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No.678357532
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age:(見た目)16歳
sex:女
height:157cm
weight:からっぽ
Favorite:どうでもいい
Hate:もうどうでもいい

Comment
『あなたが私を捨てた、記憶を繰り返す』
Items
武器1
人類文明時代の本
武器1
出所不明の花
武器1
黒い体液
iconCuraanaNow

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――本を捲る音が、微かに。

車椅子に座る腕なしの女は、いつの間にかそこにいた。
暗闇に溶け込むほどに黒い、黒い管を両の肩から数本――数滴垂らし、指先のように操って本を持ち頁を捲っている。

それは何も言わない。
それは明かりもない場所で、キカイの目が届かない場所で本を読む。

in:エンドボード


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「あらあら、また賑やかね。
 また反キのことかと身構えちゃった。違うようであ~んしん……」

先日の反キ襲撃事件から、長いこと行方を晦ませていた研究者が戻ってきた。ホテル暮らしも飽きたし。
噂話に耳を傾けつつ、黒、黒ねぇ……と。
わらいながら自分のところの研究室に戻る。よりよい美味を求めて。

in:研究区画


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――とある一室にて。

「――っ、あー……つ、かれた……」

やっとこさハコガタの解析が終わった。
女に取り込ませても問題はない、が――性質的に、取り込ませる理由もない。今後、もしかしたら適合するかもしれない存在と出会える可能性を願って、保管しておこう。

「……散歩、行くか」

体を伸ばすついでに、と席を立ち
車椅子に座ったまま身動ぎひとつしない女に話しかける。
いつも通り反応はない。が、そのいつも通りがいつしか救いになっていた。

in:生存価値向上委員会


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暗闇は、生じた暗黒すらも覆って
キカイごと その一帯まるごと呑み込んだ。

 ここが底だと信じて疑わない仲間のためにも
 シザイとして、持ち帰ったら何の意味もない。
 かけらひとつ残さずに、この結末は『私たち』の中だけに収めて、"歪めて"

「これからも門番、よろしくね」


……嘲笑わらうキカイを背に、先に進む。

in:クラアナ内部


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――【80層】

リフトから下りて、歩き出す。

偶然の産物を、唯一の成功例を失うことを恐れた仲間が邪魔だった。
もし違っていたならば、と言いたい気持ちは理解わかるとも。
けれどもソレと何度か向かい合えば嫌でも理解わかるだろう。

それでも、失うことを恐れた仲間は『ここが底だ』と言った。
そんな仲間が邪魔だった。だから
仮眠と言いながら深く眠った仲間を置いて、エンドボードから身を投げた。

「腕を両方、もがれたあの日に全てを失った「私」から
 腕を両方、 もいだ あの日に全てを捧げた『私』から」

独り深く、深く潜って嘲笑わらうキカイと向かい合った。

「……がらんどうから失われるものなど、なにもない」

in:クラアナ内部


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――キカイの目が届かないエンドボードからのダイヴは、中々に骨が折れた。

道中でリフトを発見し
少し迷いながらも乗り込んで今、潜れるところまで潜る。

委員会本部のニンゲンに気付かれてはいけない。
アレらの後ろにいるキカイにも気付かれてはいけない。
ひとり潜るだけの、命令に背くだけの自我があることに

気付かれてはいけない。



in:クラアナ内部


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女は、底の見えない暗闇に身を投げた。

in:エンドボード


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夜も深まり、息遣い――と夜更かしさんの声が響く中
女はふらり、ふらりと覚束ない足取りで

「      」

ぽっかりと黒い口を開けている、深い、深いアナの前に立った。

普段は処理に使われている"らしい"けど
『ここからなら』

……

in:エンドボード


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――【70層】にて

そういう環境だからかするりするりと奥まで進めてしまった。
ここから先の情報は未だ入ってきていない。
偶然の産物とは言え現状唯一の成功例である女を失うわけにはいかないし――とりあえずは様子見で、いつでも逃げられるようにと身構えていた。

が……

「……これ、残骸を全部回収するの厳しくないか?」

……何ともまあ、傍から見たら間の抜けた戦いだった。
一応、回収可能な分の残骸を回収した後、本部に戻る前に少し先に進むかと女に声をかける。……女も何だか物足りなさそうだったので。

in:クラアナ内部


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――【60層】にて

「何か今回はあっさり終わったな。そんなに暑い環境は嫌だったか?」

もう倒すな、と言うのはやめた。倒せるなら倒せば良いと。
そして言われずともと言わんばかりに女は大型キカイを破壊した。
お互い、暑いのは苦手だったから
仕事は減らず増える一方だがまあ、助かったという気持ちが強い。

『シャクネツ』の残骸を回収して、一度帰還しよう。
いつも通り車椅子に座った女に残骸を持たせて、男は車椅子を押した。

in:クラアナ内部


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――【50層】にて

委員会腕章を身に付けた長身の男は
最早無表情で大型キカイーー『ミナゾコ』の残骸を回収していた。

何とか『ジュカイ』の解析は終わり、唯一の成功例に与えて早数日。
変な花を産み出すようにはなったもののの、異常は見られなかったので次は『ハコガタ』の解析を……と考えた矢先だった。壊すなと言ったのに。

