CuraanaNow
――それは人の形を保っていたが。
服を着ず、目は潰され、首を絞めた跡があり、悪戯に骨盤を砕かれ、体の一部が欠けており、刺し傷がいくつもあり……。
生命活動を停止していた。
それ故に興味を失われ、シザイに変えられることもなくココに打ち捨てられた。
必要だったのは過程であり出来上がった物ではなかったということだ。
贅沢なことだ、こうしておけば最下層貧民が処分してくれる。
この場所が廃棄区域とも言われる由縁だった。
in:廃棄区画
人の形をしていたものが投げ捨てられる。
本来であればこうしたものもシザイとして再利用される。
しかし傷の形跡から何者かに嬲られて動かなくなったもの。
そういったものを捨てるにはこの場所は最適な場所であった。
in:廃棄区画
人の形をしていたものが投げ捨てられる。
本来であればこうしたものもシザイとして再利用される。
しかし傷の形跡から何者かに嬲られて動かなくなったもの。
そういったものを捨てるにはこの場所は最適な場所であった。
in:廃棄区画
ガラの悪い男が裏ショップの商品を手に薄暗い路地を歩く。
催眠アプリ（粗悪品）
管理用ナノマシンをクラッキングすることで任意の相手を催眠出来るアプリ。しかし使用した対象が発狂や人格崩壊する事があるため作りがかなり粗悪なようだ。
『ハハッ、こいつどうやって使うんだ？
まぁいい適当にガキに使うか』
目をつけられまいと隠れた薄汚い子供が運悪く見つかる。
『逃げんじゃねぇよ、こいつを見な』
ナノマシンをクラッキングして洗脳が始まる。耐え難い痛みが走る……。
手に入れたおもちゃにより子供は苦しみながらも男の言いなりになる。
『ハハハッ、こいつはおもしれーものを手に入れたぜ』
男の笑い声が響く、こうしたこともココでは当たり前の日常であった。
in:ブラックボード
「……ーっ！」
一瞬だけ嬲られていた者の顔が見えた。
使い古しの複製体。
男たちの笑い声と共に暗闇に引きずり込まれ。
――血の宴が行われた。
in:ブラックボード
『そういやあの映像チップ見た？』
『アレ最高だよな』
薄汚い笑い声。
『じゃあ、俺たちもやるか？』
視線が嬲られているものに注がれる。
「……っ！！」
何者かが声にならない声を上げた。
喉が潰されている。
『ビデオがねぇぜ』
『要らないだろ』
薄汚い笑い声。
男たちが移動して更に奥の方へ。
in:ブラックボード
――男たちの声がする。
複数の笑い声と苛々するような声。
何かを取り囲んでいるが薄暗くはっきりとしない。
『ヘタクソめ、もっと丁寧にご奉仕しろ』
『あまり殴るなよ、死んじまうだろ』
薄汚い笑い声。
『死んだらまた買えばいいだろ、反応悪くなってきたし』
殴打する音。
『もういい、オイほかに使いたいやつはいるか？』
薄汚い笑い声。
何者かが嬲られている。
ここでは当たり前の日常。
『もう飽きた』
『新しいのが欲しいよなぁ』
薄汚い笑い声。
in:ブラックボード
「おはようございます探索者の皆様。
本日もキカイ様へのシザイ上納に勤しむように」
in:クラアナ付近
「まぁ、こんなところですね。
クラアナ探索のデータもだいぶ集まってきましたね」
探索から戻ったところのようだ。
収穫はまぁまぁ、キカイへの献上が出来て上々といったところだ。
in:クラアナ付近
商品として入荷されたのか複製体が店に運ばれていく。
本来であればシザイとして処理されるのが普通だが、何かしらの理由でアンダーボードへと売り払われることがある。
この個体もその一体であろう。
「……」
何を思っているの無表情で店へと並ぶ。
いずれにしろ彼女がどう使われるのかは購入者次第なのだから。
in:アンダーボード
「どういうとこって……。
えっとその……。
どういうお店があるのかわかんないですし……。
そういうのをいろいろと教えていただければ……」
肩を組まれた状態で歩きだしこの場所の遊び方について色々と教えてもらうため夜の街に消えていった。
in:娯楽区画
「攫わ……ひっ気をつけます」
治安が悪い！
「ここじゃあ誰でも体を売るのが普通？
ひえぇぇ……。
一緒に見て回るのであれば大丈夫です。
……とんでもないところに来ちゃったなぁ」
in:娯楽区画
「はわわ……、なんだかそれっぽい雰囲気のホテル。
