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No.959433596
マッティーノ
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age:????
sex:男性
height:173cm
weight:???kg
Favorite:冒険!
Hate:不自由

Comment
「大切な貴方と、冒険がしたかったんだ」
Items
iconCuraanaNow

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「…………」

白髪の男が、笑顔で死亡者リストを眺めている。

in:死亡者掲載所


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「……」


“シノ_008”
“ガストン・ハンス”

見知った名前。指先でなぞる。

in:死亡者掲載所


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「金が入って、力が手に入るところ…」

「英雄になれる、チャンス…。夢。
クラアナの、奥の、奥…ッ」

曇っていたアイボリーの瞳が、きら、と光る。
人形が焦がれた夢。あこがれ。
その夢を求めて、この大穴までやって来たのだ。

それをやりがいといい、夢として語る人間は、初めて見た。
がた、とカウンターに手を置く。前のめりの姿勢。

「…そしたら、何だってできるようになったら、貴方は何をするのですか?」

in:酒場


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「………」

胸にほおを当てる。
感じるのは、心臓の鼓動。それは、貴方が生きているという何よりの証。

瞼を下ろし、しばらくそれを感じて…。

喉が震えるような振動。
はっとして、もぞもぞと顔を上げる。

「…す、すみません…。俺、あの、今…音が、聞こえなくて。
もう一度だけ、口にしてもらえませんか?読唇術で、読み取りたいのです」

in:酒場


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「……」

ぱちくり、と目を丸くして貴方を見た。

「……イコールじゃ、ない…」

確かに、自分の憧れと彼らの死には、直接の因果はない…ように思えるが。

「…しかし、俺は、その人達に“冒険に行きたい”なんて希望を伝えました。共に冒険に行くために、二人とも、ひとりで、クラアナに向かって、それで……」

ふと口をつぐみ。

「……いや、その思考が、既に高慢、なのか…?
俺の為に、と考える事…それ自体がおこがましい……?」

人形は自己という存在への評価は低い。独特の方向で思考することに嵌る。
うーんと悩むも結論は出ないので、貴方にもうひとつの疑問をぶつける。

「……良いこと、ですか。貴方は……貴方は、クラアナを探索して、良いこと、ありましたか…?」

in:酒場


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席につくと、先ほどの話を、処理し始める。
ただ、複製体の話には沈黙する。その様子が、何よりも雄弁なのかもしれないが。

「……友達、友達だから、心配して、普通………」

人形は、貴方のぬくもりに慣れ、ほう、と息を吐く。

「………すみ、ません。お手間を、おかけしました。
黒猫様は、大丈夫…ですか?お怪我は、されていませんか?貴方が、無事かどうか、確かめたくて…」

in:酒場


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よすよすなでなでされている人形は自失呆然しているのだろうか、なされるがままになっている。
促されるのなら、大人しく椅子に座るだろう。


in:酒場


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「…そう、ですか。…俺も、夢…の、為です」

ふと貴方から視線を外し、何かを思い出しているかのようにグラスの淵を指でなぞる。

「俺は、冒険がしたかったのです。未知の場所に行くことに、憧れていました。
けれど…。そのせいで、大切な人たちを、失いました」

苦笑しながら視線を貴方に戻す。初めて会った貴方に、到底話すような話ではないが、止まらなかった。
ここが、あの人と初めて会った場所だからだろうか。効かない酒を呑んでいるせいだろうか。

「……それでも、まだ、探索がしたいと、思っています。自分は、壊れているのでしょうか」

in:酒場


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「だ、大丈夫ですか…?」

そんなに動揺されると思っていなかったので、人形は目を丸くして驚いた。

「成程…。甘くて、美味しそうですね。今度、飲んでみようと思います」

人形は、グラスを揺らす。氷の音が雑踏に消えて。

「……そうですか。貴方は、何のために、探索を?」

in:酒場


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「………」

暖かいぬくもりを感じるも、身体はこわばったまま。
冷静さを欠いている状況でも、貴方の言葉を理解しようと読唇術を試みる。

「………心、配……?心配、だって……?
………どうして、俺の心配なんか、するのですか」

震える声。ぐ、と己の手に力が籠る。

「貴方“たち”の方が、先に壊れてしまうのに…!」

in:酒場


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奥の方の席。そこに貴方の探し人は座っていた。外傷はないが、どこかぼんやりとしているように見えるだろうか。
大きな振動に反応して、入り口の方に視線を向ける。

「…!…黒猫、様…、黒猫様……」

貴方の姿が目に映ると、走り寄って行く。
人形は貴方の身体に触れる。それは、怪我がないかどうかを確かめるような触れ方をしている。

in:酒場


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「……?」

あれ?聞こえなかったのだろうか。
疑問に思いつつ、じい…と見つめながらもう一度話しかけてみる。

「…それは、カルーアミルク、ですか?
その酒が、貴方のおすすめ、なのでしょうか」

in:酒場


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「……隣、失礼します」

白髪の男が、貴方の隣に勝手に座る。
マスターに声をかけると、白髪の男は焼酎のロックを注文した。

「貴方も、此処で探索されている、方ですか?」

人形のような顔をした男は、貴方の顔を見つめながら訪ねた。


in:酒場


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「…まだ、マスターを、応援していただけるんですね、ありがとうございます」