……もう壊してしまったものは仕方が無い。

最後のひとかけらを回収した後
車椅子に座って大人しくしていた女に残骸を持たせ、自身は再び車椅子を押した。

「……もうリコも巻き込むか……」

in:クラアナ内部


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――さんにんめもダメだった。
行き止まりに追い詰めて、叫ぼうとする声を粘液で塞いだ。
塞いだまま痙攣する身体を壁に縫い付け、潰さない程度に押さえ付けた。それでもダメだった。
……まあ、歯向かう気概が無かった時点で話にならないが。

"ある方向"を見て、確認した後に車椅子に乗る。
腕は一度体内に納めて、細い一筋を黒に紛れるよう垂らして車輪に這わせ、回す。

黒潰れの死体を3つ残して、車椅子の車輪が回る音はブラックボードの方へと消えて行く……

in:エンドボード


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「          」

その道中で、子供を何人か見かけたかもしれない。
      子供はソレを見かけたかもしれない。

けれどもソレは、子どもには手を出さなかった。
見ても見続けることはない。
見られても一瞥するだけで距離を詰めることもない。

例えここがどんな場所でも子供は子供なのだと言わんばかりに。

in:エンドボード


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……べちゃ、と黒い粘液に塗れ潰れた遺体が、路地裏から放り出されて外に転がった。

釣られた男には共犯者?がいたらしい。
なぜか怒りながら路地裏に入ってきたところを捕まえた。

どろどろと黒を撒き散らす不定形の巨腕を両の肩から生やした女は今一度、路地裏を見る。真っ黒な海に沈むそれも、転がしたこれもダメだった。
片腕で車椅子を引きながら、再び歩き出す。

車椅子の車輪が回る音が鳴る。

in:エンドボード


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今夜は、皆が寝静まる前に訪れたからだろうか。
身綺麗な、それも腕なしで抵抗できそうにない女体に釣られる男がいた。

車椅子は女を乗せて
後ろからついて歩く男と一定の距離を保って路地裏に入って行く。

これを今夜は3回、繰り返す予定だけれども
さすがに2回目からは警戒されるだろう。その時は自分から乗り込もう。

in:エンドボード


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――車椅子の車輪が回る音がする。
此度も車椅子を押す、足音はない。

車輪は今日も むじょうにも 回っている。

in:エンドボード


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【40層】

「ジュカイの解析も実験も未だ終わってないと言うのにお前」

先日『ジュカイ』の残骸を回収してから今日まで
ほぼ缶詰状態だったと言うのに――仕事が、研究対象が今増えた。
形が崩れない程度に"中身"を壊されて停止した『ハコガタ』を前に顔を覆う。

先へ進もうとする女を車椅子に強引に座らせてから、それでも散らばった"中身"の残骸を箱に押し込む。
憎たらしくなるほど綺麗に壊したな……と思いながら箱を女の膝の上に乗せ、固定して車椅子を押す。
今は一度地上に戻ろう。

in:クラアナ内部


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そうこうしている内に
車椅子の車輪は再び回り出す。

その音はブラックボードの方へ――そのまた先へと消えて行く……

in:エンドボード


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……その道中で
緑色のスライムを身体にのせて……遊んでいる?スライムプレイ?している男を見かけた。

女は見なかったことにした。

in:エンドボード


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暫くして、女は自分の身体で戸を押し開けた。

腕を欠いた両肩からぼたぼたと黒い粘液を垂れ流しながら――
真っ黒に染め上げられたせいで個性を失くした、人型の黒潰れ2個を引き摺りながら外へ出て、道端にぺっと捨てた。

今夜も同胞作りに失敗した。

ゆらりと身体を揺らしながら、車椅子のもとへ戻ろう。

in:エンドボード



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「ねえねえ知ってる?
 生存価値向上委員会本部にある、文字通り言葉通りの黒いウワサ!
 内側から漏れ出たような黒い黒い汚れが付着しているドアが目印!
 ……まあ床を見てもわかるんだけどね。漏れ出ちゃってるから」

「その部屋は命大事に方針のとあるキカイ様が贔屓にしてるヤツが利用しているんだけど……
 20層にいるキカイに負けちゃって廃人化した探索者の女を連れ込んでるの」

「あぁ20層の――なんだっけ、クラヤミ?
 女はもがれた両腕の傷口から黒いの流し込まれたって話よね!こわ~い!」

「でもそれより怖いのはその女なのよ!
 なんてったって女がいる部屋は一面真っ黒なんだもの!ぜ~んぶ女の涙や涎なんだって!」

「やだ~!きもちわるぅい!
 さっさとそんなやばい女処分しちゃえばいいのに!」


(ウワサ話好きな女たちの、下卑た笑い声が響く――)



