CuraanaNow
「う゛ぅ〜〜……ん゛ん゛ぅ……
ゃー………やーだー………」
検査から帰ってきて絶賛不貞寝中の幼児だ。
よほど痛い目に遭ったのか、寝言でうんうん唸っている。
in:就寝施設
「う゛え……う゛ぇえええん………ぐずっ……」
検査着姿の幼児が検査室から出てきた。
ボロ泣きのおまけつきで。
「う゛ーーー………ちくちくいたいのも、びりびりもぴかぴかもぶすぶすもみんなやだぁ………ぅえぇ……」
こんな姿だからなのか、かなり念入りに調べられたらしい。
そのうち、廊下のすみっこに蹲ってぐずぐず啜り始めた。
in:探索者審査会場
「ここ、ねたいー。…うん?ひとり!そう〜」
受付で簡素なやり取りをした後。
案内された狭くて硬いベッドにぽすんと横になると、
ぺらぺらの毛布とも言い難い薄さの布切れに潜り込む。
「んにゃ……ぷすー………」
おやすみ3秒。
いたいことも、こわいこともいっぱいあるけれど。
起きたらどうか、楽しいことが増えていますように。
そんなことをぼんやり思いながら、
暫しの眠りについた。
in:就寝施設
「………んにゃ。しばらくもぐる、できるない?
むーーん。………おやすみ、するー」
まとめた最低限の荷を持って、にわかに慌ただしくなってきた穴付近を離れ、ゆっくりと休める場所を探しに行った。
in:クラアナ付近
「ぴぷぅ……すにゃ…んぐぅーー……」
シザイもほぼ使い切り、手持ちで一番お気に入りの武器諸々をまとめて抱え、ぐーすか無防備に寝ている。
in:クラアナ付近
「げぇっほげっほごほぉっ………うぅ、いひゃい……」
本日5、6回目位の崩落から土埃まみれで帰ってきた。
「じめん、どこもぼろぼろー……あぶないない!」
in:クラアナ付近
「はっ、おひう!」
ぴたりと素振りの手を止めた途端、ぐうと腹の虫が鳴る。
「ごはん〜ごはん〜〜」
武器のことなどすっかりほっぽって、一目散に食料提供所に駆けていった。
in:クラアナ付近
「んはー……はー!きる!!うー、むずかし……」
ぶおんぶおんと刀剣を素振りする幼児がいる。
今まで大槌やら土塊やら鈍器ばかり使っていたせいで、
刃物の使い方がいまいち掴めないようだ。
in:クラアナ付近
「ふるーつすきー。……にんきないない?」
もっそもそとフルーツ味の固形食をかじっている。
フレーバーは合成香料諸々のものでしかないが、それはそれ。
in:食料提供所
「シザイいる、たかい!おーぼー!さくしゅ!」
ぷんすこ。
in:クラアナ付近
「むーー……やること、ないない……ひま〜」
除染費用もバカにならなくなってきたので、
探索もできず、その辺をごろごろしている。
in:クラアナ付近
「おしりからつよげき、でる……??」
出ないよ。
in:クラアナ付近
「おくすり、ぱわー……あげあげ……わかる、ました」
わかってしまったらしい。
in:クラアナ付近
「あげ…あげー?……おくすり?」
in:クラアナ付近
「あたらし、ぶき……てっきゅー…ひろた。
でも、つよないない……」
自分の腕に嵌められた鎖と鉄球をちらりとみる。
in:クラアナ付近
最低限の荷物とシザイをまとめて抱え、
昼頃からぐーすか眠りこけている。
「んにゃー……ぷゎ……」
in:クラアナ付近
「ぐうー……むにゃ…」
出入り口付近で寝ている。
in:クラアナ付近
「おっきーはさみ!ぎざぎざ!がぶがぶ、こわい……」
in:クラアナ付近
「あたらし……がぶがぶ、する?いたそう…」
in:クラアナ付近
「ん゛にぃぃ……べたべた、うぅ〜……」
クラアナの奥の方からのそのそ帰ってきた。
キカイの体液や元・探索者の返り血でべちょべちょしている。
in:クラアナ付近
ひたすらクラアナに潜ってはシザイを稼いでいる幼児。
こう見えて腕っぷしが強く、身体も常人より頑丈。
身体のあちこちに人為的に改造を加えられた跡が元からある。