CuraanaNow
「ふふっ、では僕はそろそろ他の所へ行きますね。
またここで出会えたらお手伝いしますから」
ディスプレイを消してから再び頭を下げると彼?は何処かへと去っていった。
in:反キ組織
「なるほど。それならここに訪れやすい方も増えるかもしれませんね。反キ程ではないけどキカイへの愚痴の捌け口として使ったり、ただの息抜きだったりって感じの場所なんですね。
とても良いと思いますよ。出来た際には僕も遊びに行きますね」
そう言って目の前の人物は柔らかな笑みを浮かべた。
in:反キ組織
「いえいえ、お役に立てたのなら幸いです」
頭を下げられればこちらもまたお辞儀を返す。
「しかしここに何を建てる予定なんですか?」
in:反キ組織
「なるほど、分かりました。少しばかりお時間頂きますね」
そう言って軽く頭を下げてからその場を後にして、おおよそ1時間後ぐらいには戻ってくるだろう。
「これぐらいあれば十分ですか?」
空中ディスプレイを出して何かを操作すると多めの補修材と落とし穴セットが貴方の横に転送されてくるだろう。
in:反キ組織
「……探索のし過ぎでは?」
冷静なツッコミ。20層付近しか探索してないので未知の領域である。
「それは置いといて、今は何が必要ですか?」
in:反キ組織
「だからと言って報酬がパジャマはどうかしてると思いますよ」
そうだね。
「それに僕は反キとか委員会とか関係無く人助けをしたいだけですよ。困ってたら助ける、それだけの話ですから」
in:反キ組織
「貴方は僕を何だと思ってるんですか」
せやな。
「報酬は不要です、ただの人助けですから」
in:反キ組織
「この世界では何でもシザイになりますからね、簡単に剥がせるのなら持っていく輩も居るでしょう。
監視カメラの設置が出来れば犯人ぐらいは追えそうですが……うーん」
真面目に考え、対策を練ろうと唸り出す。
「あ、僕に出来る事はありますか?
僕はヨスガ。ヨスガ・イザヨイと申します」
in:反キ組織
ここに来るには幼そうな少年のような少女のような見た目をした人物がやってくる。
ふと貴方を見ては小首を傾げると近付いて声をかけてみる。
「どうされました?」
これまた声も中性的だ。
in:反キ組織
『反キ側の方々、早く逃げて下さい』
何処からか声がしたかと思えば白服達の前に何かが落ちたかと思えば一瞬にして灰色の濃い煙が辺りを包む。
互いの攻撃が当たる可能性は下がるだろうが、撤退するには丁度良いかもしれない。
『とある男からの支援要請が来たので加勢します。
今のうちに全員撤退をお願いします』
in:反キ組織