Line

No.732627939
肉屋
main_img
age:がきんちょ
sex:????
height:129cm
weight:39kg
Favorite:unknown
Hate:unknown

Comment
肉で満足、肉満亭。  
Items
iconCuraanaNow

icon
『仕込みのため休み』

 端的なメモが看板の下に下がっていた。
 中からはダンダンと包丁を打ち据える音と鼻歌が聞こえる。

in:娯楽区画


icon
「~♪」

 鼻歌を歌いながら現れた小さな影が、
 ひと目に付かない物陰に残飯や食に適さない肉の切れ端、
 そういったキカイも人も欲しがらない物の袋を捨てていった。

in:ブラックボード


icon
 たまたま席を外していたらしい。
 材料であろう何かしらが詰まった箱類を裏口から運び込みつつ、店内に転がるシザイ類の残量と睨めっこをして、今日をシャッターを降ろした。

in:娯楽区画


icon
 バチバチと明滅の後、眩い電球が灯る。
 煩雑とした賑わいの中にオレンジの色を添えた。

in:娯楽区画


icon
 ガラガラガラ……とシャッターを開けて。

in:娯楽区画


icon
「今日は羊が選り取り見取り、夢路もよかよかふっかふか~♪」

 寝床に向かう歌声の残響。

in:娯楽区画


icon
「そろそろ入りも減ってきたし店仕舞~っと♪
 火遊び夜遊びおお怖い~一度嵌まれば抜けぬ穴~♪」

 歌う声に合わせて口ずさみながら、店を施錠する。

in:娯楽区画


icon
 ガラガラガラとシャッターを降ろす音。
 店の電気が消え、怪しい周囲のネオンだけが残る。

in:娯楽区画


icon
 麻袋を引きずってきた子供が、何やら生臭いその中身をエデンのより深みへと続いていく仄暗い側溝の中に向けてドボドボと捨て、どこかへ去っていった。

in:ブラックボード


icon
 現地人なのだろうか、袋を引きずった子供が同じ様に麻袋を積み上げた店の前で指を曲げたり伸ばしたりしながら。

「じゃ、また来るよ」

 下の階層へと帰っていった。

in:マーケット


icon
>>丁 百懋
「毎度~♪」

 作業が一段落したのかエプロンで手を拭いながら、その瓶を手にとって。

「なぁに、一度『お勤め』してみりゃ分かるさ。阿呆みたいに簡単で明快、猿でも出来るお使いってな? へへ。ま、今後ともご贔屓にってな~」

 と、振り返って溢した言葉に。

「――ま、最初はそんなもんさ」

 そう短く溢して見送りました。

in:娯楽区画


icon
>>丁 百懋
「おう、串はそこの瓶にでも入れておくんな~♪」

 などと歌うように答えつつ、手が空いたのか表に戻り串を回収する。

「生命あっての物種ならぬ、物あっての生命よ。その物持ちの良さは長生きできるぜ、何せそのシザイやガラクタの為、ひいこら穴蔵潜って来るハメになるだろうからな」

in:娯楽区画


icon
「さ~さ、勝った兄さん寄ってきな♪ 負けた兄さん酒飲みな~♪ 乾いた心にゃ蜜の味、身売りと寝るにも精付けな~♪ 味は極楽この世は地獄、知れぬお里に酔い痴れな~♪」

 バンバンバン、包丁がリズミカルにまな板を打つ。
 誰かが捨てた賭博の負け札がかさりと虚しい音をひとつ。そして遠くには闘技に燃える者共の犬猿の様な狂乱の声。

in:娯楽区画


icon
>>丁 百懋

「そいつぁ災難なこった。

 たまに居るのさ、キカイ様に選ばれるなり、穴の中から出てきたガラクタのせいで流れ着いてくる様な可哀想な奴がな。嬢ちゃんより前のは、一体いつだったか。まあ此処もこの賑わい、今更一人減った増えたじゃ分からんけどね」

 と、残さず食べる様子には、仄かに笑みを浮かべて。

「外から来た連中なら、治安はさておき飯だのなんかは下の方が性に合うかも知れねえなぁ。この先行ったら酒場もある、《そこより下》はやめときな……とは思うがね。ふふ」

 と、店内に吊るした巨大な何かを捌きながら。

in:娯楽区画


icon
>>丁 百懋
「此処はアンダーボード、いわゆる日の当たらぬ陰の中♪
 表の粉だの棒切れだの、退屈なキカイ様の娯楽に飽きた奴ら
 あっちじゃ爪弾き者の掃き溜めないし阿片窟ってトコさ。

 娯楽に食事、過去のマトモな時代の真似事ないし、
 この世ならではの爛れた世界、夜道と相手にゃ気をつけな」

 添加物も何も無い、ビタミンなんかの栄養も、
 キカイの作る食事の様な無駄な手入れも無いそれは、
 きっと舌の肥えた身には味気ないだろう。

「こっちも喰うかい? こっちはもちっとマトモな味だ。
 お代はそうな、世間話で手を打とう。
 ちいと人が増えてきた、なんか知ってるかい?」

 そう言って、今度は同じ物だろう鳥類らしい肉に
 たっぷりと芳ばしいトロトロのタレを絡めた串を差し出して。

in:娯楽区画


icon
「今日は盛況、通りにゃ酔狂。
 不思議と上から響く足音が増えてらぁね?

