CuraanaNow
「へへ、ここに来るとイイ思いできる気がするぜ……神サマってのは本当にいるのかもしれねぇなあ」
顔がにやけている。敬虔さのカケラもない理由で少年は神に感謝をしていた。
in:宗教施設
「ま、オレも鬼じゃねぇからな。正直に教えてくれりゃきちんと返してやるって、へへ………」
ちょっと悪ノリ気味の少年だったが、シスターがしおらしくしているのをいいことに、正直なところを聞き出そうと耳をそばだてた………。
in:宗教施設
「こまけぇことは気にするなって。シスター今日もでっけぇな、へへ………ん、なんだこりゃ」
瓶を奪うついでに『当たってしまった』シスターの胸を、どさくさに紛れて一揉み、二揉みした。何気に触るのは初めてだったかもしれないが、あまり遠慮はなかった。
「……コレって裏ショップの中でも特に『そういう』コーナーに置いてあるやつだよなあ、シスター?真面目そうに見えてこんなモノに興味があるとはなあ~、知らなかったぜぇ。へへへへ」
見るからに妖しい雰囲気の瓶とシスターの態度を見て、少年はニヤつく。
「ほんとに使ったことないのかあ?正直に言ったら返してやってもいいけどな~、オレはシスターの本音が聞きてぇなあ」
in:宗教施設
「そっか、なら別にいいんだけどよ……」
ちらりと袖の中に見えたモノ……ピンクの色と形状で直感的にそういうモノだと感じた少年は、
「っと手が滑ったァ!!」
雑誌に視線を戻す……と見せかけて、その何かを奪おうとシスターの袖目がけて手を伸ばした!もともと手クセの悪い少年は、顔見知りなら相手が女子でもお構いなしだ……!
in:宗教施設
「いやあからさまに動揺してんじゃねぇか………怪しさ満点だなオイ」
冗談のつもりで言ったのだが、これはひょっとして……?と首をかしげる少年。
「確かに色んなもんが売ってたけどな。オレが行った日はみんなしてネコのぬいぐるみ持ってたから、つられて買っちまったぜ。
……で、シスターは何買ったんだ?もしかして今持ってんのか?」
少女が袖の中で何かを弄っているのに目ざとく気がついて、指をさす。
in:宗教施設
「だって読むのめんどくせーじゃねぇかそういうの。写真だったらねーちゃんの体型とか服のエロさとか一発で分かるぜ、ほら」
白昼堂々、下着女性の写真を見せつけてにやにやしている。品がない。
「へぇ~、意外だなシスターも行くなんて……下層の入口とはいえ治安も良くねぇし、アングラな売り物ばっかだろあそこ?そんなもんに手なんて出さないと思ってたぜ。
もしかしてシスターもこっそりこういう本とか大人のオモチャを買ったりしてんのかあ?へへへ」
in:宗教施設
「だって読むのめんどくせーじゃねぇかそういうの。写真だったらねーちゃんの体型とか服のエロさとか一発で分かるぜ、ほら」
白昼堂々、下着女性の写真を見せつけてにやにやしている。品がない。
「へぇ~、意外だなシスターも行くなんて……下層の入口とはいえ治安も良くねぇし、アングラな売り物ばっかだろあそこ?そんなもんに手なんて出さないと思ってたぜ。
もしかしてシスターもこっそりこういう本とか大人のオモチャを買ったりしてんのかあ?へへへ」
in:宗教施設
「お、シスターノアじゃねぇか。へへ、そう固ぇこと言うなよ~、たまには外の空気を吸いながら読書ってのもいいもんだろ?」
読んでいるのはえっちな本だけど。雑誌の中身は当然のごとく、見た目もポーズも破廉恥な女性の写真が躍っていた………
知り合いと分かると少年は悪びれもせず挨拶した。
「いや、これは普通に娯楽地区の本屋で買ったもんだぜ。……っつうかシスターも知ってるのか?アンダーボードの店のこと」
in:宗教施設
「ここもいつの間にか人増えた気ぃすんなあ………」
少年は今日も道端で成人向けのグラビア雑誌を眺めている。
宗教施設に来るのは神に祈りを捧げるため……というわけではなく、ただキカイがあまり寄り付かないこの場所が気分的に過ごしやすいからだ。
in:宗教施設
「なんかミョーなもんが流行ってんな………こういう玩具がウケるのか?」
薄暗い路地の店から人々がねこのぬいぐるみを抱えて出てくるのを目にして、つられて買ってしまった。この場の雰囲気とは少々ギャップのある可愛らしいデザインだった………
in:アンダーボード
「にしても何か思ったより賑やかだな……?」
アンダーボードには一、二度訪れたことがあるが、その時よりも心なしか人通りは多い。気がする。
in:アンダーボード
「裏ショップって言うからにはマーケットにあるヤツよりエグいねーちゃんの写真集とかも売ってんのかな……ヘヘ………」
珍しい店があると小耳に挟んだ少年は、ニヤけながらアンダーボードをうろつく。
in:アンダーボード
「お、おう、ありがとよ……下層は危ないって聞くがちょっと覗くくらいなら行ってみてぇな、へへ………」
in:クラアナ付近
「裏ショップ……?そんなもんがあるのか………?アンダーボード、か………」
in:クラアナ付近
「ああ、いい方法かは分からねぇけどな……
っと、ジュエリー?!………っ!!」
バドはとっさに席を立って、転びそうになったジュエリーを支えた。
「おっさん、勘定頼む!」
片手でジュエリーに肩を貸し、もう片方の空いた手で財布を出してジュエリーの酒代を払う。
「歩けるか?ジュエリー。荷物持ったら行こうぜ。
少し酔いも覚まそう」
in:酒場
「衝撃で印象に残る?!!
