CuraanaNow
「そこは流石にシザイ別料金になりそうだよねえ。
自分らで大掃除するしかないか……?」
広さも相まって徹底的にやるならば数日かかりそうではあるが。
「キギョウ、ねえ……何かの製造所とか?
せめて資料とかあれば扱いも分かりやすいんだろうけど。」
in:desuana
「はいよー 準備OKだよ」
鎧の男に続いてアナへ。
in:待合所
「ここかぁ~ うわ、ほんとにでっかいな……いくら掛けて建てられてるんだ……?」
鎧姿の戦友とともに訪れる少女である。
完全に遊びに来た雰囲気である。
恐らく、相方共々お貴族さま御用達の大型テーマパークくらいのノリでしか認識できていない。
in:ファッションホテル
「そういや荷物がちょっと軽…… あ!!」
満身創痍だったので道中で稼いだ資材を置いてきてしまった。
達成感はあったが稼ぎはなし、大赤字であった。
in:クラアナ付近
「い゛っ……だだだ……流石に痛すぎるって……」
頭部、右腕、右足。
かなりの箇所に酷い傷を負いながらクラアナの奥から出ていく。
「まあでも、とりあえず今の実力でどれだけやれるか……ちょっとは見れたかな」
戻れたのが不思議なくらいだ。けれど命は持って帰れた。達成感はあったらしい。
in:クラアナ付近
調子の良くなさそうな様子でマーケットへ向かう。
その足は探索者向けの薬品を扱う店へと向かい――
「……二日酔いと胃に効くお薬ちょうだい。」
気晴らしの加減を誤ったツケを身に受けていた。
in:マーケット
「……はは。」
「あは、ははは……」
戦闘音が静かになる。乾いた笑い声……声の主は無事だったらしい。
「もう、わけわかんないな……」
戦いには勝てたけど、気は確かではなさそうだ。
in:朽ちかけの通信機
「どうして。」
何かに怯える声が響く。
「あんたが死んじゃったのは、名前見ちゃったから知ってたけど。」
「わかってたけど……」
「なんで、よりによってあたしの前に――」
後に続くは、戦闘音。大きな機械が暴れるような音に、半狂乱の叫びが響くのみ――。
in:朽ちかけの通信機
確認すべきものは済んだ、長居するのも気分ではない……立ち去ろうとしたその時。
「――え」
現行で入ってきた名前に、目を大きく見開いた。
ついさっきまで、自分の真実を伝え、諭してくれた戦友の名が。
今まさに、流れ込んできた。
「なん、で」
酷く眩暈がしてきて、少女は足早に場を後にする――。
in:死亡者掲載所
死亡者の掲載欄を見に来た姿がひとつ。
そういえば、ここへ来たのは初めてだったか。
「ええと……どこだっけ……」
ずらっと羅列する名の中から探すのは、自分の名前。
戦友から知らされた自分が数人目の自分であるという事実を、己の目でも確かめるために。
「あ。」
あった、見つけた。それも二つ。
できれば見つからないほうが良かったのかもしれないが。
イサラ・シーカー。汚染死。きっと自分の状態管理を怠った時の末路。
イサラ・シーカー。戦闘にて敗北。片足を損傷し、他の部分も大半を改造していた為、体が耐えられず絶命。
一つなら同名なだけか……と思い込みたかったが、二つとなればその誤魔化しは聞かないのだろう。ため息をついた。
in:死亡者掲載所
「あ゛ッ……!?う、腕、がっ……!?」
勝てなかった。少し手に入れた力を試したかった。
来たばかりの自分を助けてくれた人物に少しでも肩を並べられる力を手に入れたかったはずなのに――
「新しい所、まで……もっと強い力のある所まで、あとちょっと、なのにっ……」
「しにたく、ない……こんなところで、しんだら……」
in:朽ちかけの通信機
「……ところで店員さんさぁ、物は相談なんだけどね?
