CuraanaNow
「じゃあ俺畑の土に戻るから…
キノコの人…強く生きて…」
in:クラアナ付近
「医療従事者が体調を崩すほどとは…
やはりここの環境は劣悪なのか…」
(すっとぼけ)
in:クラアナ付近
「オラッ!!
探索者のダシが出た湯浴み所のお湯で鍋を作るぞ!!
食え! 腹を壊せ!」
in:クラアナ付近
「あっ 待って
俺マジで普通のニンジンサイズだから
だいぶ体はみ出ちゃってる」
in:クラアナ付近
「えー 鍋…鍋か…お湯…
湯浴み所がそれっぽいな…?」
in:クラアナ付近
「ビーム分かる」
in:クラアナ付近
「俺が言うのもなんだけど
あまり変なもの食べようとしちゃダメよ?」
in:クラアナ付近
「いや……
俺は元々探索者として外から来たんだ
個人情報をニンゲンのものに偽装して、な
なんでかっつーと……まあ…
大して語るモンもねぇけどな」
in:クラアナ付近
「え マジ? えー怖いなー
自分の複製体が他人を襲うとか
なんかすごいヤだなー」
in:クラアナ付近
「機械化も異形化もしてないから
ちゃんと食べられるニンジンだよ
何かよく分からないけど
ニンゲン用の施設も使えるから
多分そういう事なんじゃないかな
知らんけど」
in:クラアナ付近
「オイラはニンジン! よろしくな!!」
in:クラアナ付近
「ふむ………
やはり100%オーガニック素体は良いな
穴に潜れば潜るほど鍛えられていく…
これが自然の恵みか……!」
in:クラアナ付近
>>カイト
「…と、まあ探索についてはこんな感じだ!
意外とノリと勢いでなんとかなるぜ!
頑張れ! 俺は少し畑の土に埋まって休む!」
in:クラアナ付近
「見た目めっちゃ気持ち悪いけどな
もう食用に戻れねえよ………」
in:クラアナ付近
>>カイト
「大変だ! バディの組み方が
全然分からないぜ!
俺、野菜だから!!」
ド ン !!
in:クラアナ付近
>>カイト
「前衛・後衛は
バトル中にチェンジ出来るぜ!
よし、とりあえずバディ申請を送るぜ!」
in:クラアナ付近
>>カイト
「おうニンゲン! 行くか!
生身か…あんまり無茶はするなよ!
俺が前に出とくぜ!」
in:クラアナ付近
「よっしゃ!
俺もそろそろ潜るとすっかな……
この野菜と一緒に行きてえヤツはいるか?
今の俺なら結構ラクさせてやれると思うぜ!」
in:クラアナ付近
「義体なら機械の他にも
変なバケモノのヤツをくっつけられるんだが…
その時は生存権を先に買っておくといいぞ
キカイ共はあのバケモノが嫌いらしくてな
価値を一気に下げてきやがる
酷えもんだぜ……」
in:クラアナ付近
「そうだぞニンゲン
俺は野菜だから体が機械になろうが
変なバケモノになろうが
全然気にしねえけどよ……
ニンゲンは身体を千切られると
すげー痛いんだろ? 大事にしろよな」
in:クラアナ付近
本名:キャロティーヌ・ヴェーティ
没落した貴族の娘。
親に売られ奴隷になるが脱走、
逃げていく内に流れ着いてきた。
まだ上手く文字が書けない為
契約書に間違って「ニンジン」と記入、
そのまま名称になってしまった。
――― もし、願いが届くのなら。
強くなりたい。
何物にも負けない強さを。
強く、強く、強く、強く。
今日を、そして明日を生きる為に。
純なる想いは、届くのだろうか?
―――
と、いう"偽装プロフィール"を使い
どこからか紛れ込んできた正真正銘本物の"野菜"。
「ニン"ゲ"ン」と「ニン"ジ"ン」は一文字違いだし
同じ有機物だからすり抜けられるのではないか?
という雑な目論見で挑んだが、
まさか本当に通ってしまうとは思わず
自分でも若干驚いているようだ。
そう、奴隷として売られこの世界に流れ着いた
可哀想な幼女など最初からいなかったのだ。
彼女はただの"無関係な一般人"であり、
今は自分の世界で幸せに暮らしているのである。
― それはそれとして。
何故ただの野菜が意思を持ち自由に動き回れるのか、
何故ただの野菜が命を張って探索に挑むのか、
何故ただの野菜を機械化する必要があるのか、
仮にも食べ物をこんな粗末に扱うのは如何なものか…
我々は"試されている"のかもしれない。
「大いなる意志(ギャグ)」………
世界(システム)を巻き込んだ笑いのネタが今、動き始める!!