CuraanaNow
――何処かの層で、不定期に派手な音を響かせている……。
in:クラアナ内部
「不意に思い出すやもしれんがな」
そうなっても特に問題も無いが、などと笑いながら。
「それもそうだ。儂は君では無いからね」
嘘を吐くのも、真実を話すも、あなた次第だ。
彼が知れるのは、あなたの〝言葉〟だけなのだから。
地図を渡してくれるなら、受け取ろうか。
再び頭を……背後が少し欠けた頭を、定位置に戻してから地図を受け取った。
「儂もそのうち、気まぐれに買ってみるとしようかね。
……ああ、せっかくだ。こちらも管理番号を教えておこう。
【369569859】だ」
それが終われば。「では〝また〟な」と、立ち上がってこの場を後にするだろう。
in:メインボード
「そうとも言うし、違うとも言う」
今度は、こちらが曖昧な返答を返した。
本当に飽いたから、だったのだろうか。
今となっては、知る術も無いのだろう。
「まぁ、深くは聞かないでおくよ。今はね。
一度に全てを知ってしまっては、些か面白く無い」
彼はいつも、面白いか否かで動いている。本当にタチが悪い。
「では最後に、君の連絡先や住居を教えてもらおうか。
それで今回はお開きとしよう」
……ところで、彼は神出鬼没であるから、今のところは決まった居場所を持たない。
この世界の凡ゆる施設に足を運び、其処に居る者たちの動きを観察しては、また別の場所へと。
なんなら、店に冷やかしに行く事だって躊躇わない、し、厭わない。
ただ、こうして知り合ったのだから。
呼べば来てくれるかもしれない――きまぐれに。
in:メインボード
「……そうだな。
ならば君の事は、これから〝Nothing〟と呼ぼう」
それは〝無〟である。
それは〝何も無い〟という事。
呼ぶための固定名が無いだけなのだが、それにしたってあまりにも失礼ではないだろうか。
しかし、彼は非常識であるから、こうして平気で用いるのだ。
【〆】
in:メインボード
彼は執念深い者では無いけれど、面白おかしい事に首を突っ込むのが好きだし、目を付ければ最後、本当に、彼が飽きるまで一生〝オモチャ〟にされ続けるだろう。
そうして、話題は自己紹介へ。
「じゃがいもにその様な名が付いた品種があると知った時には、驚いてしまったよ」
などと言うが、実際は全く驚いてなど無く、ほんの少し関心を持っただけだ。
そしてすぐ飽きた。知識とは所詮その程度である。
「昔の真名は、とうに捨てたからね」
どうやら最初から今の名前では無かったようだが、既に忘却の彼方だった。
故に、彼はスクワッシュ・ザ・パンプキン。そして、貴族にして男爵である。
「――ほう? 中々、面白い事をしている」
曖昧とも取れる返事、そして名前を名乗ろうとしない姿勢に関心を持つ。
【→】
in:メインボード
名を聞かれれば、おや、と声を漏らす。
「これはこれは、いやはや、つい話し込んでしまったよ」
わざとらしく『すっかり忘れていた』と言った。
常識が通用しない、それ故に、まるで当たり前のように。
「スクワッシュ・ザ・パンプキン。……男爵、とも呼ばれていた」
君も好きに呼ぶと良い、などと言いながら。
「そうだね、君にも名前はあるか?」
と、今度はこちらが聞くとしよう。
【〆】
in:メインボード
「かぼちゃを使った料理も多種多様。そのうち見せてもらうとしよう」
彼も料理はできるのかもしれないが、好きだと言うならばひとつ任せてみても良いか。
「例え餓死を選んだとしても、儂は一向に構わないがね。
君はつまらないと思うかもしれないが」
どちらにせよ、出遭った時点で既に彼の掌の上。
餓死を選ぼうが、食べる事を選ぼうが、行き着く末路は〝死〟であるし、彼にとっては暇潰しになる。
加えて、この世界では複製体を造り出す事もできるようだから、それこそ何度でも実行できる――飽きるまで。
【→】
in:メインボード
「なるほど、興味深い」
感想を聞けば、まずはそう返し。
「〝食〟で〝殺す〟のもまた愉悦」
と、続けた。
「どうせなら、命乞いをする者に差し出そうか。
最期に堪能する〝食事〟で生命を散らす様を、この目で見てみたいものだね」
ろくでなしのひとでなし。
普通でも人間でも無いのだから、凡そマトモな心など持ち合わせちゃいない。
苦しみ、足掻き、それらも虚しく、無様に生を終える。
その姿のなんと滑稽な事か。そしてその滑稽さの、なんと面白い事か。