髪: 黒のルーズサイドテール
眼: 真っ黒に塗り潰したよう
服: 両袖が破りとられた元クラシカルロングメイド服
備考:
・腕なし
・豊満な胸を持つ
・抱き心地良さそうな安産型
・基本的に車椅子移動 ……歩けないわけではないらしい




女がそうなる前の、星たちが愛した子
 なんでも屋≪空の栞≫が贈る
 クラシカルなロングメイド服を纏った、黒髪黒目の、眼鏡をかけたメイドさん。
 鈴を転がすような声で歌いながら、白魚のような手で『あなた』の毎日をアシスト していました。 

 ……ちょっと頼りない?
 完璧であるよりも、ポンコツな方が扱いやすいでしょう?
 いかすもころすも『あなた』次第――少女は『あなた』の幸福を願って いました。 

▼追加情報
β~
 ・得意武器は大鎌や大斧などの大ぶりな武器……だが
  よからぬ輩程度の相手なら刀でじゅうぶんと刀のみ持ち歩いている。邪魔だし。
 ・100層以降をのんびり探索している。
 ・その分身体能力も高く、よからぬ輩程度なら楽にあしらえる。
 ・女子どもを痛めつけるモノは暴走キカイと大差なし!破壊して良し!首刎ね!の倫理観。
γ~
 ・両の手の爪に赤いマニキュア~ツヤツヤトップコート付~ だった

 ・戦う気がない、潜る気もない。騒ぎ方も忘れた。
 ・持っていた武器とチップ、通信端末を処分した。
 ・でも結局のところ、潜るしかない。

 ・10月22日に対クラヤミ戦で両腕をもがれた。
  大切な大切な宝物だった、ご主人様に塗ってもらった赤い爪、なくなっちゃったね。

save & load
 ・ご主人様から捨てられた
 ・ご主人様になったけど大切な人が他にいるし
  一番も二番も埋まってて三番の席にも座らせられないからと捨てられた
 ・その記憶を寝ても覚めても繰り返す、ただの肉袋に成り果てた。
 
 ・わたしじゃダメじゃたりないの
  そんなにわたしがにくいの ねえ
  わんちゃん



サブPC
 生存価値向上委員会 ――所属[セレス?]
  … 身長182cmと長身の男。
  更にヒールブーツを履いており一見四捨五入して190cmはある。
  必要最低限のことしか喋らないが、大抵のことは完璧以上の結果を残すため便利屋として色々な部署に顔を出している。
  キカイに従順で忠実な"模範的なニンゲン"。金髪・赤と青のオッドアイ。

 研究区画 食の研究・開発所属[リコ?]
  … うるさい悪魔。
  家族に対しては優しいけど他人に対しては大分ひどい。
  末妹であるメイドを溺愛している。溺愛しているあまりにひどいことばかりする。
  橙髪・淡い碧眼。

 
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此方で使用していたプロフィールイラスト、並びにPCアイコンは
Nemohira様に依頼して描いていただいたものです。
この場をお借り致しましてお礼申し上げます。ありがとうございました。
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ログ公開フリー
3L偏見なし|R18/R18G○|虫含む異種描写の対応○|直接的なスカ表現×
基本そういうことの時は透過アイコンを多用します。ご了承下さいませ。
他、何かございましたらメッセージ等お気軽にどうぞ。
※ソロールはここまでは描写したいってところまで書き留めてから投稿しています。その後の介入や反応はご自由に。

お相手: いない        (人格は新たに形成されましたが経緯が経緯だけに単独行動を好みます)
バディ: 適当に連れ出しちゃえ (現在90層/大体のボスをソロ討伐可能@盾持ち兼業タンク故30層適性△)



ところで
Q.どこかでお会いしませんでした?
A.それはたぶん第 ■■■■■(5桁) ■体目でこれより後の子
 これは大体第 ■■■■(4桁) ■体目。5桁になるまで死んでいいぞ!

 でもここまで手酷くされるとは思ってなかったぞ。未来の彼女はいったい何者だ?



 現在9433機体目。

 9431機体目は110層にて
 汚染探索者と遭遇→討伐後に汚染状態が末期であることに気付き自決――
 ……しようとしたが失敗。現在クラアナ内部に徘徊中。

 9432機体目は116層にて
 待ち構えていたキカイに破壊された。
 ……先の9431機体目を破壊しようと、探していたようではある。



















星たちが怒っているよ。
どうしていつもこの娘にひどいことをするのと怒っているよ。

その声を聞いて、しっかり答えないと大変だけど
星の声を聞いて、星に伝わる言葉で答えることなど人にはできない。

その声を聞いて、その声を人に届ける娘は死んでしまったの。

だから星たちが怒っているよ。
やはり害虫は滅ぼすべきかと怒っているよ。

星たちは産み落とした愛し子たちを滅ぼしたことを、まだ許してなどいなかったの。