CuraanaNow
──きっと、こんな場所での日々の生活も、ちょっとした何かで"楽しく"なる筈だ。
フミエは櫛を見つければ、それをシザイと交換する。
「……まともな生活すら出来なくなっていたの、今更感じるわね」
髪を整えたら、服の汚れを払ったら、もっと気持ちは晴れるだろうか。
そんな事を考えながら先へと歩いていく。
変わってしまった右足と、これから共に歩む準備の為。
in:マーケット
「そう言えば、今までこの辺りもあまり見て回らなかった気がするわ。必要最低限だけ取引してもらって、さっさとクラアナに行ってシザイを集めて……その繰り返し。
今もそんなに余裕がある訳じゃないけれど、いろいろ見るのも良いわよね。
その中でフミエにも買える、生活に役立ちそうな物があれば買うのもきっと素敵だわ。
何事も経験、経験……」
やや覚束ない、慣れていない様な歩き方でマーケットを見て回っている。
値上げがどうとか、クラアナの状態がもっと悪くなってるとか悲しい話ばかりだけど、それらを感じさせないような明るさで。
in:マーケット
その時点でもう、何となく次が理解出来たけど。
それでも"やらなきゃいけない"から、防御の姿勢からうって変わって大剣を相手の頭上に振り下ろす。
それは大きな隙を生んで、相手も同時に武器を前に出した。
「──それでも、ただで負けるよりきっとマシなのよ」
その後、その場には倒れ伏す姿が二つあっただろうか。
in:クラアナ内部
「…………あ、」
汚染された探索者に道を阻まれて立ち止まる。
きっと今回も大丈夫だとどこかで思っていたのかもしれない。
もう随分慣れた手つきで大剣を持って、目の前の障害を薙ぎ払う。
──ことが、出来なくて。
「あ、……ぁ?」
斬っても斬っても倒れないから、慌てて防御の姿勢を取る。
それでどうにか持ちこたえても相手の動きが速すぎて、今度は此方が動けやしなくなる。
in:クラアナ内部
何処まで行ける?何処なら見つかる?
もっともっと遠くへ行きたい。もっとずっと奥へと行きたい。
経験と知識さえ積めば、セカイは開ける筈だから。
自分の可能性を信じた末に、辿り着いたのは17層。
そこまでは大きな不安もなくて問題なかった筈だった。
in:クラアナ内部
「────もっと"楽しめたら"いいのにね」
in:クラアナ内部
進む、進む、一人で進む。そして一人で戻る。
一層から十層まで、進んでは戻る。
自分が安心できる範疇をぐるぐる巡る。
とても静かだ。
「ああ……やっぱり少しでも、独りでも何か話すべきだわ」
そうでもしないと、疲弊と孤独で気が狂いそう。
in:クラアナ内部
九層にまでやって来ると、キカイ以上に汚染された探索者達の姿が目立つ。
拘束衣の様な服を着た誰か、まるで天使みたいな輪と羽を持つ誰か。
もしかしたらほんの数秒前まで会話が通じたかもしれない誰か達が、ひとり、またひとり。
「ああ、ああ……ごめんなさい、謝っても仕方がないのだけれど。これじゃあまるで殺人だわ。先程まで普通に生きていた人を斬りつけて、その人からシザイを奪うの。そうしていかなきゃ生きられないのは分かっていても、これはとても……辛い事よ……」
どんな状況にあろうと、少女の口数はそう少なくなりはしない。
口では嘆きながらも必死に生き残る為に、思考を巡らせ体躯に見合わぬ大剣を振るう。
ゆっくりと馴染んでいく。このセカイに、このカラダが馴染んでいく。
in:クラアナ内部
「さて、今日もシザイを集めなくちゃいけないわ!今日はもうちょっと奥の方まで行ってみようと思うのだけど、行けば行くほどキカイさんも恐ろしくなるのよね。
そろそろ本当に腕や足を切られて、床に無様に這いつくばりながら帰ってこなくてはならない日が来るのではないかと心配で仕方がないわ。
お腹に穴が空きそうな痛みくらいは与えられたことがあるし、あの痛みを思い出しながら毎日毎日今日が最後なんじゃないかと思いながら生きてるわ」
「さて行きましょうか……」
長い独り言を終えればスン……となってクラアナへと向かって行った。
in:クラアナ付近
荷物をまとめてクラアナへと出発する前、集まっている人々を見てちょっと微笑んでいた。
軽く眺めて、すぐに離れていく。
in:クラアナ付近
「相手、いないけどね!」
「ウフフフフフフ……」
去って行った。
in:ファッションホテル
「あら、こんなところもあったのね。いかにもって感じだわ。ええ、いかにも!
