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No.17 シュルセーヌ
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age:16
sex:female
height:155cm
weight:52kg
Trend:理由があれば
Favorite:服飾、ティータイム、友達
Hate:―CLASSIFIED―
Comment
「友達が沢山出来ましたわ。鬼灯様……。」
【Battle_Log】
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DS学園大附属女子高等学校に属する女学生。
お嬢様学校の規範とも取れるような生徒が多数在籍する中で、快活に動き回る新入生。
お世辞にも付け焼き刃程度しかないお嬢様言葉を喋るお嬢様見習い。

学校の入部シーズンの際に一通りの部活動を見て回った後に茶道部の部室に入り浸るようになった。

シャネルはソウルネームであり、本名は別にある。
ある人物に授けられた名前でもあるらしく、自身もそう呼ばれる事を好んでいた。
現在はソウルネームよりも、本来の名前で呼んで欲しいと言っている。

実家は名前を出すと誰でも知っているような服飾ブランドの卸売業。
……ではなく、名前を出すと誰でも知っているような服飾ブランド。



数列は舞っていた。



数字は刷り込みや乱数という羅列に用いられ、
そして一般人が広く親しむものだ。
彼女の異能は、その数字が形を取る『真狼』――ジェヴォーダンの獣であった。

THE BEGINその実、シャネルは名前を出せば誰もが知る服飾ブランドのご令嬢である。
幼少期に家元から『数列』を植え込まれて日本支社の支部長家に『養子』で入っている。
どうやら、家元の思惑として「成長したら支社も家族経営で」というものがあったようで
『刷り込み』教育は日本に移り住んだ後も続けられたようである。
ただ、一つだけ失敗した事があった。どれだけ刷り込んでも、結局は『一般人』である。
成長にブレは生じ、結果的に『お嬢様らしからぬ』性格に育ってしまう。
――――そして時は流れ、DS学園大附属女子高校へ入学。オリエントとの出会いを経て
この島へ来る事となった。


THE NUMBERSシャネルが目覚めた力は、『刷り込み』によって植え付けられた『数列』の顕在化である。
時限式の爆弾であり、生贄を捧げた後は更に『数列』がシャネルを蝕む事となった。
『刷り込み』の存在に茶道部に入部した際に気付いたか知らずか……。
オリエントの『助かるのだけれど』という言葉による命令に忠実に従う。
この島でも健在だが、シャネルは『お姉様の勅命を果たす為』と従い続けるのである。
ただし、シャネルが『数列』による自身への干渉を止める為に、一人自問自答をする事で己を再定義。
徐々に、『刷り込み』と『数列』の支配から抜け出しつつある。

最期、ジェヴォーダンの獣と共にシャネルは支配から抜け出した。
そして、本来の自分――シュルセーヌ――へと全てを託し、意識の海の中へと姿を消した。


THE FRIENDS同級生であるカルティエとは、家元の会社の国が同じである。
カルティエから教えてもらったマインカンフを始めており、
下手くそではあるが頑張って追い付こうとしている。先行しがちらしい。
ただ、それ以外だとオリエントと親しい程度であり、学校では空回りしがちである。

でも、この島で出会った人達……あなた達のお陰で、彼女はずいぶんと成長した。
彼女と話したことある人達全員が、彼女にとっては『友達』だ。


THE SEQUENCE[ALL]:この島で知り合えた人達全員が、友達である。
 もちろん、話したことがなくても――友達になれるでしょう。
 それがレディの嗜みなのですから。


THE BUDDY彼女にとって『友達』は沢山出来た。
シャネルはそう考えていた。 シュルセーヌとなった今も、それは変わらない。
大事な友達、オリエやカルティエ達はもちろんのこと、この島で出会った人々全員が友達だ。

だけれど、彼女にも『大事な人』ができた。

天狗 鬼灯(あまいぬ ほおずき)。 読書好きで、少しだけ気弱で……。
それでいて、正直な、ちょっと独占欲が強い、同い年の紳士が。



TRUE ANSWERES・本名、シュルセーヌ・ヴィアル。
創業者の名を冠する大企業を継いだ者の一人娘は、『数列』によって様々な解を得た。
誰も知らない黒塗りの歴史の中で、それを知る一人として生きる事を決めた。
そして、『憧れ』の人と対等な関係で居たいと思った。だから、『友達』になろうと決意した。
――淑女として、『憧れ』に近付くために。もっと、切磋琢磨するために。

・島で殺した人のうち、ヤンと呼ばれる不良少年だけは明確に殺意を抱いて殺害に至った。
 その際、彼に「お前もそうだ、人殺しという悪魔の顔だ」と言われ、精神的に一度嘔吐。
 だが、それは結果として「もう二度と自分の意志で、明確な殺意を持たない」つまりは
 感情的な殺害はしないと誓った瞬間でもあった。 ゆえに、ヤンにある種の感謝はしている。
 ……残念なのは、もう伝えられない事だ。

・精神を病んだ者にとって、死ぬ事は簡単な事だ。
 ……一般人が生きる為とはいえ、毎晩毎晩一人ずつ人を殺した場合。
 どんなに元気でも、確実に精神にダメージを受けているのである。
 ――――『数列』の影響が薄くなった今、彼女を死から遠ざけるものはない。
 拠点に保管されていた、大口径の拳銃を見た時に。
 ……ジェヴォーダンの獣は、役目を終える準備をしていたのだから。

・役目を終えたシャネル――もとい、ジェヴォーダンの獣は。
 『数列』と共に彼女の人格から姿を消していった。
 『友達』がそこに居たから。彼女は本当の自分を引きずり出してくれたのだ。
 本当の自分……シュルセーヌとして、シャネルは生きていく。
 古きシャネルが、新しき風を取り入れたシャネルとなる。
 真に『洗脳』から解けたかは不明だが、マシにはなった。

・恐らく帰還後は、『数列』等から解放されたことによる跳ね返りが予想される。
 命を奪って生きた事実は消えないがために、シュルセーヌはシャネルの苦しみを受け継ぐ。
 だが、それは幾らかマシなものとなって記念碑となるのであろう。
 何故ならば、相談に乗れる『友達』が沢山出来たから。『大事な人』ができたから。
 自分の『死』に駆け付けてくれた人たちが居た事実があったから。
 自分はもう、ひとりぼっちじゃない。
 そして、立派な淑女となって……会社をちゃんと継げるようにしようと決意もした。
 シャネルが――自分が――夢見た、母が示した理想のレディとなるために。

・帰還後は、鬼灯と恋仲関係にある。
 お家元はシュルセーヌならびにシャネルの恋愛関係に関しては口出しをしなかったため、
 良好な関係を築く事ができるだろう。
 ――ただし、父はシュルセーヌの催眠が解けていることにいつか気付く事になる。
 シュルセーヌが成長して、日本支社の椅子に『正式な手段で』就いた時。
 本国フランスの椅子も継ぐと宣誓した時。 父は過ちを認めるだろう。

 その時に隣に居るのは、鬼灯様。貴方でありますように。 ――シュルセーヌ





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