CuraanaNow
この場で言える言葉を、もう他に持ち合わせていなかった。
この人はきっと、言葉を正面から受け止めてしまう。
それなら、この人を巻き込まないためには……自分が消えるしかない。
ぐっと手を握り込み、あなたとは逆の方向に走り出す。
特別止めるでもなければ、あなたの姿が見えなくなるまで少女は走るだろう。
秘匿の通信なら、呼び止められるかもしれない。
in:アンダーボード
「…………」
叶うなら。
シザイで片がつく話だったら、それでよかった。
狂いだしたくなる衝動を抑え、静かに首を横に振る。
「……そういうことでは、ないのです……
……どうか、どうかお逃げください。
私は……貴方を傷つけてしまうかもしれない……」
どうかお願いしますと、あなたに頭を下げる。
in:アンダーボード
この世界においては、血の匂いは誰からもするものだろう。
皆、どこかで何かの死線を潜っている。
「…………」
翼の少女は黙った。
やっぱり、優しいあなたを自分の用に巻き込むわけにはいかないと……判断したようだ。
in:アンダーボード
男性。男性。血の匂い。くらくらする。
気をしっかり保とうと、一つ深呼吸をした。
「……そうでございますか……」
あなたのことを、優しくいい人なのだろう、と少女は思う。
そんな優しいあなただからこそ、まだ言い出せずにいた。
優しい人を巻き込んでいいようなものではなかったから。
この会話も、終わらせられるのなら終わらせた方がきっと、正しい。
「……私の悩みは、……男性にしか相談できないものでして」
首輪を手で覆うようにして、話を続けてしまう。
in:アンダーボード
男性だ、翼の少女はあなたの姿を認めるとそう認識した。
けれど、自分の願いを頼めるような人ではないと……あなたの服装を見て思った。
「……いえ、大丈夫です……ありがとうございます、お優しい方……」
少女はこの場を、今は動く気がないようだ。
あなたが話を聞こうとすれば話すだろうし、立ち去っても何かの目的のためにまだここに留まっていそうだ。
in:アンダーボード
そんな楽しそうな言い争いを、何も言い出すことのできない少女が少し離れた所でぼんやりと見ていた。
空らしき場所を眺めても、その目に何かが映ることもなくただため息をついた。
in:アンダーボード
「…………」
これで”目的”が達成できるならと、翼の少女がそれを自分の首にはめる。
首輪
見た目は粗末だがただ頑丈な首輪。紐を握られたら逃げられない。
in:アンダーボード
今日も今日とて、とぼとぼと歩いている。
あてもなく、ただ……誰かの救いの手を求めて。
in:娯楽区画
「まあ、可愛いですね」
少し迷いつつも買ってみた。
男女兼用お洋服
男女兼用タイプの中性的でシンプルな洋服。白いブラウスと半ズボンの組み合わせで、動きやすい。ボトムスは半ズボンのため、若干子供向きかもしれない。
in:アンダーボード
その言葉が言えたならどんなに楽だったか。
それでも言えるわけもなく、音にできない言葉を口の中で噛み殺す。
俯くしかできない顔に脂汗が浮かんでも、言えるわけがない言葉は言えないまま……
ただ『都合のいい誰か』が通りかかって都合よく声をかけてくれる、そんな幻想を抱いて、俯いていた。
in:ファッションホテル
「…………」
天使のような見目の少女が、妖しげに煌めく路地で俯いている。
春を売る客引き達のように、声を上げる勇気もなく
ただどこか困った顔で、俯いていた。
in:ファッションホテル
「今はお店が閉まっているのですね……」
in:アンダーボード
「にぃ」
in:アンダーボード
「なぁーん、なぁーう」
それを聞いた、大きな角の少女が音を真似した。
in:アンダーボード
噂をすればなんとやら。
in:ブラックボード
後ろ手に縛られ、首から札を提げた子供が歩かされている。
『新品ホ別5000
360319421直』
in:ブラックボード
『かってください。
いつも笑顔でごほうし、めずらしい獣人と天族のハーフ、しんしょうひんのウルです。
ホ別5000シザイです。すこしおねだんははりますがしんぴんです。
ごれんらくは360319421番まで直メッセージをおねがいします。
キカイさまにみつかるまえに、おはやめにおもとめください』
何処かで覚えさせられたらしい言葉を繰り返す子供がいる。
頭に獣のような耳を生やし、背中からは天使のような翼。
あまり見ない、珍しい個体だ。
”とあるギルド”の新商品らしい。
子供は意味をよくわかっていないであろう言葉を繰り返している。
in:娯楽区画
銀色の長い髪をした妖狐が、一人ふらふらと歩いている。
ボードを一瞥すると、どこか悲しそうに目を伏せた。
そうして長い髪をくるくると指で弄ぶ。
つまり、暇を持て余していた。
in:死亡者掲載所
「ありがとうございます」
少女はおとなしく、その手を取った。
あなたがどこに連れていこうと、少女は一緒についていくだろう。
in:死亡者掲載所
離れていく手を、どこか名残惜しそうに見つめ。
「レイジ様ですね。
私は”旋風”のラファールと申します。
込み入ったお話は、必要でしたらその時に致しましょう」
少女はにこやかに、あなたに付いていくようだ。
in:死亡者掲載所
エル(エル・エルピス)
頭と背に天使のような翼を持つ少女。
穏やかな性格で、丁寧口調。
背の翼は飛べるほどには大きくなく、頭の翼もちょっとした飾り程度。
それが可能なら、ほんのり魔力の存在を感じられるかもしれない。
今は何かに焦っているようだ。
※
ロール傾向をセンシティブに変更しました。
HL専で描写の練習をしています。御縁がありましたらよろしくお願い致します。
システム的な死をロールに反映しません。
リプ見逃しがち、メッセの方が確認できてありがたいです。突然メッセ◎
NGありません。無理な時はなんとなく避けます。
強い表現(概ねセンシティブ)を許容するため区切りが良さそうな所でキャラチェンジをします。
お相手様に退場を強いるものではなく、こちらとの関係はIFとして続投していただいて構いません。
(もし長期になる場合好き好き大好き愛してる~的な方向だと助かります…ストレス描写が長いとしんどいので…)
CPっぽい関係描写があった場合、その時点でCPのお席に他の方を被せないよう立ち回ります。
メタで二股・NTR・浮気のような状況が発生しないようにします。
一度退場させたキャラをCP相手の求め以外で使うこともありません。
活動時間:不定期
いつも遊んでくださり、本当にありがとうございます。