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No.691100887
KP
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age:??
sex:女
height:161cm
weight:53kg
Favorite:特になし
Hate:特になし

Comment
現在、3人目のPCです
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iconCuraanaNow

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悲鳴を上げることも、抵抗することも、男には許されなかった。
飛翔する幻剣に死なない程度に刻まれ、刺され、抉られる。
意味など無い。ただの戯れ。
そこに愉悦も快楽も無い。
不快の補填ではあるが、その役割すら男には結局のところ果たせない。
しばしの蹂躙の後、男は力尽き、その無価値な生は終わりを迎えた。

「……ふむ、流石に1人ではありませんでしたか」
視線は感じていた。だが、出てくる様子が無かったので無視を決め込んでいたが、物陰にいたソレらは男が死んだ今になって出てきた。
逃げていないこととその敵意に満ちた表情から、彼らもまた身の程を理解しているとは思えない。
「やれやれ……この世界でもゲームキーパー狩猟番としてケモノの間引きをさせられることになるとは思いませんでしたよ」
ヒトではなくケモノとして扱われたソレらは、怒号を上げて少女に襲い掛かる。
それがその無価値な命を本当に意味もなく散らす行為だと、理解することもできずに……。

in:エンドボード


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「は? え? あ……」
男の右手は、銃を持ったまま宙を舞っていた。
少女の周囲に出現した、飛翔する6本の剣。
それが男の手を斬り飛ばしたのだ。
「警告はしました。この先、最早ヒトと扱われることは期待しないことです」
悲鳴を上げようとした男の口の中に、幻剣の切っ先が突きこまれる。
切っ先に触れた舌から血が滲み、震えた歯が剣に当たり微かに音を鳴らす。
「死骸を斬るのはもう飽き飽きなので……せいぜい生きた反応をして私を慰めて見せなさい。死ぬ前に、その程度の貢献はしてもいいでしょう?」

in:エンドボード


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「はぁ……不愉快、実に不愉快です」
ブツブツと独り言を呟きながら、少女はこのドン底の区画を歩いていた。
ドン底とは言っても、それは人の居住区としての話。
普段からクラアナの内部で寝泊まりすることも多い少女からしたら、このような場所ですら“マトモ”な部類だった。
だから……絡んで来なければこちらから手出しはしないつもりだった。

「よう、こんなとこに1人なんて不用心だなぁ」
しかし、彼女のその善意は、下卑た笑みを浮かべたボロ服の男によってあっさりと踏みにじられた。
何故この手の輩は、こうも愚かなのだろうか。
こんな場所を1人で歩く少女が、見た目どおりのか弱い存在であるなどと、そんなことが何故あり得ると思ってしまうのか……。

「警告します。現在、私の機嫌はあまりよくありません。今すぐにその臭い口を閉じて私の視界から消えることをお勧めします」
男はそれを聞き、笑みを消した。次に浮かぶ表情は、不快感。
舐められたとでも思ったのだろう。警告通りに去ることもなく、男は懐から銃を取り出す。
「おいおい、世間知らずか? ここがどういうところか――」
男が言いかけた次の瞬間……

in:エンドボード


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「ああ、やっと終わった……長かった……」
打ち倒したジュカイの主を見下ろし、少女は嘆息した。
「いったい何日かかったのか、考えたくもありません。よくもまぁ長らく足止めしてくれたものです」
既に動かなくなったその枝を、幹を、根を、宙に浮く幻の剣で執拗に斬りつける。
死体蹴り……相手がヒトであったならば、極めて悪辣な行為。
平時であれば、この世界をゲームとして楽しんでいるはずの彼女がするはずのない行為。

……もうこれは楽しいゲームではない。
彼女の中で、クラアナ探索は既に苦行に変わってしまっていた。

in:クラアナ内部


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「むむむ……確かに遭遇したはずなのですが……」
30層の主の攻略に行き詰まり、今は10層に戻ってきている少女。
「いたはずなんですよねぇ。動かないやつ」
ザンガイ。
自身にとっては特に苦戦することも無く倒してしまった相手だが、多くの探索者にとっては障害となっているという暴走キカイ。
それを再び倒してストレス解消にしようとしていたところ、全く動かず棒立ちのまま、いつものように自爆してこない個体に遭遇した。
「あれはなんだったのでしょう? これは、クラアナ七不思議としてカウントしても良いのでは?」
そんな風に悩んでいる間に、生成した幻の剣によって切り刻まれたザンガイか崩れ落ちる。
30層を平然と歩く探索者にとって、10層の主はもはや玩具も同然だった。

in:クラアナ内部


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「あれがこの樹海の主ですか。むむむ……これは強敵です」
情報は得ていたつもりだったが、実際に会うとそれ以上だった。
クラヤミとは格が違う。勝てるとかいうレベルじゃない気がする。
「単独での限界はこのあたり……なのでしょうかね? むむむ……」
どこまでも緊張感に欠ける、わざとらしい「むむむ……」という言葉を繰り返しながら、少女は樹海から撤退した。

