための秘密結社に生体兵器として生み出された試験管ベイビー。
頭の中に魔法寄生虫を飼っており、キカイを破壊する魔力を放つことができる。
過去のわりには普通の常識的な性格のため、シスターにはいつも振り回されている。
愛称はテリー。
PL…すりっぱ
当方多忙の為 ロール返信等がめちゃくちゃなスローペースです