CuraanaNow
いつも通りの場所で寝て起きてしている見た目幼女が久々にどこかへお出かけに行った。
……ショップで生存価値を買っただけだ。
けたたましい音で、幼女の生存価値が残りn日デス!と鳴り響いているのが分かるかもしれない。
尤も、購入できたのでそれはもう鳴っていないのだが。
in:クラアナ付近
「そぉゆうこと」
シートが敷いてあったり、どこからか持って来た毛布があったりで一応“寝床”と称していいような、悪いような。
良くも悪くも、少女の無頓着さというかなんというかが伺える。
「ん。ありがとうね。
わたしも、たのしかった」
こくりと頷き。
あなたが隣に来れば、嬉しそうに再び抱き付いた。
「ひとごこち~」
意訳:人肌寂しい時には抱き枕っていうものがあるらしいけれど、ひとを抱いて眠るっていうのも贅沢な話よね。
なんて圧縮言語は通じたか通じないかは分からないが、むにゃむにゃと眠り姫は眠りに落ちました。すうすう。
in:クラアナ付近
「むにゃむにゃ……住処というよりは、寝床……?」
たいして意味は変わっていないように思えるが。
「……それに、此処なら。
四六時中、たいていの探索者さんたちが居るから。
人目が尽きない事は無いし、案外安全なのよ」
と、語りつつ、定位置に運ばれればそのまま横になる。
「ありがとう、シェスティン。助かったのわわ、ふぁ……」
再度欠伸をしながら。
あなたも一緒に寝る?とか尋ねてみたり。
in:クラアナ付近
「えぇ。もちもちでにゅーってして……みょーん」
みょーん。
うつらうつらしている少女は、クラアナ付近の一角を指差した。
「いつもは……あそこで寝泊まりしてる。
就寝施設……ひと多すぎて……落ち着かないから」
すし詰め施設と改名したほうが良いのではなかろうか、などとぼんやり思いながら。
目と鼻の先にあるのでお泊りは大丈夫!ほんとか?
in:クラアナ付近
「そう。わたしも好きよ、触れ合うのは」
自分が“生きている”と実感できるから、とは口に出さない。
此処に至るまで、少女(のオリジナル)が体験してきた事は、すこし。いやかなり、刺激的すぎる話だから。
「わたしもだいじょー……」
ぶ、と言いかけて、くああ、と顔を横に背けてから欠伸をひとつ。
「んむ……ごめん。ちょと眠いかも」
すなお。
顔を元の位置に戻しながら。うとうと……としている。だいぶねむたそう。
in:クラアナ付近
「ん」
嬉しそうに頷かれれば、こちらもあなたの腕の中で頷き返し。
幸せ心地なあなたを見て、どことなく嬉しそうにしながら。
「良かった。触られるのが嫌いなひとじゃなくて」
何が好きで何が嫌いか、なんてひとそれぞれだしね、とも付け足しつつ。
暫くそうしてふわふわはぴはぴしていれば、
「……シェスティン、大丈夫?」
今度は先程とはまた違う意味だ。
あまり自分があなたを時間的なあれそれで拘束して大丈夫なのだろうか、という心配の現れ。
鼻と鼻が触れ合うくらいの距離で、問いかけました。
in:クラアナ付近
「どういたしまして、なのよ」
そこまで大した事をしている自覚は無い。
しかし、ありがとうと言われれば、そう返すのが筋だという事くらいは知っている。
機械の少女は、人との共存を目指しているのだという。
ならば、機械からだけでなく。人からも、歩む意思を見せてこそだろう。
ぱ、とおててを握っていた手を離し、しかしそのままあなたにぎう、と抱き付く。
しゃがんでくれたから、今度は頭にも手が届くだろう。あなたの頭の、御髪が乱れないように優しく、優しく手櫛で梳きながらなでなで、よしよし。
in:クラアナ付近
「そっか」
なでなでもちもち。一通りぴすぴすはぴはぴした後、その言葉を聞いて眉を落としはにかんだ。
「シェスティン、頑張ってるのね」
任意でこの世界に来たのか、いつのまにか来ていたのか、はたまた何なのかは分からないが。
人と共に在りたいと言うあなたのココロが、一人で頑張ってる事に。……或いは、もう一人ではないかもしれないが。
そう労いの言葉を。
in:クラアナ付近
「そお?」
内部構造などにあまり詳しくない少女はなよりと体を傾げた。
「ふふ。お互い、無いものを補うのは良い事よね」
傾げた体を戻しつつ。
「まぶ……うん、ぶいぶい」
今はもう、あなたの頬に添えてるのでぶいはできないけれど。
口でぶいぶいしている。ぶいぶい。
「ふうん……此処<エデン>のキカイたちとは方向性が違う、のかしらね。
徹底して管理してるのがこっち。共に歩もうとしてるのがそっち、みたいな。
……大丈夫?」
そうして、恐らくこちらも人同様にもちもちしているのであろうほっぺをなでさすしながら問いかける。
いくら世界が違えども、キカイと機械――“同胞”のようなものだろう。
それを相手にして、あなたの機微なココロは痛まないのか、という類のものだった。
in:クラアナ付近
「?」
あなたが少し固まったのを見て首を傾げ。
「方向性が違う……まぁ、わたし、そこまで活発って感じじゃないしね」
こくりと頷いた。
あなたがVサインを行えば、こちらも真似るようにぶいー。
「そうなの。……んー。
ねえ、シェスティン。痛みを知って、どうするの?」
それはある意味、博士に対する問いかけのようなもの。
キカイが人のように振る舞う事を良しとするのか。キカイも、痛みを知ることが出来ると信じての事なのか――