in:クラアナ内部


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「おっと、これはマズい」
20層。クラアナの探索を“ゲーム”として楽しむはずだった少女は、今日も不本意な足止めをくらう。
「帰投用のリフト、どうしてこんなにギリギリの位置なんでしょうねぇ。ちょっと汚染の強い場所を通るとすぐにこれです」
既に汚染は限界。これ以上進めば良くて汚染欠損、最悪の場合はデスビンゴである。
少女は仕方なく、汚染が抜けるまでこの場に留まることにした。

in:クラアナ内部


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「むむむ……順調かと思えば少々手ごわいのげ出てきましたね。これは日を改めますか」
見慣れない少女がクラアナから出てくる。
「まだゲームは参加したばかり。あのクラヤミなる輩も、まだまだ序盤戦と考えればあまり足踏みもしたくないところですが……」
難しい顔でぶつぶつと言いながら歩いて行った。

in:クラアナ付近


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「おや、ここは……」
裂け目から現れたその人物は、キョロキョロと周囲を見渡す。
「さてさて、どうやら妙な世界に紛れ込んでしまったようです。本体との接続は……切れてしまっているようですね。これはひょっとすると、孤立してしまったのでしょうか?」
ふと、足元に力尽きた探索者の亡骸があるのに気づく。
ソレはそっとその亡骸に触れ、口角を上げる。
「なるほど……キカイ、ニンゲン、ナノマシン、義体……ここはそのような世界なのですね。少しばかり、遊んで行ってもいいかもしれません」
どのような手段なのか、亡骸からこの世界のことを学習したそれは……亡骸から義体を引き剥がし、自らに接続した。
「これで当面は困らないでしょう。姿形は……まぁテキトーに。このナノマシンもいただいてしまいましょう」

……こうして、この世界に奇妙な来客が訪れた。
ソレがすぐに力尽きて去るのか、末永く居座るのか。
それはまだ、わからない。

in:クラアナ内部


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「くそ、ままならねぇな」
忌々し気に呟きながら、男は探索を続ける。
生身であることを……ニンゲンであることを辞めたのだ。
それに見合うだけのものを得られるまでは、“彼女”に報告などできるはずがない。

in:クラアナ内部


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「そんじゃ、行ってきます」
黙祷を終えた後にもいつもの言葉。
環境の変化がどれだけあろうと変わってはならないという狂気じみた強迫観念。
過去は未だ、この男を縛り続けているようだ。

in:廃棄区画


icon
「……」
今日も黙祷にやってきた。
足の動きが昨日に比べてぎこちなく、どこか動きにくそうではあるが、男はそれでも“いつも通り”の黙祷を始める。

in:廃棄区画


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「そんじゃ、行ってきます」
いつもよりやや短めに黙祷を終え、男は去っていった。

in:廃棄区画


icon
「……」
いつものように、男は黙祷をしにこの場所を訪れた。
何やら話をしている先客を見つけちらりと見るが、そのまま気にしていないように黙祷を始める。

in:廃棄区画


icon
「そんじゃ、行ってきます」
黙祷を終え、いつも通りの去り際の言葉。

いつもと変わらず、失われた未来の幻想に生きる。
これが、いつまで続けられるのだろうか。

in:廃棄区画


icon
「……」
今日も変わらず、黙祷をする男の姿がある。

in:廃棄区画


icon
「そんじゃ、行ってきます」
黙祷を終えると、男はいつものようにそう言って去って行った。

in:廃棄区画


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「……たった数日来てなかっただけなのに、かなり久々な気がするもんだな」
数日ぶりにこの場所に姿を現した男は、どこにともなく語り掛ける。
「来れなくて悪かったな。ちょっと色々あってよ」
そう謝罪の言葉を口にしたのちに、かつてと同じように黙祷を始めた。

in:廃棄区画


icon
「了解だ。
 まぁ、今日のところはホテルに引き上げるとするさ。
 ちょくちょく顔は出すようにするから、今後ともよろしく」
協力の約束をして、男は去っていった。
その後ろ姿は、来たときよりもどこか活力に満ちているようにも見える。

in:反キ組織


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「ああ。
 と言っても、こうやって稼いだシザイを持ち込むのが主だった協力になるだろうけどな」
持ち込んだシザイコンテナへ目を向ける。
昔より稼ぎにくくなったので、これ程大量に持ち込めるのは稀だろう。
それでもある程度溜まったらまた持ち込もうと、そう今後の方針を固めつつある。

in:反キ組織



Line 【概要】
「私のことはキーパー、或いはKPケイピーとお呼びください。KPの方が気持ちカワイイ感じなので、できればそちらの方で」

『裂け目』から現れた謎の少女
クラアナ内で死亡していた探索者の遺体から義体の一部とナノマシンを奪い自らのものとしている
正規の探索者ではないがキカイに背くような気配は無く、この世界をどこか他人事として楽しんでいる雰囲気

【PLについて】
普段はPBWで低速活動してます
定期更新ゲーはまだまだ初心者
Twitter:@CinnabarT

【イラストについて】
SKIMAにてmkmk様がキャラ販売に出品していたものを購入し使用しています。