＊フタハナ＊

≪謳う黒百合≫

・自分のこと

姓は三倉　名は秀逸
黒髪黒目の、童顔女顔の男子高校生。
体つきどころか骨格が華奢な少女のそれで、声変わりもしていない。

勉強は一切できないけれど運動神経が良く
また見た目以上に力も強く、無意識に手と足が出るくらいには喧嘩っ早い。
そんな彼の趣味は歌うこと、料理や掃除などの家事全般。そして喧嘩。
その性質はわりと好戦的な狂犬だった。

・異能と家族のこと　其の一

過去に開催された*フタハナ*参加者の、生き残りの縁者で
"眼"に関する異能を与えられたままの父と
"水"に関する異能を与えられたままの母を持つ。

そんな彼が与えられた異能は、
身も心も凍えそうな寒い場所の空にたなびく≪極光≫と、『最果ての光』を造り出す力だった。

・異能と家族のこと　其の二

身近にいる大人――使用人の中には
過去に開催された*フタハナ*に参加していた者も多く
その輪の中に産まれて、その輪の中で生きてきた彼にとって
異能はそこまで、現実離れした概念ではなかった。

――その輪の中から一歩でも出てしまえば
異能などと云ったモノは、空想上の創作物でしかなかったが。
それでも異能は、現実離れした概念ではなかった。

その空想上の創作物を嗜むオタクでもあったので尚更である。
お小遣いはよくアニメのDVDやキャラグッズ、ソシャゲのガチャで溶かしがち。

・兄弟のこと

つまりは、まあ……継いでいかなければならないモノが多くある家に産まれたが
双子として、片割れの弟として産まれた彼は次男坊として
比較的自由に、生きる事を許されていた。

双子の兄のことは尊敬しているし
双子の兄からも純粋に愛されている。
兄弟仲は良い方だけれども、多少の負い目もある。お互いに。……お互いに？

・これからのこと

その他色々、等し並みに悩みを抱えながらも
ここで知り合った少女と、帰った先でも付き合いが続く――かもしれない人達と
なんでもない日常を生きていく。

ちなみに異能は封じることも、消すこともできなかった。
まあ……ちょっと身体能力が上がるくらいだし、別にいっかな！

あと帰ったらネコを飼う。絶対にだ！

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picrew【おなかすいた】と【ぽんぽんぺいん】にて作成しました。
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