ちょっと今、シザイがキツいんだけど――」
またしてもキカイの店員へと値段交渉を持ちかけている。
もし先日も同じ顔が交渉しているところを見たものがいれば、『また無謀なことやってるよ……』と思うかもしれない。実際、接客するキカイの店員も『マタアナタデスカ』といった反応。結果は当然無謀であった。
「(また……?)」
少女は違和感を感じた。この店は初めて立ち寄ったつもりだった。
だが同時に、値引きを拒否されたのが結果の分かり切っているダメ元であると思っていたかのように、不思議と悔しくもなかった……。
in:マーケット
義体屋で用事を済ませ外へ出る姿1つ。
探索で敵を侮った結果、胴の一部を持っていかれた。
気が付けば誰かにここへ運ばれ、模造生体義体による修復を受けていたらしい。
「……ちゃんと体として機能してる感じは、あるんだな。
どんだけ凄い技術なんだか……」
凄い……が、どれだけ凄くとも、昨日まで人間として当たり前にあったものが別の何かに置き換わっているのは事実。簡単の言葉とは裏腹に、表情は複雑なものだ。
in:マーケット
「……ところで店員さんさぁ、物は相談なんだけどね?
あたしもそろそろ深めに潜りたいんだけど――」
少しするとその体のままにキカイの店員へと改造やら除染やらの値段交渉を持ちかけ始めた。気持ちの切り替えがはやいもんだ。
なお結果は無謀というに等しいものであった。
シザイ集めの生活が辛くとも、何かと生命の軽い世界でそういった話は通用しないものである。仕方ないね。
in:マーケット
マーケットの一画、探索者の肉体改造を行う店からメンテナンスを終えて出てくる。
「目は、ちゃんと見える。手足も……よし、問題ないね」
ぱっと見、目2つ、手足脚二つ、人の形をしているようには見えるものの、その半分近くがすでに人を模しただけの異形へとつくりかえられてしまっていた。探索に適応した動きを出せる体は、それなりの恩恵も齎してはくれたが。
「……慣れってのは、怖いな~。」
クラアナから帰る度に調整をする生活にすっかり馴染みを見せる自分に少し気味悪さを覚えてしまった。
in:マーケット
◇イサラ・シーカー
一人称/二人称 :あたし/あんた
種族 :人間?
遺跡や洞窟などでのトレジャーハントを生業とする人間の少女。
16~18歳くらいの外見に見えるが定かではないらしい。
好奇心旺盛な性格だが、専ら身の丈よりも上な危険地帯での探索を求めるほどの
旺盛さは無謀や無鉄砲といった言葉が合う。
一応準備にはちゃんと気を遣うのがせめてもの救いか。
なお頭の耳のような部位は自前ではなく、
周囲の音や信号を探知するためのセンサーパーツだそうです。
――というのは建前上の情報として自身の記憶に植え付けられたもの。
その実態は〝覚醒変異体開発計画〟と名付けられた、強化人体の開発の為に量産されたクローンである。
人間相応の自我・感覚を持ったクローンを幾らでも代替の利く人員として危険地帯へ送り込み、
環境や戦闘データの収集をさせ、極度の危機で変化が生じた個体が現れればそれをベースとして
さらに量産し再び送り出す――といった用途で、彼女らを管理するシステムから量産・使用・廃棄を繰り返される。
クローン達にこれらの事実は一切知らされておらず、彼女の人格、自分の過去や記憶として語るものは
全てデータから与えられたものに過ぎない。そして、自分が複製であることもまだ知らない。
※この世界に送られたイサラは現在、3体目。
Clone activity results
・1体目:両腕を機械義体化。9/25、汚染死。
・2体目:両腕、右足を2カ所、左目を異形義体化。9/27、戦死。左脚を回収される。
・3体目:胴、右腕、両足を模造義体化。頭(目)、左腕を機械義体化。生存中。
自己認識記録にイレギュラーを検知。
エイスから剣を譲り受ける。
PLより
・ログ公開OKだよ
・バディはいるよ 交流はOKだよ
・ゆったり置きレス寄り
・当PCはクローンという性質上、軽率に死があったり、
死亡した場合は情報引継ぎ有り、記憶無しの状態で新たな個体が現れる可能性があるよ
・PL:mogu416