こういう場所っていつか行ってみたいとは思っていたのよね、ほら、女子会とかにも使えるじゃない?
皆でごろごろしたり何か上映会をしたり……お洒落だし広い部屋もあるらしいから、そういう計画立ててみたかったのよねえ」
一人で大きなホテルの前、妄想を繰り広げてはべらべらと独り言を続けている。
「いいな~、いつか入ってみたいわ……」
in:ファッションホテル
「ああ、ああ……あんな光景を見ると慣れてきたとしてもやっぱり現実に引き戻されてしまうわ……フミエも汚染されてしまったらいつしか、ああやって誰かを襲うのかしら……見るに堪えない姿になって暗い闇の中を彷徨い続けるのかしら……」
固形食片手に食欲が失せそうな事を呟いている。
in:食料提供所
「ふ~~。今日はたくさん探索した気がするわ。その分色んな知識も経験も得られたし、何だかとっても成長した気分!
四肢を引き千切られたりお腹を抉られて穴を開けられたり、そういうトラブルもなかったし平和な一日だったかもしれないわね。明日そうなる可能性も全然あるけれど!」
「さて、ぐっすり寝るとしましょうか~」
何やらブツブツと独り言の煩い少女が、妄想を語りながら就寝スペースへと向かって行った……。
in:就寝施設
「私もそろそろ一度休んでおこうかしら。探索した後だしご飯を食べたり何か買ったりして、あと復習もちゃんとしておかないと」
「皆様、またお会いしましょう」
丁寧にお辞儀をしてから、一度その場を離れていく。
in:クラアナ付近
「武器ってどれくらいの種類があるのかしら?ひとつも見た事がないから分からないけれど、土塊も武器になるのね!」
in:クラアナ付近
「ケノンさんもありがとう、ただいま。
褒めてもらえると嬉しいわね、うふふ」
in:クラアナ付近
「そうね、今回はムキムキが二体も……しかも一体は不意打ちまでしてきて。やっぱり同じ階層に居座り続けると不意打ちを受けやすくなるのは、本当かもしれないわ?
1層でも侮れないわよね、本当に気をつけないと!」
in:クラアナ付近
「あら、鎧のあなた。ええ、ええ、ご親切な方のお陰でどうにかこうにかやっていけているわ。
ちょん切られずに五体満足よ、うふふ」
in:クラアナ付近
「ふう、帰ってこれたわ……!確かにちょっと強くなったかもしれないわ。ほんのりそんな感じがするわ。本当にちょっぴりだけれど、これはそれでも大きな一歩ね。まだ何処もちょん切れてないし、ありがたい事だわ」
クラアナからてけてけと戻ってきた。
in:クラアナ付近
喪失と選択と、それに纏わる意味を、取り落とさないで。
高梨 文江 私立かがり橋高等学校所属
バディ:無し
10/1…右の膝から下を欠損。模造生体義体を購入。
下腿から足までは赤みを帯びた肌色。
・Duetをたまに使います 出逢った相手にメッセージを送ります
気にくわなかったり交流ナシであれば無視してくださって構いません
・スカ以外フリー
・関係性はお好きなように
・ログ公開はご自由に
・何かあったらメッセージでお伝えします
・ほぼ夜の行動になるかもしれません
此処に来たばかりですが顔を知っていても構いません。
その場合はメッセージで追加の情報を出します。メモ
σ型-No.0[2525298]…ケノン
ギュナス[393894237]…ギュナスさん
わんわんこん[730070917]…わんちゃん
シノ_08『花』[41682907]…シノさん
クルクマ[43273624]…クルクマさん