ぶいサインだった手を解いて、あなたの頭に手を伸ばそう――として、身長差があるのでほっぺたくらいに。
ぴえんしているあなたを慰めようと、よしよしとしながら。
in:クラアナ付近
「お花や羽根、かあ……なるほど」
ほそふやきゅーん。きゅーんがどのへんかまでは分からなかった。
「んー、たまに飛ぶのよねえ。前後に何があったのか……決まって同じ所で立ってるんだけれども」
もし、あなたが“死んだ探索者のリポップした所”を見たことがあれば、正しくそれでは?と思い至るかもしれません。
「うふふ。美少女コンビかあ、そういうのもいいわね」
うんうんと頷きながら。
手を繋いで、本当やわふわだーとか言いながら。
「うーん……ん、痛みとかは感じるのかしら?」
まるで本物みたいだ、という賛辞は先程送ったので。
ひとまず置いて、次の疑問を投げかけました。
in:クラアナ付近
「まぁ……やわっこい、のかしらね。確かに、筋肉とかはぜんぜんついてないけれども」
波長が合うのかもしれない。自分の服の上からぽふぽふとお腹をつまんでみる。
むにょ……とすら言わないような、骨皮のみとまでは行かないが。やや痩せぎすの体だ。
「異世界……わたしもなのよね。たまに記憶が飛ぶ以外は、比較的安全に…………安全に?過ごしているわ」
見た目は、と聞いてうんうんと頷き。それこそ、あなたの事を一目見てキカイだと分かる人は多くないだろう。
「んー」
ふるふると頭を振る。あなたも綺麗よ?と言わんばかりに。
そうしてこうしてお話してるうちに、冷えたのかしら、と思い。
「大丈夫?」
かざしていた手も、人間の体温くらいの温かさを感じていた頃だ。
あなたがグローブを外せば、きゅ、と手を繋ごう。
「……。これでキカイ、っていうんだから凄いわ」
ほへー、と感心したように呟きました。しぇいくはんどもするかも。
in:クラアナ付近
「やけど……それはいけないわね。
なのましん?である程度は軽減されるでしょうけれども、掌ぜんぶびゃってやっちゃったらショップ行かないと治せなくなりそう……」
びゃって。
「博士……ふぅん。シェスティン、本当にキカイなんだ」
こと、ここに至ってようやくあなたが“人造物”であるという事に合点が行ったようです。
「こんなに見麗しいキカイ、初めて見たかも。熱がなかったらすぐにでも手を繋いでみたい所だけれど」
とはいえ、ロンググローブをつけているので直接という訳にはいかなそうだが。
ひとまずは、暖をとるついでに冷めるまでの話し相手になっていようか。
in:クラアナ付近
「そう?なら良かった」
正味、あなたがどうやって熱を冷ましているのかすら分からなかったが、同じようなものを持って来ればいいのだろうという結論に至ってガレキを持って来たようで。
「シェスティン。えぇ、覚えたのだわ」
そう言いながら、伸ばした指先がストップで止まった。
「そんなに熱いの?」
触るのではなく、……こう、なんていえばいいんだあれ。ストーブに掌かざすみたいに、直接触れずに温度を感じ取ろうとしてみるがさて。
in:クラアナ付近
4:失敗!ガレキしか見つからなかった。
「うーんしょ、うーんしょ」
比較的大きめな、心なしかひんやりしたガレキをうんしょ、うんしょと引っ張ってきました。
「ごめんなさいね。わたし、生身の人間だから……あんまりほいほいと、こういうの、もってこれなくて」
ぜーはー息せきらしている。上品のじょの字もなさそう。
「……その、ええっとシェスたん?には、触ってみても大丈夫かしら?」
ふう、と息を整えてから。あなたの、肌が出ている表面の一部に指を伸ばした。
危ないかもしれない。
in:クラアナ付近
「あ……と、わたしはミネアよ。大人しくしてればって……」
たぶんそうなのだろうけれども、見てるこちらが肝を冷やしそうで。
4[2D6]7以上で見つける それ以下はガレキの足し
→
in:クラアナ付近
「まぁ」
まぁ。と、自分の口元に手を当てながら。
「キカイ人形……ということは、汚染なんかしたらいちだいじね」
赤くなっちゃうのかな?などと言いながら。
今回の場合は熱で赤くなっているようだが……
「えぇと……冷ましたほうがいいのかしら……」
左右をキョロキョロと見ながら、冷たそうなものを探している。
in:クラアナ付近
「オーバーヒート?」
何の事だろうと反復し、こてりと首を傾げる。
in:クラアナ付近
「おかえりなさい、おつかれさま」
あちちになっているひと……ひと?へ向けて声を掛けた。ねむそう。
in:クラアナ付近
「深層、かあ……」
ぽつりとつぶやいて。
「えぇ、その時はまたお世話になるのだわ」
そう言って、ぺこりとお辞儀をしました。
in:クラアナ付近
どこぞに居た不死姉妹の片割れ。
の、複製体。残念ながら不死性は失われているようだ。
此処では何をしようが、されようが特に気にしない。
「だって、世界はこんなにも残酷で、つまらないんですもの」
「……でも」
「素敵な出会いだって、あるみたい」
現在はn+3体目の複製体な模様。
死亡履歴……
うさぎに電撃ビリビリされて死亡
大男にもぐもぐされて死亡
クラアナ探索中に“事故死”
スカ以外だいたいふりーです。
ログ公開はご自由にどうぞ。
イラスト・アイコンは箱舟みかんさんにコミッションで描いて頂きました。感謝!
見える範囲:なんでもありとゲーム攻略は見ないようにしてます、ごめんなさい。