む、難しい注文だな………」
手品でもするか、と考えたが別に自分は手品師でも何でもない。そもそも少女が受けたトラウマの大きさを思えば、そんな小手先のことで消えようはずもなかった。
「キカイに許されてることなんて少ねぇ、ただでさえ娯楽なんて数えるほどしかないもんな。印象に残ること…………」
少年も首をひねった。………と、頭にひとつ、ふとよぎったこと。
「い、いや、それはさすがにな………
ジュエリー、とりあえず店を出てその辺散歩するか?このままここで寝ちまったら店の人に迷惑だからよ」
in:酒場
「寝るまでにずっと他の話でもしてりゃ大丈夫、にならねぇかなあ……寝る前のことが一番大事だって聞くしな。
逆にジュエリーは何かして欲しいことはあるか?オレに」
少年は特に専門家、というわけでもないので、トラウマの完全な解消方法というのは思いつかない……ただ少女のために最善を尽くす、という気持ちだけは抱いている。
in:酒場
「オレにとっちゃ一人は当たり前だったから、別に特別なことしてきたつもりはねぇけど、ジュエリーに褒めてもらえるのは嬉しいぜ。ありがとな」
孤児なのだから他人に生かされていることを自覚しろ、ただでさえ荷物なのだから頼るのは甘えだ、と言われ続けてきた少年にとって、少女の言葉は素直に嬉しかった。
違う世界、という気になる言葉にピクリと反応したが、今の少女はそんな話をするどころではなさそうで。
「酒飲むと眠くなるって言うよな。いつまでも寝ないわけにはいかねぇし、ちゃんと休んだ方がいいとは思うが、そうだなあ………
オレと一緒なら寝られるか?ジュエリー。オレがずっと起きてそばで見張っててやる、悪いキカイなんかが来ないようにな。そしたら眠れねぇかな」
in:酒場
「ま、ここと同じで普段は固形の食料みたいなもんばっかだったからな。その町も当然キカイに管理されてたからよ。だからあのパイは特別だった………ジュエリーにも食わせてやりてぇな、へへ」
少年は少女がわずかでも笑ってくれたのを見て安心した。それから遠くを眺めて、少し昔を懐かしんだ。
「ああそうだぜ、話してなかったっけか。ま、孤児なんてそんなに珍しくもないだろうけどな。
ジュエリーの昔のことも知らねぇなそういや、いつかそういう話もしたいよな~」
in:酒場
「す、すまねぇ、メシの時にする話じゃなかったな……」
みなしご出身の少年はあまり気の利いたジョークは思いつかなかった………
「そうだ、メシの話をしよう!オレの孤児院にめちゃくちゃ料理の上手い人がいてよ、男なんだけどオレたちは先生って呼んでた!
その先生が半年に一回くらい焼いてくれるパイがあったんだけどな、それがめちゃくちゃウマかったんだ。しかもウマいだけじゃねぇ、もう一つの楽しみ方もあった。
それは、パイの中身が毎回違ったんだ。チョコの時もあればシチューの時もある、他にもサーモンとかリンゴとかな………先生がナイフで切るまで分からねぇから、みんなで当てっこするのが孤児院で流行ってた。
オレも一回か二回くらい当たったことがあったけどよ、そん時はめちゃくちゃ嬉しかったなあ、へへへ………」
in:酒場
ストレイドッグ・バド
身長:小柄 性別:男
辺境の町に棄てられ、拾われて育った少年。
素行の悪さとみなしごであることから"野良犬"と呼ばれるようになる。
「町の存続のため、キカイに献上するシゲンを集めよ」
との命を受け、しぶしぶクラアナへとやってきた。
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【ロール傾向】:
センシティブ(R18)に設定してあります。
レスの見逃し等あったらすみません
ログ公開などはフリーです