CuraanaNow
「うぅ……さぶ」
濡れた髪を振ってエレベーターから降りる。
in:クラアナ付近
「あ!」
店に並んでいた青い飴を手に取る。
「良かった〜。再入荷してたんだ」
in:アンダーボード
「かーえーろー、かーえーろー!」
本当に読み取るのが下手なのか、貴方が凹んでいることに気付かず一緒に出ようとするだろう。
in:娯楽区画
「うん、じゃあグレンさんが素で居られる所に帰ろ。
僕、まだまだグレンさんの感情読み取るの下手だから……グレンさんが楽しんでる姿がいい」
in:娯楽区画
「……それ、帰る事だし。僕が楽しそうだし……いいの?」
貴方が楽しめるのか不安で顔を見上げている。
in:娯楽区画
「グレンさんだって、僕が楽しい事楽しめてる保証無いじゃん……
だから、お互い様!お酒飲めないけど、代わりにジュース飲んでたりするから!」
貴方の好きな事と言ったらお酒だろか。そんな事を思い出しながら言ってみる。
in:娯楽区画
「けど…………
えぇっと、じゃあグレンさんが楽しい事をしに行こうよ!
僕それがいい!」
in:娯楽区画
視線を向けられ、俯いてしまう。
貴方の感情が読み取りにくいのはそうだが、楽しんでいるのは自分だけと言われている気がした。
「……今日はおしまい! 帰ろっか」
in:娯楽区画
カラカラと回った台へ視線が切り替わり、焦らすように回る玉の行き先を見守る。
結果は――
「ん!? あれ!? 来――て、ないや……
9だと思ったら6かぁ。惜しい~~!!」
in:娯楽区画
「うーん……他に思いつく数字も無いし……
レークだし! あと、グレンさんも9付くし!
好きな数字? かも」
貴方が買ったチップを背伸びして覗き見してくる。
ダイスはそちらでお願いしまーす!
in:娯楽区画
「あ……ごめんね。グレンさんと一緒に遊べるのが嬉しくて」
行く先はいつも過酷なクラアナだから、そうじゃない場所も来てみたかったのだ。
「なーににしよっかなー。また9番にしよっかな」
特に何もなければまた9番をチップ1枚賭けることだろう。
in:娯楽区画
撫でられるとパッと笑顔を見せた。
「じゃあ行こ行こ!!」
貴方の袖をぐいぐい引っ張ってルーレット台の店に行こうとする。
さっき賭けていた券は、当たっても当たらなくてもいいのだろう。
in:娯楽区画
「……ホントに?
ルーレット、一緒に行ってくれる?」
恐る恐る貴方の顔を見上げていく。
in:娯楽区画
「それが、人間って四つん這いの方が早くて――
えっと、いや、ううん……はい………」
何が悪いのかいまいち分かってない顔で、貴方が不機嫌な雰囲気を漂わせたのを察して閉口する。
青少年は多くをエデンで学びすぎた。エデンの常識を受け入れてしまった。
「……ルーレットなら、一緒に……いや、行ってくるね」
怒らせたと思って、そっと貴方から距離を取る。
in:娯楽区画
「それが、人間って四つん這いの方が早くて――
えっと、いや、ううん……はい………」
in:娯楽区画
「そっか、お暇ならグレンさんも一緒にする?
人間犬レース」
此処はエデン。人権もクソもない場所。
人間が四つん這いになってレース場を駆けていくシンプルなものだ。
「グレンさんに倣って、少ない額しかしてないもん!」
in:娯楽区画
「……お仕事中だった?」
うわって言われたので歩みが途中で止まる。
「まぁその……んえへへ、結構楽しいから……」
いつもお祭りの様に騒いでノリで生きていられるので。
in:娯楽区画
もう一回賭けて、レースが始めるまで椅子にでも座ろうと辺りを探していると、遠くに見知った姿がいる。
「あ! グレンさん!!」
てってーっと追いかけてくるぞ!
in:娯楽区画
堂々と負けてる。
in:娯楽区画
「9番単勝!」
賭博場でオッズも見ずに賭け事をやっている。周りの熱気とアナウンサーの雰囲気を楽しんでいるだけ。
なお、一着を取ったのは1[1D20]だった様子。
in:娯楽区画