CuraanaNow
雑に布を巻き付け血が垂れないようにだけして、ずりずり足を引っ張りながらクラアナ付近を後にした。
in:クラアナ付近
「……っ」
唇を噛み、痛みに耐えながら。血塗れの右足を引き摺ってクラアナから出て来た。
捥げてはいないがそれなりに酷い怪我だ。
in:クラアナ付近
他にショップを見る人が現れたなら一旦退いて、またすぐに戻ってきて。そこそこの時間迷った挙句に漸く店主に向けて口を開いた。
「これ、ください。」
結局買うことに決めて、シザイを差し出す。
持っていれば使おうと思った時にいつでも使えるし。ここで買わずに次に来た時無くなっていた時の方が、後悔しそうだと思ったのだ。
in:アンダーボード
固形食の入った紙袋を抱えた、小柄なニンゲンがアンダーボードまで降りて来た。
ふらふらと裏ショップの商品を見ながら歩いていたが、ひとつの商品が目に入り足を止めた。
「あの薬、たしか……」
恐怖を取り払う効能があったはずだ。
その他の効能は何だっただろうか。説明が書かれていようがいなかろうが、恐怖を無くせるというだけで惹かれてしまう。
in:アンダーボード
シザイを集め、固形食を交換し、生存権得る。
その日やるべき事を済ませてしまえば、後はやりたい事など何も無い。
もう眠ってしまってもいいけれど、お腹が空腹を訴えるものだから。マーケットの片隅の、適当な場所に腰を下ろすと、抱えていた紙袋から固形食をひとつ取り出してぽそぽそと食べ始めた。
in:マーケット
シザイ集め、固形食を交換し、生存権得る。
その日やるべき事を済ませてしまえば、後はやりたい事など何も無い。
もう眠ってしまってもいいけれど、お腹が空腹を訴えるものだから。マーケットの片隅の、適当な場所に腰を下ろすと、抱えていた紙袋から固形食をひとつ取り出してぽそぽそと食べ始めた。
in:マーケット
自分のことを呟かれていることなど露知らず。
マーケットを見て回るだけ見て回ると、別の場所へと歩いて行った。
in:マーケット
「これで、生存権を。」
カウンターに少なくはないシザイを差し出して、注文を告げる。
手元にはなにも来ない、貰えるのは生きてもいいという権利だけ。
「あとは、……」
くぅ、と小さくお腹が鳴る。
食べても食べても燃費が良くない上に、何かが足りない満たされない。
手持ちに食べ物はないが、折角マーケットに来たのだからと色々見て回ることにした。
特に目ぼしいものは無いのだろうけど。
in:マーケット
『うわぁ、絶対おいしくないやつだ……』
そんな顔で液体固形食を見ながら、提供所を後にした。
in:食料提供所
「これ以外のごはんも、食べたいよね。」
固形食に不満はないが、折角なら美味しいものが食べたいよね。の気持ちだ。
此方も笑い掛けながら、うんうんと頷いている。
in:食料提供所
「ラーメン……?」
固形食をぽそぽそ、足を止めた。
in:食料提供所
常にある空腹感から、移動するまで我慢出来ずに歩きながら固形食を口に運ぶ。
すぐ近くで行われていたやり取りには、何を言うだけでもなく目を細めていた。
in:食料提供所
「今日は、多めにください。」
今日もまた、いつもの固形食を引き換えにやって来た。
いつもより少し量の多いシザイを受け付けに差し出しす。
「味?味はなんでも、いいです。」
そういえば、フレーバーなんてものもあったのだったか。
どうせどれも美味しくはないし、胃を膨らませるためだけの物だから。どれでも構わない。
固形食を受け取るまでの間に、ちらりと辺りのやり取りを見ていた。
in:食料提供所
受け取った固形食を片手に、何処で食べようかと辺りを見回す。
くぅ、と鳴るお腹に、結局は歩きながらぼそぼそとかじり始めた。
in:食料提供所
「ください……」
提供所にやってくると、少しのシザイと引き換えに美味しくもない固形食を受け取る。
前より持っているシザイが少ない気がするが、気にすることでもないだろう。
in:食料提供所
気が付けば、ここに居た。
何をしに此処に来たのだろう、用事なんてないはずなのに。
「おなか、すいた……」
小さく呟いて、提供所の方へ去って行った。
in:死亡者掲載所
通りかかる人を見ながら、固形食の最後のひとかけらを口に含んでぼりぼりと咀嚼する。
そして、一先ずは満たされたはずのお腹を撫でた。
in:食料提供所
提供所から少し離れたところでしゃがみ込み、受け取った固形食をぽそぽそ食べている。あまりおいしくない。
in:食料提供所
この世界のニンゲン。
気が付けばひとりで親の顔は覚えていない。
それでも生きるために、クラアナに潜っている。
生まれてから少なくとも18年ほど経っているが、幼い子供のように小柄。
原因は慢性的な栄養不足による発育不良。
配給される食事は摂取しているため、生命活動には問題はないようだ。
常に飢餓感に苛まれている。
片手は既に生身のものではないが、本人はそれを認識していない。
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ロールに関して特に地雷はありません。
苦手だな、と思ったら回避します。