それは、本心ではあるが、会話<あなた>から逃げるように。

「…マスターを覚えてくれる、優しい人。
貴方も、どうか死なないよう、気を付けてくださいね」

止められなければ、人形はこの場を去ってしまうだろう。

in:死亡者掲載所


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「……」

「マスターとは、協力関係です。マスターが、そう言っていました。
…マスターは、出世欲の塊でしたが…優しい、人でした。
協力関係のその先を見せたいとも、言っていました。…結局、それが何か、分かりませんでしたが」

からっぽになってしまった胸を抑える。
優しい彼の記憶を再生するのは、諦めた。
何となく、自分が壊れてしまいそうな気がした。

「……どう、ありたかったのでしょう…。
俺は、彼と一緒に、冒険をしていられるなら、それでよかったのです」

考えるのは、苦手だ。
考えたところで、死者は蘇らない。状況は好転しない。

…この時はまだ、人形には、向き合うバイタリティは無かった。

(※発言、何度も失敗してすみません…!)

in:死亡者掲載所


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「……」

「マスターとは、協力関係です。マスターが、そう言っていました。
…マスターは、出世欲の塊でしたが…優しい、人でした。
協力関係のその先を見せたいとも、言っていました。…結局、それが何か、分かりませんでしたが」

からっぽになってしまった胸を抑える。
優しい彼の記憶を再生するのは、諦めた。
何となく、自分が壊れてしまいそうな気がした。

「……どう、ありたかったのでしょう…。
俺は、彼と一緒に、冒険をしていられるなら、それでよかったのです」

考えるのは、苦手だ。
考えたところで、死者は蘇らない。状況は好転しない。

…この時はまだ、人形には、向き合うバイタリティは無かった。

in:死亡者掲載所


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「……そう、ですか。貴方は、俺が知らない、マスターを知っているのですね」

…羨ましいな、との声を出すことはできなかった。
バイタルが低下していた。

「…俺も、結局、分からないままでした。派遣社員だって、マスターの言うエリートだって、」

「……貴方にとって、マスター…B様は、どんな方でしたか?」

in:死亡者掲載所


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「……そう、ですか。貴方は、俺が知らない、マスターを知っているのですね」

…羨ましいな、との声を出すことはできなかった。
バイタルが低下していた。

「…俺も、結局、分からないままでした。派遣社員だって、マスターの言うエリートだって、」

「……貴方にとって、マスター…B様は、どんな方でしたか?」

in:死亡者掲載所


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「…………」

貴方の口の動きを見て、話している言葉を読み取る。

「B様は…確かに眼鏡をかけていました。いつも、背広を着て、酒場に入り浸っていらっしゃいました。
エリートを目指していたので、きっと、貴方の話す方と、一致していると、思います」

「…マスターは、俺に名前をくれて、探索に連れていってくれました。
だから、お仕えしようと思ったのです。
…その、貴方は…マスターと、お会いしたことが、あるのですか?」

in:死亡者掲載所


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エリート、と言う言葉が、緑髪の人間から聞こえた。
思わず、声をかける。

「……すみません。…貴方は、マスターを…、B様を、知っているのですか?」


in:死亡者掲載所



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マッティーノ
【機種名】セレナイト・Σ(シグマ)・9(ナイン)

戦争で扱われるゴーレムだったが、冒険がしてみたいがために組織を抜け出した。
その拍子に、右耳の機械が損傷してしまっているものの、機能的には問題ないようだ。

冒険ができることに胸を躍らせている。
顔立ちはまるで西洋人形のように綺麗。

聴覚の感度が0となったため、音が聞えない。
超音波を発し、その振動を感じ取って行動することができる為、戦闘自体に支障はない。
また、読唇術を扱えるので、口を見ながらであれば会話もできる。


--交流記録--No.570749811派遣社員B=関係性:バディ
…俺に“朝”という名前を与えてくれたマスターだ。協力関係にあるとのこと。損傷を負った俺を助けてくれた、優しい人だ。俺は、彼の願いを叶えたいと思う。
最初で、最期の、バディ。

No.7818627黒猫=関係性:友達
…友達になれなかった人。友達になってくれた人。初めて会った貴方との約束は守れなかった。もっと早く、強くなっていれば良かった。
貴方だけでも、お守りしたいと思います。

No.11882844
…龍人、だろうか。しおしおになっていたので、水を渡した。

No.752800671ニャゾ
…クラアナと、クラアナに生きた人間の話をしてくれた。これからの冒険への参考になった。





--人形の書き残し--9月29日。マスターが、B様が死んでしまった。
俺は結局、黒猫様との冒険の約束も、B様との約束も果たせなかった。
何一つ、守ることのできない、酷い欠陥品だ。
こんな人形に、価値などあるのだろうか。

声を聞かせて。どうか、どうか。答えて…。



--PL情報--・ゆるふわにやっていきたいです
・なんでもフリー
・BL/NL/GLオールOK。
・置きレス気味、全チャはあまり追えていないです、すみません…!
・何かあれば「@huji_pan」まで(チャットでもOKです!)