こういうところってやっぱり大人向けのホテルってことかなぁ？」
ホテルの前でドキドキしながら様子をうかがう。
in:ファッションホテル
「僕より小さい子が……？
うぅ……おもったより大変な場所なのかも」
元いた世界よりは相当過酷。
「案内してもらえるなら嬉しいですけど……。
一晩お相手！？
か、か、かかかか体は売ってませんけど！」
何を勘違いした？
in:娯楽区画
「ち、違うんですか？
ご……ごめんなさい……」
平謝り。
「こういうお店って年齢とか問題じゃないんです？
へぁっ……あっ、は、はぁ……。
すみません、こういうコト余り知らなくて」
見立通り最近気たばかりのようだ。
in:娯楽区画
「ぴゃぁ！？」
耳と尻尾が逆立つ。
「いえいえいえいえいえっ！
こういうのに興味があるんじゃなくてっ！
いや興味はなくはないんですけどそういう年齢じゃないかなと思いましてっ！
客引きならもっとこう僕以外にもいるんじゃないかなと思いましてぇ～」
客引きに目をつけられたのかと思い込みしどろもどろ。
in:娯楽区画
「失礼しました～！！」
いかがわしいお店から慌てて飛び出してくる。
娯楽施設ときいてどんな遊びがあるのだろうと心躍らせていたものの……。
「お、大人の遊びのお店だったなんてぇ～」
自分にはまだ早いかもと思いつつも興味が隠せずに区画をうろつく。
in:娯楽区画
死亡しても安心！
複製体サービスはデュプリケーション社にお任せ！
当業界屈指の調整サービスで複製体のボディサイズもお手の物！
探索に行く前にデュプリケーション社の複製体サービスへのご登録を今すぐ！！
当社へのご連絡は『こちら』へ。
※小さな今にもかすれそうな文字で注意書きがある。
『当社に登録された遺伝子情報は当社の製品に使用することがあります』
in:死亡者掲載所
「ということで皆様には特別指導を受けていただきます。
内容につきましては私も知りませんのでご容赦を。
今回の指導はデュプリケーション社の提供で行わさせていただきました」
拘束された人々とキカイ兵と共に引き上げていく。
ふと振り返り。
「なお『新しい店主』につきましては明日にも用意されるとのことですので営業につきましては問題ないと思われます。
それではごきげんよう」
今度こそキカイ兵と共に去っていった。
in:酒場
少女が冗談を仄めかした次の瞬間にはキカイ兵によって殴られていた。
その様子を呆れたような表情で見つめる。
「キカイ様にはそういった冗談は通じないようですね」
拘束された人々がキカイ兵によって連れ出されていく。
連れて行かれる先はもちろん『特別指導施設』だ。
▼
in:酒場
この度はデュプリケーション社の提供する
ご奉仕型複製体サービスをご利用いただきありがとうございます。
おはようからおやすみまで様々なサービスを提供し
所有者のご自由に扱うことが可能です。
当複製体はジンケンのある方にあらゆるサービスを提供しています。
ジンケンがない？
残念ながらサービス対象外です。
ただし、シザイを提供するのであれば時間内のサービスは可能です。
【名称】
P2-AN型TB1系複製体
※形式番号であり所有者任意の個体名を設定可能です。
【身体特徴】
オリジナルと同一のボディサイズとなっております。
カスタマイズが必要な場合はオーダーメイドも可能です。
お問い合わせは
こちらをクリック。
【服装】
出荷時は当社オリジナルの奉仕型制服にて提供しております。
所有者の好みに合わせてカスタマイズしてください。
【既知情報】
P2-ANは製品として流通しており同じ姿の複製体が存在する。
記憶などは共有していないためそれぞれが別個体となる。
基本的に身体的特徴は同じだがオプション変更で個体差がある。
別個体との既知フリー、模造フリー。
知らなくても別個体との話だし。
お買い上げありがとうございます。
中古品ですが使い方は購入者の自由となっております。
使えなくなったりしたら捨てるRPも可能です。
またメッセージなどでご自由にお使いいただけます。
お問い合わせ等ありましたら気軽にメッセージをどうぞ。
【ロール傾向】
センシティブ
【観閲設定】
なんでもありとゲーム攻略をオフ
【その他】
ログ公開などフリー
【PL】
墓石(@Grave49856)