〝悪趣味〟と言うが正しく、だがこの世界で悪趣味を咎める者はそう多く無いのだろう……。
in:メインボード
――食感はしっとり。味は甘い。
皮はやや硬めだが、噛み砕けない事は無いだろう。歯応えが少しある感じ。
……と、ここまでであれば、かつてはこの世界にもあったのだろう〝普通のかぼちゃ〟と変わり無い。
が。
直後、背筋が凍り付くような悪寒に襲われるかもしれない。
もしくは……軽い金縛りに遭ったような痺れに襲われるかもしれない。
或いは……〝ナニカ〟に蝕まれ、逆に呑み込まれていくような、そんな錯覚すら覚えるかもしれない。
それらはしかし、あなただからこそ、その程度で済んだのかもしれないし――
そもそもあなたには、いずれの効果も現れないかもしれない……。
in:メインボード
…………きっと、あなたが興味を持たなかったら、正に〝魔法〟とも呼べる能力を目の前で〝魅〟せられる事も無かったのだろう。
己の頭の一部を切り取り、加熱した一欠片が手渡された。
さて、本当に食べられるだろうか……? 何も味付けしていないのは仕方ないとして。
in:メインボード
例えば自分に〝最期〟が訪れる可能性があったとして、それでもなお、微塵も恐れを抱いたりしないのだろう。
〝彼〟はそういうモノである。〝普通〟では無く、凡ゆる〝常識〟が欠落している。故に〝常識〟は通用しない。
「ふむ…………では」
彼の戦闘方法は超常型である。――〝今〟は。
だから、己の頭を片手に持ち替え、手ぶらになったもう片方の〝指〟で、
ナイフに見立てた〝その指先〟で、それはそれは綺麗に、後ろの上部分を一欠片、切り落とす。
このまま生で食べさせても愉快だが、せっかく津々に興味を持っているのだから。
切り落とされた一欠片を軽く握り込み、一瞬で〝加熱〟してからあなたに差し出すだろう。
奇妙な事だが、見た目は柔らかく食べられそうな普通のかぼちゃに見える……そう、錯覚するだけか?
in:desuana
「この世界ならば、いくらでも機会がありそうだ」
そのうちやるかもしれないし、諸々の都合でやらないかもしれない。
ただまぁ、やったら教えてくれるだろう、きっと。
「それもまた一興」
知らぬが仏、知るが真実。
恐怖に駆られるも、好奇心に負けるも、自由。
「このまま食べるのは難しいか?
例えば獣の中には、硬かろうと気にせず割って食すモノも居るだろう?」
それがヒトガタにも居たとしたら酔狂だと思う。
というのはさておき、切り取って元に戻るかどうかはわからないが、例え欠けてしまっても、本人は少しも気にしないのだろう。
in:メインボード
「……ふむ、言われてみれば。
身体の探知は今まで何度かしてきたが、逆はした事が無いやもしれん」
何度かしてきた、というのは、恐らく此処では無い別の場所での話だろう。
唯の一度きりではあるが、新たな暇潰しができた。
「先程の様に問い掛けた事はあるが、実際に食べられるまでとはいかなかったな。
やれ、口先だけはこれだから」
どうやら、気味悪がって、取り止めに留まられたようだ。
しかし、こう言っているが、その実、彼はそんな反応さえも楽しんでいる。
あなたも〝フリ〟で気味悪がっても良いし、何なら実際に食べてみるのも良いだろう。
in:メインボード
「然り。
――ただ、触覚しか残らなくなるがね」
要するに〝身体で感じられる事〟――感触や体感温度くらいしかわからなくなる、らしい。
五感のうちの残りが〝頭部〟に依存するものだと考えると、当たり前といえば当たり前かもしれない。
「ははははは」
食べる、という話が出れば、再び面白そうに笑って。
「食してみるか?」
と。
in:メインボード
「何、慌てる事は無い。身体は動かせるからね」
……仮にキカイに頭を持ってかれたとして、曰く、首無しでも動けるらしい。
しかしその場合、どうやって動いているのだろうか……? きっとその時、頭を持っていったキカイだけが知る。
あなたの語りを一通り聞いていたが、それを終えた後、疑問を持たれれば。
「どう〝定義〟するかによる」
もう片手で本を閉じて仕舞い、そして両手で、己のかぼちゃ頭を持つ。
「今、こうして君と話しているのを見て、頭を〝かぼちゃ〟と思うかどうか?」
と。
とはいえ、どういう意味でも〝貴重〟ではある事に違いは無かろう。
in:メインボード
いずれにしても、今この場に居る〝彼〟や〝あなた〟には関係無い話だろう。
