CuraanaNow
アンダーボードの定位置で目を閉じてジッとしている。
in:アンダーボード
「なあに? 今日はいつにも増して騒がしいわ」
ぱち。
道端に落ちていた人形がひとりでに目を開けた。
in:アンダーボード
小さな子供の姿をした人形が路地の片隅に
足を投げ出した姿勢で座らされている。
in:アンダーボード
「んっ……」
アンダーボードの奥で目を覚ました。
視線を下に向ければ、真新しい服と傷ひとつない身体。
「カルミア、やられちゃったのね」
最期は強い衝撃に襲われ一瞬だった。
刃が迫った時の恐怖だけが強く脳裏に焼き付いている。
「早く……早く、カミサマを■さなきゃ」
そうして人形は再び動き出すのだった。
in:アンダーボード
今日も路地の片隅で座り込んでジッとしている。
in:アンダーボード
>>41号
「『ラルカ』ね。
本名はもっと長ったらしいけど覚えてないわ」
本名というより制式番号のようなものだけれど。
当人がラルカと名乗ったのでそう呼んでいる。
「うふふ、その調子よ。
カルミアも目標のために頑張らなくちゃ」
表面上でも意気込んでみせたあなたに微笑みかけて、
改めて己の目的を再認識するのだった。
その後はそれぞれクラアナへと臨むのだろう。
in:クラアナ付近
>>41号
「見かけたらお話してみるといいわ。
面倒見がいいからきっと良くしてくれるわ」
相方の容姿をざっと伝えた。
街中で見かけたら分かる程度にはなるだろう。
「ええ、お互いにね。
自分のしたい事をしっかり持つのが大事よ」
純粋な心配にはありがとうと笑みを返して。
in:クラアナ付近
「この身体もいくつめか分からないから、
何体かクラアナで出遭うかもしれないわ。
その時は遠慮なくやっつけてね」
in:クラアナ付近
>>41号
「あの子はキカイに造られたらしいわ。
似た立場の方が接しやすいのはあるわね」
なにせヒトと違って食事や睡眠を必要としないので、
ちょくちょく認識のズレを感じることがある。
ヒト同士なら通じ合えるかといえば疑問は残るが。
「きっと、それで自分を見失ってしまって
クラアナから帰って来なくなった探索者もいるわ。
だからシィも気を付けてね」
こうして少なからず縁を結んだ相手が
未帰還者のリストに載るのは、流石に忍びない。
in:クラアナ付近
>>41号
「カルミアは気にしてないわ。
名前をあげたのも自己満足みたいなものだし」
反応が遅れたことを責めるつもりはない。
むしろ振り返ってくれて少し嬉しかったくらいだ。
「ええ、ラルカっていうの。
カルミアと少し似ていて全然違うお人形」
そんな説明をしつつ、あなたの問いを聞いて。
「そうね……安心するかは分からないけれど。
話し相手がいた方が気が紛れるっていうか」
やろうと思えば単身で潜っていくことはできる。
ただ、ずっと続けていると気が滅入ってしまうのだ。
そういう意味では仲間がいるだけで違うと言える。
in:クラアナ付近
>>41号
「良かった。
名前あげたこと、忘れちゃったかと思ったわ」
驚くあなたに冗談めかして笑いかけつつ。
「そう、頑張ってね。
カルミアもラルカ……相方を待って、
これから一緒に潜ろうってところよ」
in:クラアナ付近
>>41号
「あらシィ、今日はなんだかご機嫌ね。
これからクラアナに潜るところ?」
クラアナ前で人を待っていたところ、
見知った顔を見かけて声をかけてみた。
その手に抱える地雷を見て、売り手の顔を浮かべつつ。
もちろん、急ぎであれば無視してもかまわない。
in:クラアナ付近
「……やっぱり、カルミアの願いは正しい」
in:クラアナ付近
「永久生存権ねぇ……」
こんな世界でキカイに媚びへつらって
生き続けることに何の価値があるのだろう。
死にたくても死ねない人形は疑問に思った。
in:クラアナ付近
>>シームル
「そうなの? それは楽しみね。
まぁ汚れは拭けばキレイになるし、
お湯に浸からなかったら大丈夫よ」
自分のために色々と考えてくれるのは
悪い気分じゃない。
「アナタはしっかり寝なさいね。
ナノマシンで呼びかけてくれればいいから」
そう言って去りゆくあなたを見送った。
in:メインボード
>>シームル
「いいけど……
あそこにそんな洒落たもの売ってたかしら」
武器や義体が並んでるところしか見たことがない。
とはいえ食糧など自分には不要なものの売り場は
行ったことがないので、まだまだ知らない店も多い。
「お風呂って……カルミアはお人形よ?
お湯に浸かったりしたらふやけちゃうわ」
……どうやら風呂には入っていないらしい。
in:メインボード
>>シームル
「いいのよ。
そんなの知らない方が幸せだわ」
普通は死ねばそれまでで、
カルミアにはとても羨ましいことだ。
「うふふ、おめかしだなんて
お人形らしい遊び、久しくしてないわね」
隠しきれない血の匂いを漂わせてはいるが、
少女の姿や服は可憐なものだ。
着飾ればさぞや楽しいことだろう。
in:メインボード
>>チョウコ
「笑いたかったら笑えばいいわ。
カルミアはカミサマを許さない。
復讐のついでに言うこと聞かせるのも
考えておいてあげる」
カミサマなんて存在自体が荒唐無稽。
けれど、自分が命を得たのは紛れもなく
神の仕業によるものだから。
どうやら本気で刃を突き立てるつもりのようだ。
in:メインボード
>>シームル
「"生ける人形(リビングドール)"のカルミアよ。
元々はただのお人形だったの。
この身体が壊れても、別の身体で目覚めるわ。
自分が死んだ瞬間の恐怖はそのままにね」
とてもじゃないけど喜べないわ、と呟いて。
in:メインボード
>>チョウコ
「分かればいいのよ。
アナタも普通のヒトじゃないってことね?」
何やら事情があるということは理解した。
こちらから深く聞いたりはしないけれど。
「チョキチョキにはカルミアも苦労したわ。
あと、無駄にしぶとくて動くと面倒なヤツ」
駆け出しの頃は何度も死にかけたものだ。
それでも探索者を続ける理由は───
「生存権なんてどうでもいいの。
強くなって、カミサマを■してやるのよ」
in:メインボード
◆全身図
◆プロフィール
小さな子供の姿をした「生ける人形(リビングドール)」。
元々ただの人形だったが"カミサマ"の気紛れによって命を得てしまった。
たとえ肉体が壊れても"カミサマ"がいる限り再び別の人形に命が宿り復活する。
それは言い換えれば永遠に死と隣り合わせの生活から逃れられないということだ。
耐え難い苦痛に抗うべく"カミサマ"への復讐を目標としている。
◆主な行動範囲
アンダーボード>クラアナ付近≧マーケット>メインボード
◆PL向け情報
PL名:雪野(@ibaracity998)
各種イラストはSKIMAにて購入。
ロールにおけるNGは特にありません。ログの公開等ご自由に。