 まったく、キカイ様も元気なこって」

 店主は看板の群れの先、煤けた通りの天井を見上げ溢した。

in:娯楽区画


icon
>>丁 百懋

「業に入ってはなんとやら~食ってみてのお楽しみ~♪」

 などと、丁度焼き上がった串焼きの一本を差し出して。

「ま、寿命のタカなんざ何食っても誤差誤差、
 いつかの生命と今の喜び、秤に乗せて好きにしな♪

 コイツは消毒も"余分な味付け"されてねぇ逸物よ、
 歓迎の証にどうぞってね。ふふ」

in:娯楽区画


icon
「合成家畜に肉モドキ、合成ミートに味の種~♪
 珍味珍品なんでもござれ、肉なら端まで一通り~♪

 さぁ~今日のお肉は合い挽きだよ~!
 実はほろほろ肉汁だばだば、安楽つくねの出来上がり~♪」

in:娯楽区画


icon
 酒場の片隅に台車で何かを運んできて、
 店員と幾らか言葉をやり取りしている。

 しばらくして、娯楽区画の方へと帰っていった。

in:酒場


icon
 通りすがりの者のぼやきに、声をかけるでなく歌で答えた。
 これがこの店の宣伝スタイルらしい。

「食う寝る所に住む所~♪
 まと~もな住処はいざ知れず
 掃き溜め肥溜め果ての果て~♪」

「キカイ様のお膝元~♪
 人の世型なし是非も無し~♪
 まともに寝たけりゃシザイやれ~♪」

in:娯楽区画



Line
肉満亭



深層に近い場所で開いている精肉店であり焼肉屋。
屋台を引いている事も多いが、『娯楽区画』の片隅に本店がある。
いつも香ばしい香草と甘いタレの香りを周囲に漂わせている。

席というには粗末な、木箱やらドラム缶のテーブルと、
ポリタンクや廃材の椅子が店の側に並んでいる。

料理や肉の対価として要求する物はシザイだけではない。
土産話であったり、探索の手伝いであったり様々なんだとか。
最近だと近所の悪ガキが食器洗いを手伝わされていた。

メニューにない変わり種の肉も言えば仕入れてくれるとか、
また食材以外にも、エデン内で手に入るものであればそれなりに融通してくれる。
もちろん、タダとはいかないだろうが……。

■グランドメニュー

  【携帯食】

    ・安楽焼き 名物料理、甘辛いタレと香草が良い味出してる。ジャンキーな味。
    ・串物   およそ焼き鳥。濃い口のタレと甘辛ダレ、塩などの味がある。
    ・骨付き肉 見た目の通りの骨付き肉、ちょっと筋っぽい。
    ・揚げ肉  大体からあげ。ただ大きな塊で、内側はどことなくレア。

  【料理】

    ・ミンチ焼き かつてハンバーグと呼ばれていたモノ。

  【飲料】:持ち込み可

    ・エタノール 工業用。悪酔いするには丁度いい、クラクラする。
    ・エール   シュワシュワしているヤツ。
    ・ジュース  ジュースらしい、甘い香りでいろんな味がある。
    ・水     瓶入りの水、酒より高い。そこらのパイプから垂れるのはタダ。

  【肉量り売り】:部位別・時価

    ・合成ミート 肉を再現するべく作られた物、培養された細胞の塊。
    ・ソイミート 肉に親しい植物類で作られているという肉モドキ、代替品。
    ・栄養食   上層で配られている物やその類似品。
    ・味の種   肉や香辛料に相当する食感や風味を再現すべく設計された食べ物。
    ・モノホン  本物の肉。何の動物の肉かは謎ではある。
    ・モゲモノ  名前の通りのものが出てくる。通だけが知る裏メニュー。

■街角の噂

〈いいね!〉闘技場のお供に串焼き ★★★★☆ スミソニアン

  開店時間も何もかも、店主の気まぐれだが安楽焼きが絶品。
  なんでもとびきり新鮮な肉を使っているらしい。
  席が少ない事が残念。


〈いいね!〉筋っぽい、外れだった ★☆☆☆☆ グル吉

  コリコリ軟骨は良いけど、他は筋っぽくて美味しくない。
  もう二度と行くことはないと思う。


〈いいね!〉通えば分かる ★★★★★ 鉄拳総裁

  客見て商売してる。察せ。


■店主

声色:女子にしては低く男子にしてはやや高め。
匂い:タレの匂い、少し焦げ臭い。

年端もいかない子供。犬の様な耳が生えている。
アンダーボードに詳しい者なら、店なり姿を見た事はあるだろう。
およそ、誰も彼もが肉屋と呼んでいる。


来店フリー、ボディタッチフリー、エロジャンルフリー、グロ◎、乱暴フリー(抵抗はするらしい)、FA、ログ公開フリー