或いは、あなたはどうかわからないが、彼は死という概念すら軽く見ているのかもしれない。
「然り」
この世界に限っては、何時か、何処か、何らかの拍子に、その〝生命〟という華を散らす。もしくは塵の様に。
そんな『殺るか殺られるか』な一瞬を生きるのに、過去も未来も、どうして考える余裕があるだろうか。
かぼちゃの頭を突っつかれようと、拒みはしない。怒りはしない。
なんなら片手でそのかぼちゃの頭を持って、定位置から外してみせた。
「己が保身に走り過ぎた結果、何処へも行けなくなった男の話か」
片手で自身の頭を持ちながら、その頭から言葉を返す。
確か、とても狡賢い男が、悪魔を欺して生き永らえたが、最終的にはソレが仇となり、永遠に狭間を彷徨う末路を辿った……という、滑稽な話だったか。
なお、頭だけなら、確かにハロウィンに飾られるかぼちゃに見えなくも無い。
in:メインボード
「〝死〟を求める者は、永遠を生きる覚悟が無い者だ」
そうは思わんかね? などと。果たして冗談か、それとも。
どちらでも良い。が、既に答えは出ている。
「……ははは」
そう言われると、どこか面白そうに笑う。
「それもそうだ。
儂は別に、読書に集中したい訳では無いからね」
それこそ、単なる暇潰しだ。
人類文明時代の本
かつてヒトが文化を繁栄させていた旧時代に書かれたらしい本の複写、文学や歴史などいろいろとジャンルがある。紙材もシザイとしてもってかれがちなので、ひそかな楽しみにしたい。
歴史を知ったところで、どうもこうもしないし、しようとも思わない。
in:メインボード
「違い無い」
〝暇〟に対するあなたの見解を、短くも肯定する。
「永く生きれば、尚更。
凡ゆるモノに対する意欲も失くなれば、いやはや、どう潰したものか」
要するに『全ての物事に飽きたら本当に退屈』という事だろう。
「――さて、どちらだと思う?」
『暇か』という問い掛けに対し、そう問い掛け返す。
本は開いたままだが、そのかぼちゃの目線は、あなたの方へ。
in:メインボード
「……覗き見とは。暇を持て余しているな?」
振り向く事はせず。
本も閉じぬまま。
あなたにそう話しかけた。
近くには女性も座っているようだが、今はまだ関わらず。
in:メインボード
人類文明時代の本
かつてヒトが文化を繁栄させていた旧時代に書かれたらしい本の複写、文学や歴史などいろいろとジャンルがある。紙材もシザイとしてもってかれがちなので、ひそかな楽しみにしたい。
明らかに人間では無い貴族が、座れる場所に腰を掛けて読書している……。
in:メインボード
本名:スクワッシュ・ザ・パンプキン
現在のロール傾向:
なんでもあり。(腹筋情緒諸々)死にてぇ奴から掛かって来い!!←
閲覧設定:現在は全てチェック済み
何者か、或いは何処かの集団によって異世界召喚された、かぼちゃの頭を(文字通り)持った貴族。
デュラハン的な存在かもしれない(が妖精というより悪魔とかそっち系な気がする←)。
なお、別に常に持っていなくても定位置に浮かべさせる事はできたりする。本体はそのかぼちゃの頭であるが、しかして不老不死であるため、例え破壊されようとも再び蘇る、と本人は言う。
常に膨大かつ強力な魔力を持ち、首の無い身体を子機代わりに動かす事ができる。
ただし視覚や聴覚、味覚や嗅覚は頭部に依存するため、身体を離して判別できるのは触覚(と体感温度)のみ。
頭部だけでも浮いて移動できるが、身体が無ければ、その移動以外はほとんど何もできない……らしい。
本体であるかぼちゃの頭をわざわざ手に持っている事が多いが、本人曰く「暇つぶし」。
かぼちゃの質感を感じていたくて、或いは、確かに其処にある感触、を楽しんでいるのかもしれない。
ちなみに202cmという身長はヘタを含めた場合であり、含めなかった場合は
197cm。
ヘタ部分だけでも(凹みを含めて)
大体10cmくらいある。
背後:Ronia(@Ronia_WhiteFool)
■〓注意書き〓■
一般向けなえっちやリョナ的な戦闘描写及び死亡ロールはOKですが、【あまりにキツ過ぎるグロ】や【R-18レベルの直接的なエロ】まで描写が行くと駄目です。
絡みたいけど判断が難しい、という場合は事前に私に相談してくださいませ。イラストやアイコンはSKIMAのキャラ販売(FD様)を購入したものです。
白いかぼちゃ:ICOOON MONO(https://icooon-mono.com/)