CuraanaNow
「やっぱりー……。
……ちょっと話したいことあるから、戻ろう。
金平糖も食べたいし、あんまり店先を専有するのも悪いしさ。」
くい、と手を引いて。
in:アンダーボード
「うん、戻って食べよう。
……って、あ!そうだ!
どこ行ってたのさ!ちょっと心配したよ!?」
目が覚めたらいなかったので、少し怒っているよう。
in:アンダーボード
「そっかぁ……。
ん、じゃあこれ、ください。」
もう一度商品を見渡してから、一つ商品を手に取った。
小さな星のようにカラフルで、どこか懐かしい。
金平糖だ。
「後で食べよう?」
in:アンダーボード
「え、あー、いや、その。
……可愛い服があったから、着てほしかったなって。」
などと、いじらしく。
「い、イコは何か欲しい物、あったりする?」
in:アンダーボード
「んー、甘いものとか、肉とか。
でもやっぱり高い。ごちそうとして食べる分くらいかな……。」
そう言って再び振り返ると、とある商品が売れていて、なんだかちょっと残念な気持ちになった。
in:アンダーボード
「おわっ、イコ!?
……いや、何か安くて良いもの、無いかなって。」
in:アンダーボード
「おわっ。イコ!?
……ちょっと色々。何か安くて良いもの無いかなって。」
in:アンダーボード
「……このひらっひらした服とか、何の為に着るんだろう。」
in:アンダーボード
「……色々売ってるなぁ。
でも我慢我慢……。
…………多少は余裕ある、よね……?」
in:アンダーボード
「住居権?なんだそれ……。」
確かに雑魚寝上等の身分ではあるけれど、永久生存権を得れば家も買えるのではないか?と、思ったところで。
「……ひょっとして、生存権買っちゃうと、シザイを稼げなくなっちゃう……?すくなくとも、簡単には……。」
in:マーケット
「……うん、それはそう。
俺、色んなところ汚染されてるし、下手したら死ぬからな……。
気をつけるよ。」
in:クラアナ付近
「おお?怪我なし、無事も無事!
……ただ、まあ、10層から先にいくのはまだかな……。」
in:クラアナ付近
「帰ったぁー……!」
ぐ、と伸びをする。
試運転が終了した左腕は調子良さそうにウゴウゴと動いている。
in:クラアナ付近
「よし、じゃあ安全策で行ってみよう!」
懸念していた事柄も杞憂に終わり、得ていたテンションのままにクラアナへと足先を向けるのだった。
in:マーケット
「んー、分かった。
それじゃ、早速試運転しようかと思うんだけど……階層は移動しないでずっと平行に行く感じで。」
in:マーケット
「じゃ、じゃあ特に問題は無いってことだな!」
ホッとした後、とてもうれしそうに喜んで。
「……ん、なんか言いかけた?」
でも、つい気になったので深掘りしてしまう。
in:マーケット
「要望……?
どんなの、って聞いても大丈夫?」
in:マーケット
「だ、大丈夫……?」
見た目は変わっていないように見える。
けれど、嫌な音が聞こえて、以前の記憶が脳裏を掠める。
in:マーケット
「……うん、いってらっしゃい。」
かなりはしゃいでいたけれど、次は彼女の番となり、落ち着く。
彼女自身が喜べる内容になるかどうかは分からないから、せめて良くなるように祈る。
in:マーケット
「結構、というかかなり!」
少なくとも見た目は悪くないし、戦闘時に使えるというのも分かる。
……日常生活で邪魔にはなりそうだけれど。
「それじゃ、イコも行く?」
in:マーケット
■管理番号■
86615017
巫以華(ふにか)
名前は、彼女の目、胸の宝石と同じ色をした果物を由来とする。
人肉の代わりに食されたという伝説を持つ果実の名は、彼女は未だ人間であるのだと、そう示すための名前だった。
「彼女」は「彼」である。
間違いなく外見は幼い少女のそれだ。
だが、中身は未知の技術と物質を詰められた「女性型の何か」である。
「彼」は「彼女」になった。
彼は、数ヶ月前までは、普通の男子中学生だった。
しかし、『異界からの侵略者』は彼を選び──ランダムサンプリング──、被検体とした。
結果、彼は「彼女」となり、「彼」の存在は消え失せた。
何故か。
「彼女達」は未知の技術の火薬箱であると同時に、宝箱であるからだ。
彼の国は、今まで宝箱を確保できていなかったからだ。
そして、宝箱は、どこも喉から手がでるほど欲しいから。身内との繋がりは弱点たりうるから。
だから、彼につながる道筋は、消さなければならなかった。
道筋の先を消さなかっただけ、温情と言えるだろうか。
彼女は新たな名前を貰った。いや、押し付けられた。
彼はどこにもいなくなった。
……そして、今。どういう訳か、彼女はここにいる。
『彼女』の複製体として、ここにいる。
──現状の肉体異常
・右腕:汚染により神経及びナノマシンの壊死。制御不能。
・左目:義眼→汚染による視力低下。
・右目:汚染による視力低下。
・脳髄:汚染により反応、思考能力低下。アイデンティティの一部喪失。
──??月??日 死亡
詳細不明
──09月26日 死亡
5層にて、脚部切断の後、腹部、及び胸部において義肢が暴走した形跡あり。
出血多量に拠るショック死。 ──11月08日 生存権購入。その後 探索者38394422と共に永久生存権を購入。
メインボードの一角で居住を開始。
++++++++++++++++++++++
複製体による結晶体の機能復元は不十分であり、これ以上のシゲン開発には向かない。
よって、これ以上の複製は不要とみなし、以後───────
──────……ここは。
ええと?元の世界……ああ、そっか。
あれから一ヶ月、向こうにいたんだ。
でも、一度死んでから、こっちに戻った記憶は無くて……。
経験を積ませるため?
こんな残酷な事ってあるか?
この結晶は……本当に、碌なことを起こさない。
……でも。
幸せ、だったな。
だから、ずっと幸せにしてやってくれな。イコ。
幸せになれ、"福瀬 巫以華"。
◆PL、注意事項について
基本的に何でもありありです。
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